#超越的全体像 # #全体像に対する確信 #やり取りできるのが大人 #全体像がないと人は成長できない

 

聖書の言葉：　「聖書を学ぶ会」報告から　：　悪魔の実力

 偽善者２人　ふるってますよ   「大事なことは、心(間)で見なくちゃね！」 　臨床家は、まず第一に、クライアント「と共に」、クライアント「のために」臨床をして......

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　今宵は，再び，Toys and Reasons に戻ります。p.107の，14行目途中から。

　会社の重役や政治家，大学（東大も）の教員，裁判官，神社の（元）神官までが，呆れるほど子どもっぽく，ウソと暴力に塗れている，今　だからこそ大事な，「大人になる」ことの意味を考えます。

 

 

 

 

 

世界の全体像のある社会の中で，やり取りできる人になる時にだけ，その人は，大人になるための接心修行に入れます。大人とは，将来に対するイメージを確信をもって見通せるという意味で，おそらく，次世代の人たちの人生の中で，礼拝を司る司祭になる，という意味もあります。世界の全体像の価値に対する確信だけが，生涯を通じて日常生活を礼拝にする中で発達した，全てのスピリットを，１つの世界の全体像の中に結び付け，様々な考え方や理想を筋の通ったものにしてくれます。

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人間らしい意味で，十分に大人になるとは，科学技術と政治の世界も司る全体像の中に，歓んで参加して，１つの特別な仲間に不可欠の，変更することができない（訳注：変更できない，ということは，超越的である，ということと同じ意味，この世のものは，すべて変更可能です）価値とイメージも歓んで持つことができる，そういう心の習慣がある，という意味です。

 

 

 

 

 

 

　今のニッポンで，こんな超越的な価値を信頼している人って，絶滅危惧種でしょ。だから，信頼している超越的全体像のある人って，とても少ない。

　ウソとゴマカシだらけ，暴力と殺人だらけなのは，ニッポンが，信頼できる超越的全体像を失っていることの，悲劇的，喜劇的結果です。

　これは何も，日本に限ったことではないのですが，キリスト教，イスラム教，仏教のような超越的な全体像があった文化では，まだまだ，超越的全体像を信頼している人も少なくないわけです。

　エリクソンは，そういう超越的全体像が，大人になるためには，必要不可欠と考えたわけです。