エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマを治療する方法論が、今のニッポンでは、確立されてない

2016-02-06 07:03:10 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
「時間=エネルギー」。約束やルールを守れないのには、訳がある 改訂版
  学校で母親や教員から相談される一番多いものは、「子どもが約束やルールを守れない」と言うものです。私はそれに対して、「残念ですが、当分約束やルールは守れないでし...
 

 

 

 最も由々しき事態は、アメリカ子ども虐待専門家協会が、「それをやってはお仕舞いよ」という方法アメリカ子ども虐待専門家協会が、「それをやってはお仕舞いよ」という方法が、堂々と、税金を使って、正しい」こととして、ニッポンの学校や福祉施設で行われてんですからね。これは改めませんとね。

  ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第14章 Languare : Miracle and Tyranny「言葉 :奇跡も残虐も(、もたらすもの)」p.233、第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 スペンサー・イース医師は、グリニッジ・ヴィレッジの、いまは廃院となった聖ヴィンセント病院の精神分析科を任されていましたが、好奇心が旺盛でした。それも、世界貿易センターの事件の生存者らが、2002年の始めに、何人かの医学部生と助けを求めてきた時、あのツインタワーから逃げた225名の人の調査を行いました。「あなたが経験したことからくる影響に打ち勝つ上で、一番手助けになって事は何ですから?」と問われて、生存者らは、鍼灸、マッサージ、ヨガ、EMDRの順でよく効いたと応えました。

 

 

 

 

 トラウマ治療で、鍼灸や、マッサージ、ヨガ、EMDRを使う例って、今のニッポンでは例外的ですね。発達トラウマの治療が、極々例外的にしか行われていないことが、ここからも分かります。

 

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