#畏れ敬う心の習慣 #偽物のクリスチャン #神なしに超越を体験する困難 #禅の世界史的意味

 

患者さんのためでなく、利益集団のためのDSM

   愛着障害のカウンセリングはこれだぁ！　その10　「≪約束≫に基づく遊び」セラピーもPCITです   言葉のイメージ 　「言葉のイメージ」という言葉......

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　　Chilhood and Socirty から。p.251から。第２パラグラフから。先ほどの続きから。

 

 

 

 

 

　どの社会でも，どの時代でも，時空を超越した存在に対して畏れ敬う心の習慣が，なくてはなりません。時空を超越した存在に対して畏れ敬う心の習慣は，世の中に対するイメージから力を引き出します。それは，予定説から不確定性原理まで様々です。サイコセラピストは，無宗教を誇る人が多いことを知っていますが，その無宗教を誇る人の子どもは，宗教なしに自分の命を全うできません。他方，社会的活動や科学的真理探究から，生きた信頼を得ているように見える人もいます。方や，神様を信頼していますと口では言っていても，日々の生活では，「人生も人も信頼しておりません」と身体が言っている人もいますからね。

 

 

 

 

 

 

　今のニッポン人で，時空を超越した存在に対して畏れ敬う心の習慣のある人って，どれくらいいるんでしょう。お寺や教会に通っている人も，エリクソンが指摘しているように，時空を超越した存在に対して畏れ敬う心の習慣のない人も現実には多い。クソ坊主に似非クリスチャン。方や，無宗教でも信頼感の豊かな人もいます。

　日本の禅は，加藤周一さんが正確に指摘しているように，人格神なしに，時空を超越することを可能にする，という意味で，世界史的な存在です。

　今のニッポンのウソトゴマカシだらけを嘆く前に，私どもひとりびとりが，信頼感を日々養い，子どもに，信頼感をプレゼントする者でありたいものです。