エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

「#善意の暴力」と「#無意識の暴力」は、 こうして生まれます

2015-08-17 08:12:36 | アイデンティティの根源

 

「発達トラウマ障害」Enpedia と 
 発達トラウマ障害を英語で・英訳 ‐ 英和辞典・和英辞典 Weblio辞典

 をご参照ください

 

 「ねばならない」のたくさんある、真面目人間の悲劇ですね。いくらやっても、心からの平安がありません。

 Young Man Luther 『青年ルター』p.219の第2パラグラフの、下から4行目途中から。

 

 

 

 

 

今使っている言葉、すなわち、英語でも大事なことですが、ドイツ語でも同様に大事なことです。「正しいこと」(訳注:「ねばならない」と思っていること)(ドイツ語のrichtig リヒティヒ 「正しいこと」)をする者は、「自分は正しい(ドイツ語のrecht ライヒト「正しい」)」と考えるものですし、その正しいことを他人に押し付けなければならない(あるいは、正しいことを他人に押し付ける権利がある)と言い張ります。

 

 

 

 

 

 「ねばならない」がたくさんある人に限って、その「ねばならない」を押し付け「なければならない」し、それが「正しいこと」と勘違いするわけですね。実は、ここが、善意の暴力、無意識の暴力につけ込まれる、大きな隙なんですね。

 

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