#真新しい心の習慣 #目覚めた意識 #人類は１つの実感体得 #シャローム

 

倫理的に生きている目印

    ヘンリ・ナウエンのおもてなし   人に大事にされた～いのに… 　人を大事にするのは、司馬遼太郎さんが教えてくれているように、労わり、他者の痛みを......

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 人気がなくても，大事なことは大事ですから，今宵のもう一本も，The Galilean saying and the sense of "I" 「ガリラヤのイエス・キリスト物語と≪私≫の感性」から，p.358，ブランクから。

　エリクソンが≪私≫と言ってることは，ほとんど意識できません。≪私≫が，意識そのものだからです。その≪私≫は通常の意識では，意識の端っこにありますから，通常の意識では，意識の対象は意識できても，意識の主体である≪私≫は意識することができない場合が多い。でも，エリクソンはその≪私≫を，ライフサイクル心理学の中心に置いたんだすよ。ですから，通常の意識のままで，いくらエリクソンの文献を読んでも，鑪さんや西平直さん程度の，直訳の表面的な理解＝無理解にしかならないわけです。

　河合隼雄先生レベルの深い，「祭司」にお互いになるレベルの深い臨床，シンクロニシティが生じるレベルの深い臨床，あるいは，お祈りの瞑想，ヨガ，気功などの，身体と心，個人と宇宙の繋がりに気づく，感覚直感が研ぎ澄まされたレベルでないと，アーメン，「本当だね」にはなりませんよ。

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　５

　私は，ナザレのイエスが本当に話した言葉，に現れた，生き方（人生の習慣）とロジック（心の習慣）の２～３例と，人間の（訳注：通常の意識では，その存在さえ気が付かない，意識の主体である）≪私≫の自覚的感性の計り知れない奥行きを，２つ並べてきました。「キリストの前」すなわち，紀元前に現れた最も大事な言い伝えと，イエス自身の短い生涯についての言い伝えは，全て，ひとりびとりの人と宇宙を一括りに繋げる中に現れる，（訳注：聖書学者のブルトマンが指摘している通り）「真新しい心の習慣」である「目覚めた意識」のことを述べているのだ，という私の信頼する真実を分かち合うためでした。それは，（訳注：通常の意識では，その存在さえ気が付かない，意識の主体である）≪私≫に目覚めれば，目覚めるほど，森羅万象にまで広がる≪私たち≫，（訳注：「人間を上下２つの分けるウソ」を卒業して）１つの人類に繋がって行くということでしょう。

 

 

 

 

 　ですから，≪私≫に目覚めるほど，自己中心から離れて，仲間，身内の範囲が，全人類，森羅万象まで広がりますから，欠けた所が一つもない，本当の平和，シャロームが実現します。

 　人類が5,000年以上の時かけて積み上げた叡智の塊です。