エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#自分が生きている実感を人生の法則にすること #オートノミー #腑に落ちて生きる人生の要

2016-02-26 07:26:39 | エリクソンの発達臨床心理

 
「透明な力」
  いのちの鼓動に耳を傾けるものでありたいですね。 The Sense of Wonder 『不思議を感じる心』から p87から。 &nbs...
 

 

 年寄りは、やり取りする力も少しずつ失ってしまう場合があります。年寄りは、年を取るとともにダメな人間になってしまうものなのでしょうか?

 The life cycle completed 『聖書の神様の命が一回一巡することができました』の、p.108の、第2パラグラフからです。    

 

 

 オートノミー全てを自分が生きている実感に従いたい、全てを,腑に落ちて生きたい、あの感じ、それがオートノミー=自分が生きている実感を人生の法則にすること,を忘れてはなりませんよ。こうした願いは、私どもの最後の一息まで続くんじゃぁないかしらね。皆さんが幼ければ、目上の人は自分らよりも強くて力があります。年寄りになれば、かなり強い者はあなたよりも若い人ですね。もしもみなさんが、自分のための取り決め、あるいは、自分に関する取り決めについて、腹が立ったり、手に負えなかったりすれば、医師たち、弁護士たち、皆さん自身の、大人になった子ども等が、それだけ力を持つ人たちが、一枚噛んできますでしょ。これらの力のある人たちって、「正しい」のでしょうけれども、なんか反発を感じますでしょ。恥と迷いがあらそってくることが,オートノミー=自分が生きている実感を法則のすることを大事に育てたのです

 

 

 オートノミーとは、自分が生きている実感を生きていく上で法則です。それは、人の言いなりになったり、ルールに従った時に育つものではありません。

 その人ならでは生きている実感に従って,腑に落ちて生きた時、お母さんから繰り返し大切にされ,心を響き合わせた関わりをしてもらった時に、自ずから育まれるもの、それがオートノミー=自分が生きている実感を法則のすることですね。

 

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