「売り物は自分自身だ」。そう語るのは、最もセクシーな男性として2度評された、ジョージ・クルーニーさん。でも、クルーニーさん、セクシーなだけじゃぁない。非常に知的でユーモアもありますよね。 “あぁ、人生哲学に満ちてるなぁ” インサイド・アクターズ・スタジオ・インタビューを拝見して、そう感じました。
学生が質問します。「自分がその役に相応しいことをどのように証明しますか?」クルーニーさんは、この質問に答えます。「面白いことだけれども、自分がその役に相応しいことは、証明できない」と。ガッカリ? その後で、クルーニーさんが話すのが、今日のタイトル「売り物は自分自身だ」ですね。クルーニーさんに言わせると、俳優と他の仕事では、ここが決定的に違うと言います。他の仕事では、たとえば、クリーナーやスーツを売る時のように、「こっちの商品がお気に召さなければ、あっちの商品はいかがですか?」と言えますよね。でもね、俳優となれば、「こっちの自分がお気に召さなければ、あっちの自分はいかがですか?」とは言えませんもんね。売り物は自分自身だけだからですね。
ですから、オーデションで選ばれないことは、「自分のすべてが否定されて、傷つく」とも言います。なるほどなぁ、と感じますよね。ですから、オーデションに出ることは、自分を犠牲にすることでもあるそうですよ。それじゃぁ、「俳優が有名になり、称賛される訳は」と言って、クルーニーさんが語ったことは何だと思いますか。セクシーだから? 知的だから? ユーモアセンスがあるから? いいえ、そうではありません。クルーニーさんが語るその訳は、「テイク ア リスク take a risk 自分が損をすることだ」と言いますね。
では、自分が損するためには何が必要なのか? それは自分が正しい道を行ってると信じること。自分を信じることが、大きなセールスポイントだと言いますよ。
また、「本当にいいものは、幸せなところからしか出てこない」とも「自分を出せるのは、リラックスしている時だ」とも。
でもね、これって、俳優に限らない、と私は考えますね。
私どもも、クルーニーさんに倣って、自分を信じて、自分が損することでも、自分自身を活かしながら、生きたいと思まいすよね。
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