エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

矛盾律は科学ももたらす

2014-09-06 13:35:14 | エーリッヒ・フロムの真まこと(の行い)

 

 ドグマが勢いを持つと、人間が苦しくなります。

 p74の7行目から。

 

 

 

 

 

 

 思想を強調すると、もう1つけ歴史的に言って、とても重要なことが続きます。思想の中に真実があるという考え方は、ドグマをもたらすだけじゃなくて、科学ももたらすのです、科学的思想には、正しい思想は、どれでも大事だが、それは、知的誠実さから見てもそうですし、科学思想を実践に生かす、つまりは工業化する、という側面から見てもそうなんですね。

 つまり、矛盾律の思想は、その場に踏みとどまることと、自己≪超越≫へと、通じました。アリストテレスの立場は、ドグマと科学、カトリック教会、核エネルギーの発見に、通じました。

 

 

 

 

 

 正しい思想は、科学にも通じているのは面白いですね。科学は、自律的力がありますが、良くも悪くも、自律的に進化しやすい。しかし、核エネルギーが、具体的に日本の国土を汚染し、人の住めない地域を、広範囲にもたらすと気が来るとは 考えつかなかった人が多数派でした。

 

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