人に大事にされた~いのに…人を大事にするのは、司馬遼太郎さんが教えてくれているように、労わり、他者の痛みを感じること、優しさを、訓練を通して身に着けることなのか、それとも、セックスなの...
ヘンリ・ナウエン。そう言われても、知らない人の方が多いでしょう。私はもともと知的障害の子どもの施設の職員でしたから、いまでも、知的障害の人たちの福祉には、非常に関心があります。ヘンリ・ナウエンは、カトリック司祭でありながら、ピューリタン、プロテスタントの大学であるハーバード大学で神学の教鞭を採り、しかし、突然大学の職を辞して、知的障害の人たちとの共同生活に入りました。変わってますね。
そのヘンリ・ナウエンがおもてなしとは何か?を語ったところです。
この本の最終章で私は、牧師の一番大事な態度は、おもてなしだと書きました。牧師とは、自分自身が傷ついてあることを、他の人が癒される元になるように生かしてもらいたいと願う人のことです。願わくば、この態度の意味のするところがハッキリするのは、牧師らが感度の良いもてなし手になってもらいたいと呼ばれる、いろんなお客様のおかげ、ってことになりますように。
この感度の良いおもてなしは、どなたにも喜ばれるものではないでしょうか?
自分自身が傷ついているその傷を、他の人が癒される手立てにすることは、牧師だけの専売特許ではなく、医者、看護師、保育士、セラピスト、教員、介護職…など、ヒューマンサービスや接客業にも当てはまるものではないですか?
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