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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.308,最後のパラグラフから。
自分が作り出した生活劇の場面をざっと見渡すと,マークさんは,背筋をシャンとして座り直し,目をカッと見開きました。霧が晴れたのは明らかでした。マークさんはガッテンとばかりに頷いて,しばらく無言で重苦しい空気のままでした。自分の「父親」を見つめて,「お前は最低だ,偽善者だ,僕の人生をメチャメチャにしやがって」とぶちまけました。私はマークさんに,「これまで口にできなかったけれども,言葉にしたかったことをすべて,お父様にお話ししてはどうですか」とマークさんを誘いました。しばらく父親に対する非難が続いた後,「昔僕が殴られたみたいに,体を動かしてください」とマークさんは父親に指示しました。それは,マークさんが,自分が父親を殴った様子を見るためでした。マークさんが問わず語りに,「僕は,怒りがコントロールできなくなるんじゃないか怖かったんです。それが怖くて,学校でも,職場でも,その他の対人関係でも,人と関わらないようにしてたんです」と語りましたが,私は取り立てて驚きませんでしたね。
なぜ,ヴァン・デ・コーク教授は驚かなかったんだと思いますか? それは,教科書通りだったからです。その教科書は,フロイト先生の教科書です。エリクソンもこの教科書のことを繰り返し引用しています。精神分析のことを一度でもキチンの学んだ方なら,どなたでもご存知のはずです。アメリカではペーパーバック,新書版があるくらいです。
前置きがいつも長くでゴメンナサイね。マークさんがしたことは,かつて父親にされたことを,ここでは,マークさんが父親にしているのです。でも,これは単なる復讐とは違います。そこがポイントかもしれません。
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