エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#怒かれる自分の恐れ #厳罰にしても何も解決もしない誰も救われない

2017-10-25 02:23:55 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

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インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 偽りの前進
   「《私》という感じ」と真実な関係   仏道は自己なり 「仏道は自己なり」とは、浜松市半田山の龍泉寺参禅道場の門にある、道元禅師の言葉です。仏教も、......
 

 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?

 第17章。「バラバラな自分をまとめる:決めるのは自分」です。p.296の,第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 

 ピーターが次に言ったのは,「自分が横柄だから,同僚や学生との関係に影響がありました」ということでした。ピーターは,職員会議では,一人ぼっちで,自分が嫌でしたし,病院のパーティーでは,落ち着かない感じだったそうですよ。「怒った自分が人を脅すやり方を変えたら,どうですか?」と私がピーターに尋ねると,ピーターは「そうですね」というわけです。「怒った自分は,体の何処にありますか?」とピーターに尋ねると,ピーターは「胸のど真ん中に怒る自分がいる」ってことに気付きました。ピーターは内観しているときに,「自分の内側に対してどう感じますか?」と訊くと,「おっかない」と応えました。

 

 

 

 

 

 怒りというと,非常に攻撃的で能動的なものと誤解するかもしれませんが,そのベースにあるものは,「おっかない」だとか,「悲しい」とか,「残念」「不安」「不満」などの,受け身の体験とそれに基づく気持ちであることが圧倒的多数です。ですから,怒りの行動だけを見ていたのでは,ことの本質は解決しない場合がほとんどです。

 ですから,石橋和歩容疑者の無謀運転歴をいくら調べて,罰しても,何の解決にもなりません。今のニッポンの残念な現状です。

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