子どもを守るためには、人間の本性と生態を知って、それを大事にしなさいねと、ブルース・ペリー教授は薦めます。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第11章、「癒しのやり取り」のp.236の、ブランクから。
そのほかに、私どもが子ども達をトラウマ、すなわち、虐待とネグレクトから守るためにできることはないかしら? それから、傷ついた子どもたちをどのように支援することが出来るのでしょうか? 1つには、今の治療法と実際の治療は、やり取りのある関係を大事にしていないことと、子ども達を正しく助ける現行の仕組みは、役立たないことを理解しなければなりませんね。私どもが社会問題向けの「いろんな解決法」は、子ども達を効果的に治療することにならないことが多いし、また、長い目で見れば、子ども達にとって有害だ、ということも、理解しなければなりません。さらには、私どもは現代社会において、やり取りのある関係や子ども達を正しく助ける仕組みを提供する道が、ますます必要としていますし、取り組んていることを理解しなくてはなりませんよね。
ブルース・ペリー教授は、今の治療法は、発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達を助けるどころか、傷つけていると言いますでしょ。ヴァン・デ・コーク教授が、今の診断のやり方では、発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達に役立たないばかりか、気が付けることになりかねない、と指摘しているのと同じです。
私どもも同じ課題に直面しているのです。今あるやり方やアセスメントは捨てて、本当に役立つやり方とアセスメントを、ブルース・ペリー教授やヴァン・デ・コーク教授に学びつつ、作り出さなければならない、ということでしょう。
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