最近・・・めっきり冷え込んで参りましたねェ・・・。
お鍋が恋しい季節になって参りました・・・。
こたつにミカンもイイですねェ・・・。
最近は・・・知人の影響で九州の焼酎・・・芋焼酎に嵌ってますが・・・。
こうも寒くなって来ると日本酒も捨てがたい今日この頃です・・・。
さてさて・・・最近になって暑い季節にはコールドスタートがあまり宜しくなかった・・・始動性が宜しくなかった毒車のユーザーさんから・・・。
「寒くなって来て結構始動性は真夏よりは良くなったんだよね。だけど・・・エンジンスタートしてからの吹けはイマイチだけど・・。」
ってお話がありました・・・。
車はW124のE320の1994年モデル・・・。
日頃から消耗品の交換を怠らず、手入れをされていらっしゃるお車ですがどうもこの症状が去る2013年初夏から出ていたらしいです。。。
路上停止が一番怖いので・・・結構近い過去に結構な数の部品交換をされていて、センサー類も一年以内に結構気合入れて交換されています。。。
ただね・・・センサー類も当たりと外れがありますから今回、一応ウチの診断機や測定器をもって一通り検査を行いました・・・。
すると・・・水温の認識や吸気温度の変化に対して妙にうつろな動きをしていることが判明・・・。
エアマスは元気なのですが、データの波形の変化を見つめていると何かチョイと違う・・・。
まあ・・・何と言いますかですね・・・。
人間の運転の動作と一緒で、「認知・判断・動作」の流れってモノが自動車の制御にも御座居ましてですね・・・。
この一連の動作が遅くなると必然的に数秒間の状況変化に対応していないと判断出来る訳ですね。
人間も御高齢になられますと・・・。
認知してからの判断まで時間がかかり・・・その上、動作も渋くなられますから・・・。
そりゃ緊急避難や緊急停止といった人命に関わる部分での必要動作に支障を来すものなので、ある一定の「基準」を満たせなくなってしまったら運転免許証の「返納」をお願いするということになりますよね。
そう・・・自動車の制御におきましても・・・。
各種センサーから来た各種信号を読み、計算したり比較して的確な指示を出すのがコンピューターモジュール。
刻一刻と変化する状況に則してリアルタイムに判断する様に設計されている筈なのですが・・・。
そこは人間様と一緒で古くなると計算値の誤差が大きくなったり、比較対象値の判断が遅くなったり・・・。
そう致しますと・・・。
実際の気温や吸気温度よりも低く判断してしまい・・・。
寒ければ冷間時始動には燃料を濃くしますから寒いなりの燃料を送り込みます・・・。
しかし・・・実際の気温は人間様が汗ばむ位の気温だったりすると・・・。
当然・・・吸った空気の実際の温度と大きくかけ離れてしまいますので・・・。
空気と燃料の混合率がマッチしないので点火プラグがかぶる様な事態に陥って・・・。
エンジンが始動出来ても燃え残った燃料があるので・・・コレが結構臭い!
モトロニック制御車やLH制御車はアイドリングのみならず全ての回転域をコンピューター管理してますのでアイドリングで燃料が濃ければ、上の回転域でもそのまま燃料が濃くなりますから何か回転が重く吹けきらない何て話になると思います・・・。
で・・・水温センサーや吸気温度センサー、O2センサー等の不良を疑い交換されるのですが・・・。
効果無しであったり・・・O2センサー交換後に至っては「交換後、若干改善したけどまた数日で同じ状況。」というラビリンスに陥ってしまう訳であります。
何故・・・O2センサー交換後に一瞬改善したかって?
新品の綺麗なO2センサーは交換直後は生ガスの濃い~排出ガスを感知して、コンピュータに「ガスが濃いよ~!」の連絡をしてくれますが・・・コンピュータの頭脳部分では「激しく濃いガスだよ。」までは認識していなくて・・・。
コンピュータは「中途半端に濃いらしいからちょっとガスを薄くしなさい。」と、インジェクション側に指示を出して若干ガスが薄くなるも・・・。
相変わらず生ガスの濃い~排出ガスが排出されて・・・O2センサーの感知部分にはカーボン状の汚れが堆積し・・・ヘタするとO2センサーの先端が高熱と生ガスが原因で燃えちゃったりします・・・。
ほんでもって折角新品交換した筈の高価なO2センサーがお釈迦になってしまうこともあるという原理です。
この判断は診断機(DAS等)を完備している工場さんでデータストリームをしてみると判断がつきます。
さて・・・この状況を改善するには??
