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Toys and Reasons 『おもちゃ と 賢慮』から,Arenas of Interplay やり取りのある遊びの遊び場 の p.69,3行目途中から。2訂版。
#構造的貧困のニッポン #経済的に搾取される母親たち #意識と身体がバラバラな人が多い
の続き。
おもちゃの世界では,その子どもは,様々なことにはどんな意味があるのか,分かるに加えて,いろんな物の構造の中で,いろんな基本的素材の性質の中で,何ができるのかも,分かるようになります。すなわち,おもちゃの世界で,その子どもは,想像の中で何が許されて,自由にできるのか? 遊び仲間と関わる世界の中で何が受け入れられて,自由にできるのか? が分かります。そして,あの場では,(訳注:自由にされた)大人の保護者によって何が是とされ,自由にできるのか? も,その子どもは,分かります。このような様々な形の遊びを,子どものころと青年のころに,辿っていけば,さらに分かるのは,遊びの時空と愉しみの時空が,ますます,応答し合うと同時に,取り消すことができない関わりに至る,ということですし,遊びのテーブルや運動場という小さな世界が,「政治的」諍いの大きな世界に至る,ということです。
遊びの世界で,自由にできることは,政治の世界でも,自由にできます。
遊びの世界で,自由にできないことは,政治の世界でも,ますます不自由です。
今のニッポンで,安倍政治のデマゴギーが蔓延るのは,子どもの遊びが不自由だからです。ニッポンの子どもは,大きな抑圧と搾取のもとにある,と言えます。
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