春の風物詩、、、花粉症が始まって来たのを実感している寅です。。。
外出時にはレザーかナイロン生地のコートを着用して服に花粉がこびりつかない様な対策やら、3月末位になって花粉の飛散量が多い日には花粉ブロック用のマスクの上に布製の大きなカバーマスクを着けて帽子を被って実に怪しいスタイルで生活しております。。。(笑)
さて、W124やW126の電気系統の点検、修理、リフレッシュ作業等で弊社を御利用戴けるお客様のお車において、経年劣化による相応の不具合が電気系統以外で見つかる事が御座居ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/68/2c93c5a6aa896ee32d211dac8a742029.jpg)
★画像と本文は関係御座居ません。イメージです。
例えば500Eで意味不明なASRランプ点灯。調査の結果、ATのインヒビターケーブルの不良で新品交換。。。
ついでに診断機の診断結果、O2センサーも劣化異常が認められるので新品交換。。。
こう言った電機屋パートの作業になった際に現車の下回りを診た際に同時に見つかる事も多いのがATのフルード漏れやデフのサイドシールの劣化によるオイル漏れ。。。
エンジン下を診るとゴムホース類の劣化によるオイル漏れ。。。
こう言った不具合箇所が電気系統以外に一箇所でも見つかると不具合箇所を片っ端からリストアップして、電話やメールなどでお客様のお車が現在どの様な状態なのかを克明に御説明差し上げます。
中には中古車で購入されてお車の本来の状態を把握されていないお客様も実際に多いです。
で、、、下回りを目を皿にして診ているとどういう訳なのかロアアームブッシュが前後逆に入っていたり、、、コンパニオンプレートのボルトが逆に入っていたり。。。Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
ユーザーさんが中古車を購入する際に幾ら何でも判断がつかない様な箇所にオイタが見つかったりしますのよ。。。オホホホホホホホホ。。。
パワステ系統何ぞギヤーBOXがブラックに再塗装されていたのでリビルト交換済みなのかと思ったら、、、パワステフルードが絶好調ダダ漏れ。。。
脱着して診てみたら分解の形跡も無く、単に中古品に色を塗って載せ替えてあっただけ。。。(°_°)
パワステポンプもO/H済みと言われてても一応チェックしたら何かステアリングが重い。。。
パワステポンプO/Hで交換すべき部品や内蔵部品の洗浄が不十分であったり。。。ってオチ。。。
そりゃ、幾らフィルターを交換したって駄目でしょ。。。
中古車屋さんも商品車だから経費を掛けたく無いのは判るけど小さなオイル漏れから大事に至る一歩手前だったりする話も多い。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/73/87dc3735cbeb00147eff3ec4b3d114fb.jpg)
★画像と本文は関係御座居ません。イメージです。
多くは販売店さんからお車を購入後にボンネットから見える部分の部品交換を納車後に入庫して行われているケースが多いですが、ユーザーさんの目で簡易に確認出来ない箇所に気付かず乗っているケースも多いですね。。。
弊社ではそう言ったお客様自身で確認出来ない不具合箇所についても、それが例え一個600円の部品の不具合に起因している不具合であっても予め御指摘させて戴き、お客様に御判断の上御指示戴く様にお願い致しております。
弊社に御依頼の現車の重整備担当は弊社の関連グループで長年、杉並区にある外車専門工場で経験と知識を積み重ね、W124やW126について熟知した整備士さんに全てお願いしております。
現在は定年退職後のお仕事として秘密基地を開いて整備作業に没頭されております。
弊社の電機と整備をコラボして日々精進を根幹に電機以外の部分においてもユーザーさんに御信頼戴けます様業務を遂行させて戴いております。(笑)
エンジンやミッションのO/Hも間違いの無い腕の持ち主ですので他の業者さんからも依頼が多い工場さんです。
弊社のこう言ったシステムによって昨年1994年式のW124 E280Tのお客様の様に最初は電機から入って、今後トラブルが予見される消耗品の殆どを重整備も含めて交換。。。
結果。。。
自動車の機構部全てが新車の様になりました。。。(笑)
サスペンションも当初はビルシュタインでガチガチの御希望でしたが、ビルシュタインにしてしまうと飯食った後に乗ると辛くなる事もあるのでその旨を御説明させて戴き、スポーツライン仕様のサスにてサスペンション&アクスル系統をO/Hして劣化してだらしなくなっていた姿勢変化も解消し、コシのある走りになりました。
オルタネータも弊社のSCオルタネータに換装して充電系統にも不安の無い様に仕上がっております。
このお車のユーザーさんも現在は何かと弊社を御厚意にして戴きまして誠に有り難く存じております。
昨年、一旦全ての整備が完了し納車の際に「色々と指摘してくれて有難う。これで安心して乗れますよ。」と仰って戴いたお言葉に大変嬉しく思いますし、私どもの今後の業務の糧にも繋がります。今後共是非宜しくお願い申し上げます。m(_ _)m
現在も結局新車状態へのリフレッシュに発展したケースでエンジン整備の過去のオイタから「力が無い。振動が多い。」が判明し、徹底した整備で弊社に入庫中のW126 500SE君。。。
ヘッド周りも片側の気筒だけバルブシートが交換してあったり、タイミングチエーンがカムスプロケットの1ノッチズレて装着してあるわ。。。
取り敢えずエンジンはかかりますが、パワーは出ません状態。。。
エンジン周りも激しかったがパワステ周りも前述の中古ギヤーボックスに黒色塗装仕様。。。
デフマウントも油でデロデロ。。。
ATは滑りが特にバックに出ていたので分解O/H。。。
サスペンション周りはフロントサスペンションのスプリングがカットしてあったのでH&Rのサスペンションに交換と同時にサスペンション周りO/H。。。同時にショックも純正品で交換。。。
このお車もやればやる程、エイリアンが彼方此方に発見されて新車が買える勢いになりましたが、、、
其処はもう、台数も少ないW126。。。増してや500SE。。。
日々イイ感じに組み上がっております。。。
このお車のユーザーさんも「寅さんで良かった。色々と見つけてくれて有難う。」と感謝のお言葉を戴き仕事にも力が入ります。(笑)
寅の自分のW126と同じ年式の大して走行距離も変わらないエンジン、、、しかもウチの車の方が走行距離は多い。。。同じ様な状況でこんなに差が出る訳が無いのでつい色々と深追いしてしまいました。。。
それが結果的にお客様との信頼関係に繋がるって事なんですよね。。。
と、まあウチは一台のお車について徹底的に診る業者なのでこう言った話が多いですね。
故にウチでフル整備後は悲惨な路上停止は聞かないですねー。(笑)
お金は掛かりますが自動車電気も自動車機構部も必要な整備をキチンとして愛車に乗られたいお客様向けの零細企業です。弊社は。。。(笑)