今朝の光
ルターは、まず、心が変えれたからこそ、宗教改革ができたと分かります。
Young Man Luther 『青年ルター』p.240の、6行目途中から。
しかし、ルターの宗教改革は、プチプル的な楽観論に道を開きました。ルター神学は、ルターの心の体験や本気になった気持ちをハッキリ示すことに基づいていました。すなわち、ルターの影響は、長い目で見た場合、「正しいこと」がユーモアに欠けていて、ダラダラと言葉を継ぐ語り口を助長しました。ルターの大事な心の泉は、祈りの中で語られる聖書の御言葉でした。
ルターは心から変わることができました。でも、その心躍る体験も、「正しさ」の中に危ういものになってしまった訳ですね。「正しいこと」は、「悪い良心」に悪用されると、自分も人も虐待(=悪用)することになりますから。
子どもに「正しいこと」を押し付ける親や教員を目の当たりにするたびに、「正しいことを振り回さないで」と言いたくなります。
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