大人になり切れない人たち大人は、捨て身になれるからこそ「大きな人」なんですね。小さな人は何歳になっても、人の世話なしには生きられません。 The life cycle completed ......
発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子ども。友達関係では、人と違えば、仲間はずれにされかねません。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.147の第2パラグラフから。
親子関係のハッキリと決まっているルールを理解する力を身に着けて来なかった人がいたら、友達関係を教えようとしても、無理な話です。歩く事みたいに、より高度の運動機能が、脳幹などの低次の脳がリズムのある働きをすることに、依存しているみたいに、より上級の対人スキルを身に着けるためには、基本的な訓練が済んでいなくっちゃならないのと、同じです。
つまり、親子関係がうまくいかない場合、友達関係も、職場の人間関係も、夫婦関係も、次世代の親子関係もうまくいくはずがない、ということです。はっきりしてますね。
ですから、中高生になって、お友達とうまく関われない、大人になって、パートナーとうまく付き合えない、ということは、そのこと自体を解決しようとしても、うまくいかないことが多いんですね。その際に大事なのは、親が生きていれば、その親子関係を改善することが大事かもしれません。しかし、それよりも、心の中の親子関係、すなわち、良い心の方の良心を手当てすることが、サイコセラピストの大事な、ほとんど唯一の仕事になりますね。
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