発達トラウマ障害≒愛着障害には、実に様々な合併症があることが分かります。しっかりと「発達トラウマ障害≒愛着障害」と診断・アセスメントすることの大事さが改めて、お分かりだろうと思います。
今朝も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : defelopmental trauma disorder)をDSM-Ⅴにハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の40目。
今朝は、妥当性と信頼性の章の11日目。
治療に対する反応 : 発達トラウマ障害の履歴があったり、症状があったりする子ども達は特に、現行の現状回復的な心理療法や薬物療法では治りずらいことが分かります。たとえば、たくさんある、トラウマに焦点付けした認知行動療法は、情緒・行動障害の重度の子ども達に推奨されますし(コーエン、マナリノ、デリンジャー、2006)、こういった課題のある子ども達に対して、強くトラウマを暴露することのない、いろんな治療法が試す、いろんな研究も行われています。
発達トラウマ障害≒愛着障害には、認知行動療法や暴露療法は効きません。それはすでに、The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の中で、ヴァン・デ・コーク教授がハッキリ言っています。すでにこのブログで翻訳していますから、ご存知の方もあるでしょう(言うは易し、行うは難し、「もうダメだぁ」 心が挫かれる体験ほか)。発達トラウマ障害には、心理療法、薬物療法、ボディーワークの組み合わせが効く、とヴァン・デ・コーク教授は言いますね。
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