インターメッツォ : 考えないことが、「人類に対する犯罪」真理はあなた達を自由にする ルターの場合 ルターの登場は、さながら、こんな夜明けでしたでしょう。幸いなるかな…。 ルターはギリシャ語も........
今宵の聖書の言葉は,切っても切れない,です。
世の中に,切っても切れないものってあるのかしらね。親子の絆がかつて,切っても切れないものとして言われた時代がありました。しかし,どうでしょうか。親子の絆,家族の絆が脆い時代になりましたね。絆が脆くなったのを,憲法のせいにする人がいると聞いて,びっくりしますけれども,それは的外れなお話にすぎません。
このことが出てくる聖書の箇所は,『新約聖書』のパウロさんの一番有名な「ローマ人への手紙」です。その8章38節~39節です。
「38わたしは確信します、死もいのちも、天使も司も、現状も未来も諸権力も、39高きも低きも、そのほかいかなる被造物も、われらの主キリスト・イエスにある神の愛からわれらを離せないことを。」
ここにパウロさんの確信が述べられている訳ですね。ここは,前田護郎先生の翻訳でも,多少そのニュアンスが残っていますが,ギリシャ語では,リズムをもっと感じます。それは,否定を意味するウーテが,ウーテ,ウーテと繰り返されているからです。英語で言えば,neither...,nor...ですね。
昨日の聖書の言葉のブログ聖書の言葉: παρακαλῶ παρά 近くに + καλῶ 呼ぶ 頼む,元気づける,慰めるで,「遠巻きにして,出来るだけ関わらない」話しをしましたけれども,それと同時に「神様は,「いつもあなた達と共に居る」とおっしゃってくださるところに,神様は,παρακαλῶの姿勢が貫徹していますでしょ」ということもご指摘しましたでしょ。また,一昨日の聖書の言葉のブログ聖書の言葉: 根拠のない自信では,「キリストの信頼も,根源的信頼感も,どちらも,根拠のない自信,πίστις,ピィスティスであり,絶対的な自信なんですよね」と申しました。
私どもと神様との関係は,切っても切れない絶対的な絆です。
日本でも昔「お天道さまが見てるよ」と言う言葉がありましたが,それを遥かに強くいっているのが,
「38わたしは確信します、死もいのちも、天使も司も、現状も未来も諸権力も、39高きも低きも、そのほかいかなる被造物も、われらの主キリスト・イエスにある神の愛からわれらを離せないことを。」
です。
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