今日の聖書の言葉は,気違いじみた想像力。ちょっと,言いすぎなんじゃないの?とおっしゃる方がいるだろうことを重々承知の上でのお話。自由が大好きな私のいたずらだと思われて結構です。
『新約聖書』の最後の方にゴチャとある短い手紙類のなかで,比較的な外敵が身が「ヘブライ人への手紙」です。その11章が気違いじみた想像力を考えさせてくれます。
「信仰の本質
11章 1信仰は望むことの実体、見えぬものの証拠です。」
前田護郎先生の翻訳と,新共同訳の翻訳は,元が同じとは思えない程です。下が新共同訳。
「信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである。」
前田護郎先生が「実態」と訳しているὑποστασις ヒュボスタシスは,ὑπο下に+ ἵστημι 立つ,下に立つ,という意味ですが,①確信,確証,②保証に実質を与えるもの,土地の権利証,③実質,実体,本質,という意味があるそうです。土地の権利証という意味があるように,すでに土地を手に入れているのと同じだということです。信頼とは,まだ手に入れてないことを,土地の権利証を持っているみたいに,手に入れているのと同じになっていることだ,という訳ですね。気違いじみてますでしょ。
私どもクリスチャンは,この気違いじみた想像力をマジで生きる存在なのかもしれませんよ。
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