因みに今回のユーザーさんは昨年末に走行116,000kmでメインハーネスとスロットルアクチュエータも交換されていたのでスロットルアクチュエータのハーネス系のトラブルも発生しておらず、コチラの攻めどころとしましては・・・。
診断機のデータで完全に燃料コントロールの本丸を攻める以外に方法は無いことがハッキリ致しましたので・・・。
今回はT/LLRモジュール,HFMモジュールの修復作業となりました。
更にどうせだからと・・・ABSモジュールも・・・。
丸一日の現車持込のじっくり作業・・・朝10:30入庫で、お車の引渡は21:00になってしまいましたが・・・残業代は請求しておりません。(笑)
修復後のモジュールによって、的確な燃調が得られアイドリングから上の回転域までスムーズに吹ける安定したお車になりました。
数日後、結構悪かった4km/lの燃費も7km/l台にまで改善されたという嬉しそうなお電話を頂戴致しました。
めでたしめでたし。。。
お鍋が恋しい季節になって参りました・・・。
こたつにミカンもイイですねェ・・・。
最近は・・・知人の影響で九州の焼酎・・・芋焼酎に嵌ってますが・・・。
こうも寒くなって来ると日本酒も捨てがたい今日この頃です・・・。
さてさて・・・最近になって暑い季節にはコールドスタートがあまり宜しくなかった・・・始動性が宜しくなかった毒車のユーザーさんから・・・。
「寒くなって来て結構始動性は真夏よりは良くなったんだよね。だけど・・・エンジンスタートしてからの吹けはイマイチだけど・・。」
ってお話がありました・・・。
車はW124のE320の1994年モデル・・・。
日頃から消耗品の交換を怠らず、手入れをされていらっしゃるお車ですがどうもこの症状が去る2013年初夏から出ていたらしいです。。。
路上停止が一番怖いので・・・結構近い過去に結構な数の部品交換をされていて、センサー類も一年以内に結構気合入れて交換されています。。。
ただね・・・センサー類も当たりと外れがありますから今回、一応ウチの診断機や測定器をもって一通り検査を行いました・・・。
すると・・・水温の認識や吸気温度の変化に対して妙にうつろな動きをしていることが判明・・・。
エアマスは元気なのですが、データの波形の変化を見つめていると何かチョイと違う・・・。
まあ・・・何と言いますかですね・・・。
人間の運転の動作と一緒で、「認知・判断・動作」の流れってモノが自動車の制御にも御座居ましてですね・・・。
この一連の動作が遅くなると必然的に数秒間の状況変化に対応していないと判断出来る訳ですね。
人間も御高齢になられますと・・・。
認知してからの判断まで時間がかかり・・・その上、動作も渋くなられますから・・・。
そりゃ緊急避難や緊急停止といった人命に関わる部分での必要動作に支障を来すものなので、ある一定の「基準」を満たせなくなってしまったら運転免許証の「返納」をお願いするということになりますよね。
そう・・・自動車の制御におきましても・・・。
各種センサーから来た各種信号を読み、計算したり比較して的確な指示を出すのがコンピューターモジュール。
刻一刻と変化する状況に則してリアルタイムに判断する様に設計されている筈なのですが・・・。
そこは人間様と一緒で古くなると計算値の誤差が大きくなったり、比較対象値の判断が遅くなったり・・・。
そう致しますと・・・。
実際の気温や吸気温度よりも低く判断してしまい・・・。
寒ければ冷間時始動には燃料を濃くしますから寒いなりの燃料を送り込みます・・・。
しかし・・・実際の気温は人間様が汗ばむ位の気温だったりすると・・・。
当然・・・吸った空気の実際の温度と大きくかけ離れてしまいますので・・・。
空気と燃料の混合率がマッチしないので点火プラグがかぶる様な事態に陥って・・・。
エンジンが始動出来ても燃え残った燃料があるので・・・コレが結構臭い!
モトロニック制御車やLH制御車はアイドリングのみならず全ての回転域をコンピューター管理してますのでアイドリングで燃料が濃ければ、上の回転域でもそのまま燃料が濃くなりますから何か回転が重く吹けきらない何て話になると思います・・・。
で・・・水温センサーや吸気温度センサー、O2センサー等の不良を疑い交換されるのですが・・・。
効果無しであったり・・・O2センサー交換後に至っては「交換後、若干改善したけどまた数日で同じ状況。」というラビリンスに陥ってしまう訳であります。
何故・・・O2センサー交換後に一瞬改善したかって?
新品の綺麗なO2センサーは交換直後は生ガスの濃い~排出ガスを感知して、コンピュータに「ガスが濃いよ~!」の連絡をしてくれますが・・・コンピュータの頭脳部分では「激しく濃いガスだよ。」までは認識していなくて・・・。
コンピュータは「中途半端に濃いらしいからちょっとガスを薄くしなさい。」と、インジェクション側に指示を出して若干ガスが薄くなるも・・・。
相変わらず生ガスの濃い~排出ガスが排出されて・・・O2センサーの感知部分にはカーボン状の汚れが堆積し・・・ヘタするとO2センサーの先端が高熱と生ガスが原因で燃えちゃったりします・・・。
ほんでもって折角新品交換した筈の高価なO2センサーがお釈迦になってしまうこともあるという原理です。
この判断は診断機(DAS等)を完備している工場さんでデータストリームをしてみると判断がつきます。
さて・・・この状況を改善するには??
因みに今回のユーザーさんは昨年末に走行116,000kmでメインハーネスとスロットルアクチュエータも交換されていたのでスロットルアクチュエータのハーネス系のトラブルも発生しておらず、コチラの攻めどころとしましては・・・。
診断機のデータで完全に燃料コントロールの本丸を攻める以外に方法は無いことがハッキリ致しましたので・・・。
今回はT/LLRモジュール,HFMモジュールの修復作業となりました。
更にどうせだからと・・・ABSモジュールも・・・。
丸一日の現車持込のじっくり作業・・・朝10:30入庫で、お車の引渡は21:00になってしまいましたが・・・残業代は請求しておりません。(笑)
修復後のモジュールによって、的確な燃調が得られアイドリングから上の回転域までスムーズに吹ける安定したお車になりました。
数日後、結構悪かった4km/lの燃費も7km/l台にまで改善されたという嬉しそうなお電話を頂戴致しました。
めでたしめでたし。。。