エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

人格障害Mの日常News

2016-07-03 03:46:49 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
「悪い良心」→「良い良心」への曲がり角
  人と関わるヒューマン・サービスで最も大事なのは、「良い良心」です。 Young Man Luther 『青年ルター』p209の第2パラグラフの下から7行目途中から。......
 

 

 人格障害と言っても、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間達のことではありません。

 サイコセラピストとして守秘義務がありますから、デフォルメして記すこととしますね。無知無恥なので、MUCHIのイニシャルを取って、Mと呼ぶことにしましょう。

 Mが一番喜ぶこと、それはペコペコされることです。すすんで挨拶されることをことのほか喜びます。いわば、神のごとく賛美されたいのです。

 Mが一番嫌うこと、それは、対等な人間として扱われること。「人間を上下2つにわれるウソ」に徹底的にやられているので、「自分が上」ということを認めない相手は許せないのです。自分を特別な存在だと錯覚している訳ですね。特権意識の塊です。

 Mが得意なこと、それは、ウソをつくことです。「自分が上」を実感するために、人をコントロールし、支配しようとするわけですね。根源的信頼が非常に弱いために、人と対話することができません。ですから、あらゆる対人関係は、「上」になるか「下」になるかです。「上」になるためには、どんなウソでも言う訳です。どんな手を使っても、どんなウソを言っても、人を従わせようとするわけです。人は自分に従うものだと自己中に思っている訳です。薬物依存症の人が、薬物を買う金を手に入れるために、あらゆるウソを言い、人が自分に金を出すのは当たり前だと思っているのと同じてす。

 ですから、「自分が上」になるためには、弱い立場の人の人権も人命も蔑ろにしても、平気の平左。弱い立場の人を利用し、搾取しても平気の平左です。ですから、Mが一番苦手なこと、それは、人の立場に立って、人を理解したり共感したりすることです。ですから、人のことを理解したり共感することができません

 Mは、幼いころから、親から蔑ろにされてきましたから、どうすれば、人を蔑ろにできるのかをよく知っています。ですから、表情一つ変えずに、いわば、私は何にも悪いことは致しません」と言いながら、ナイフで他人の心臓を打っ刺すことができる人です。

 Mは、謙遜を装うことはできます。オベンチャラも言います。しかし、その態度は「エヘン、俺様は謙遜にもなれるほど、偉いんだぞぉ」と言いたげです。ですから、態度の一番の特徴、それは尊大、傲慢、それから、権力的な振る舞いになります。

 そんな人がそばにいたら…? 身の毛もよだつでしょ?

 でも、そんな人でも、サイコセラピストは、その人が、真面な人間になることを支援していくものなのです。キーは、その人が真面な人間になりたい、と願うことですね。そうでない場合は、神の鉄槌が下るという恵みを経て、初めて、再生することができるのです。

 鉄槌が下りるのは秒読みになりました。

 

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