「きちんとやる」を「きちんと理解」しよう
前回は、「信ずべき本物(authenticity)」について、考えました。 今日からは、小学生になります。Toys and Reasons のRitualization in ...
「きちんとやる」はとても大事で、小学生のころの発達課題です。しかし、発達はブロックを積み上げる作業ですから、赤ちゃんの頃の発達課題の≪大丈夫、なんとかなる、という感じ(根源的信頼感)≫、言葉と歩みを始めたころの≪自由に自分を出してもいい感じ≫、小学生になる前の≪自分の頭で考えてやっていい感じ≫がきちんと育つように、周りの大人が、一貫性のある(気分によって、子どもに対する対応が変わるようなことをせず)、寛容な(「お母さんはお仕事だからね」などと言わずに仕事を休んで職場で睨まれても)子育てをし続けて、初めて「ちゃんとやる」ことを子どもに求めることができるのです。周りの大人が、このような子育てを繰り返し「きちんとやる」こともせずに、子どもにだけ「きちんとやる」ことを求めてはなりませんよ。
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