昨日の朝日新聞(11.25, 2015 12版▲一面)には、偽装マンションの記事があります。上の写真がそれです。旭化成建材は、3052件の工事の内、360件でウソとゴマカシがあったといいます。これは、旭化成建材が自分で調査した結果報告にすぎません。詐欺師や泥棒が、自分の悪行を少しでもよく見せようとするのが世の常です。この自己評価も、大甘と見るのが当然です。ここで、私はフト考えます。このような日本市民の「人間として正しいこと(human right)」を踏み躙ることをしでかしておいて、これを行政が調査して糺す(ただす)仕組みさえ、日本にはないんだ、ということです。アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちの「仕事」の怠けぶり、日本市民の「人間として正しいこと(human right)」を守り、充実させるという本来の政治の仕事に対する怠けぶりが、また、また、また、また、あぶりだされた格好です。
旭化成建材は、一部上場の大企業、ブランドもきらりと光る、三井不動産レジデンシャルが発注した工事の下請けの下請け…ですから、この旭化成建材の、ウソとゴマカシの、手抜き工事を三井不動産レジデンシャルが知らないはずがありません。ウソとゴマカシがあるのを承知で、お客には、「多くの人の手で膨大な作業を経て建てられるマンション。三井不動産レジデンシャルでは、長年のノウハウを結集し、独自の設計標準を定め、建設における全ての工程において、施工会社などの検査だけにたよることのない、社員自らによる徹底したチェックを行っています。」(三井不動産レジデンシャルのホームページ(http://www.mfr.co.jp/philosophy/quality/)と真に立派なことを宣い(のたまい)、宣伝(誇大広告=これも、ウソとゴマカシ)をしてたわけですね(詳しくは、横浜のマンションのウソとゴマカシから見えてくる「正しい」基準や日本人の組織の無責任構造:日本軍の抑圧移譲とゼネコンの下請け構造を参照ください)。
つまりこれは、一部上場企業、ブランドもきらりと光る、三井不動産レジデンシャルも、旭化成建材も、お客にウソとゴマカシを言うことが仕事だった、ということでしょう。立派な大人のすることではありません。ヤクザか詐欺師がやることでしょ。今のニッポン、ヤクザか詐欺師がしでかすことを、「一流」とか「大」が付く大人や会社、公務員が平気の平左でやる所に、ビョーキと貧困があります。
私どもは、ヤクザと詐欺師を卒業して、子どもの「倫理的な感じ」を伝える存在になりたいものですね。
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