なんと空しいことか 改訂版なんとむなしいことか、と言うと、ニヒリズム、と思われるかもしれませんね。 1月17日を迎えて、また、まもなく、3.11を迎えるにあたって、4年前の文書をい...
ヴァン・デ・コーク教授みたいに、薬に飲まれないような処方をしてくださる良心的な精神科医だと良いですね。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.227の、下から3行目から。
抗けいれん剤や抗不安剤は、たとえば、リチウムとか、バルプロエートとかは、穏やかな効果があり、過覚醒やパニックを和らげてくれることを示す研究も少しはありますよ。一番問題のある薬は、いわゆる第二世代の抗精神病薬で、たとえば、レスペダルやセロケルがありますけれども、アメリカで一番売れた精神科薬です(2008年には、146億ドル、1兆7000億円のお買い上げです)。少量であれば、第2世代の精神科薬も、戦闘に巻き込まれた退役軍人やら、こどものころに虐待されたPTSDの女性患者やら、に役立ちます。第2世代の精神科薬を使うことが正しい場合もありますけれども、それは、クライアントが、自分で自分をコントロール出来ず、眠れない場合とか、他に方法がない仕方のない場合くらいです。しかし、忘れてはならないのは、こういった薬が効くのは、ドーパミンの働き、すなわち、報酬系の働きを邪魔することによっている、ということでして、それは、同時に、喜びややる気に火を付ける働きも邪魔してますよ、ということなんですね。
第2世代の精神科薬も、なるべく使わない方が良い。喜びややる気を出す、ドーパミンの働きを邪魔してしまうからです。人生の目的を邪魔する薬は、使わない方が良い。
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