お江戸にも雪の予報が出ている本日は引きこもりの寅です。。。
本日は今朝からW126のV8モデル用のF/PリレーのO/Hと無接点化作業に没頭中です。。。
只今基盤のO/Hと燃料ポンプリレー、コールドスタートバルブリレーの無接点化を完了し、通電試験中でごわす。。。
W126のV8モデル用のF/Pリレー(品番003 545 25 05)はメーカー供給終了品で社外品の供給しか御座居ません。。。
社外品は大陸産の粗悪品が殆どで個体差も大きくて酷いモノに当たるとエンジン不調を招きます。
この時代のKEジェトロ用のF/Pリレーは燃料ポンプのON-OFFコントロールのみならず、コールドスタートバルブのコントロール、O2センサーのヒーターコントロール等を行いW126にあっては1989年モデル以降からF/PリレーユニットのコントロールをKEモジュールにフィードバックしています。
社外品はそのフィードバックが省略されていたり、燃料ポンプコントロールの回路に使われる制御ICが粗悪品であったりする故、突然死のリスクも抱えております。(弊社にて試用試験を行い確認済。)
価格も異常に安いので危険度も非常に高いと言う訳です。
価格と危険度は反比例の法則にあると御理解戴ければ良いかと存じます。
因みに社外品で有名なKAE製も個体差とバラツキによる問題事例が非常に多く出ておりますので敢えてお奨めは致しません。
と、なると何がベストかと言うお話になりますがココはやはり純正品が一番ってコトでして、、、新車時から使い込んだ純正品の回路基盤の作りも非常にコストを掛けてしっかり作られているのでO/Hして故障対策を施した上で使用するのが一番の策だと弊社では考えます。
F/Pポンプリレーユニットの最大の消耗品たる箇所で、一番の故障原因である電磁式リレーを撤去して半導体スイッチに置換する無接点化も当社が市場に提案する故障対策の一環であります。
機械式リレーはスイッチの開閉回数で寿命が決まっておりますが、半導体スイッチには機械式な開閉動作や接点は存在せず、電子の作用によるスイッチ動作となります故に機械式リレーの様な機械的故障や接点不良は皆無となります。
更に電磁式リレーの動作時に生ずる誘導コイルの動作熱やリレー接点で生ずる接点抵抗による熱の発生も無い為に基盤上の半田の変質も抑えられます。
又、基盤上で大電力を通電させる部分の半田に当時の毒な国では毒な国のエコ半田を用いたが故に熱による変質、湿気による酸化、車両搭載と言う条件による振動などの悪条件が重なって半田が分離、割れ、落下と言う接触不良の原因を招くケースも多く発生しております。
よって、弊社でO/H作業を行う場合には片面基盤の場合は半田をJPNの車載用基盤向けの半田に打ち直し。両面基盤の場合には要所要所の半田を同じくJPNの車載用基盤向けの半田に打ち直します。
コレでF/Pリレーの故障の殆どは未然に防止出来ます。
格安の社外品で短命な故障のリスクを背負うよりも相応のコストを掛けて純正品をO/Hする方がよっぽど安心かと思います。。。
さて、昼休憩を入れて午後からは同じくW126のV8モデルのエアコンリレーの無接点化。。。
コレは以前に弊社で故障修理を行ったタマなので今回は一部半田の打ち直しと、無接点化作業です。。。
さて、昼飯は何食べよ。。。(笑)