エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

犯罪少年教育プログラム

2016-06-02 04:11:35 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
とっても日常的な 「儀式をする関係」
  「儀式をする関係」は、とっても、個別的なのに、ある集団内にとっては、非常に典型的、という相矛盾した性質を同時に持ちまして、誠に臨床的です。 The lif...
 

 

  発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達は、非常に重たい精神病です。たくさんの人の協力と、民主主義的な話し合いが、発達トラウマ障害(DTD)の子どものケアには必要不可欠ですね。

 The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.341の、第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 2005年の冬と春、ボストンのいくつかの公立学校とマサチューセッツ州の犯罪者教育局が共催する特別な一日学校で、その出来上がったプログラムを試しました。それは混沌とした状況でしたが、生徒たちは、学校と刑務所を行ったり来たり。生徒たちはみんな、犯罪多発地帯の出身者で、身の毛もよだつ暴力に毎日されされてたんですね。私は、こんなに攻撃的で、不機嫌な子ども達に出逢ったことは、それまでただの一度もありませんでした。口を開けば激しい悪態をつくは、ケンカ腰に閉じこもるはという生徒たちに日々関わっている中学校や高校の教員たちのくらしを垣間見る思いでしたね。

 

 

 

 

 

 非常困難な、非常にやりがいのある関わり。でもね、アメリカには、犯罪を犯すように中学生や高校生の教育プログラムがチャァンとあるし、そういう教育プログラムを創り出していこう、という人々がいることに感動しますでしょ。言われたことをやるだけの、考えなしのルーティーン・ワークとは大違いですね。

 

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