昨晩も無接点化改造依頼で内職しとった寅🐯です。。。
KEジェトロ車のF/Pリレーユニット。。。
勿論F/Pリレーと言う位ですから、、、燃料ポンプの電源を断続しているリレーユニットである事は間違い無いのですがね。。。
その他にも冷間時始動時に所謂チョークの働きをするコールドスタートバルブをOPENにしたり、走行中のキックダウン信号の電源供給を行っていたりもします。。。
冷間時も普通にコールドスタートが出来てエンジン始動後もブスブス言う事無くアイドルアップして、、、数分後には実用アイドル回転数で落ち着いていたのに、、、
最近冷間時始動が結構クランクも長くなってエンジン始動後もアイドルアップせずボコボコ言いながら実用アイドル回転数になって、温まれば普通に走っちゃう。。。何てKE車とよく遭遇しますが、、、KEシステムの重鎮となるKEモジュールが適正化されていてエアフローメーターのプランジャーADJの禁断のネジがキチンとセットされている(無闇に山勘で回していない事。)条件、更にフューエルガバナーから燃料漏れ等が発生していない事を大前提として追って行くとF/Pリレーのコールドスタート動作の不良であったり、、、F/Pリレーに入力されている水温信号が適正処理されずコールドスタート動作に入らない状態だったりって故障パターンも有りまっせ。。。まあ、水温信号の場合は水温センサー側の問題何てのも実際有りますけどね。。。
後は久々にアクセルペダルを踏み込んでみたらキックダウンしねえよ状態に陥っていたってお話も結構ありますね〜。
アクセルペダル裏下のキックダウンスイッチも可能性として無い訳じゃ無いですけど、、、F/Pリレーユニットの87K端子から無信号状態何てケースもあるので一応参考までに。。。🤗
KE車のF/Pリレーユニットのトラブルってのは何もエンストだけじゃねーんすよ。
冷間時始動のコントロール動作やキックダウンコントロールにも加担している存在なので御注意ね。🤗
因みにW124 6cyの103エンジン対応のF/Pリレーの純正品番は003 545 2405ですけどコレのOEM品や社外品。。。ハッキリ言ってやめといた方が無難だわな。。。
OEM品と称されるモノの内蔵基盤はモロに30年前の毒な国のメーカーが純正品と言うモノを車載と言う条件で設計したのかどうかさえ不明な設計なモノをベースに製作されています。。。
JAPANに比べて基盤の技術は正直メチャメチャ遅れていた欧州諸国の技術力なので長期に渡る経年劣化に対する耐久性は大変貧相に出来ていますので現代の純正部品である003 545 2405から比べると安くてボロイのが専門職の我々から見たら余りにも克明です。
よって、現在のメーカー指定品番になる以前の対応品であるF/Pリレーは車載用途にはかなり酷な設計な故、実際に短命で終わっていますね。。。
その30年前の設計の基盤ってのは片面基盤で車載用途の場合にはエゴ半田と相まって半田箇所の腐食や割れが出易くて信頼性の面では最悪と言うより凶悪。。。
↑コレがOEM品と称されるケースには純正品番003 545 2405と表示されているF/Pリレーユニット。
片面基盤とは基盤の裏側に基盤パターンが印刷されているのみで基盤表側にはパターンの印刷は一切無い。
つまり、基盤裏側のパターンになっている銅箔が腐食して基盤から剥離したり、エゴ半田が腐食して割れたらその時点でその箇所は断線となってまうのですわ。。。
素人考えで半田ゴテを当ててホームセンターで売っている様な半田を盛ってやりゃあエエやんって思考のDIY命系と馬鹿な修理屋の行動は別に止めませんけど、、、基盤のパターンは酸化が進んで耐久性はほぼ皆無になっている上に酸化したエゴ半田は15W程度の半田ゴテじゃ溶けんばい。。。
だからと言ってシツコク加熱したり大きいワット数の半田ゴテで加熱すると、、、最悪基盤パターンが剥離して燃えてまう事もあるので素人が手出しすんなってお話です。。。🤣
で、、、現在供給されている純正新品のF/Pリレーの基盤にあっては、、、
両面基盤と言って基盤の裏表にパターンが印刷されています。
実装部品同士を繋ぐ回路でも基盤の裏と表の両方にパターンを印刷しておいてパターンを導通する電流によるストレス過熱についても考慮されているので基盤動作の熱変化による劣化対策も入っていますね。。。
実装部品が挿さる穴にもキチンとスルーホール加工がされていて基盤の裏と表の導通を確実なモノにしてあります。。。
タダですね。。。此方もエゴ半田で基盤が製作されておりますので相変わらず半田割れが動作熱が比較的大きいフューエルポンプコントロール回路のリレー周りで発生し易いですね。。。
でも、現行の純正品の方が耐久性はかなり上ですね。
純正品が高価だと言われる所以はメーカーが改良を重ねた結果でこう言ったコストの掛かった設計で製品が製造されるところにあります。
つまり、アフターパーツも社外品の多くは安物買の銭失いになる様なモノが実に多いので純正クオリティと言うヤツを頭に入れておきましょうね。。。
で、、、当社ではこの現行品番の純正F/Pリレーを更に電気的効率向上と動作熱の軽減、長寿命化を狙ってF/Pの様な比較的電流値の高いスイッチング回路の電磁リレーや冷間時スタートに動作するコールドスタートバルブリレーの電磁リレーを半導体によって無接点化と言う独自製品を展開しております。
KEジェトロ車では鬼門になるF/Pリレーを無接点化する事でF/Pの動作不良による故障のリスクを回避し、電磁リレーの様なスイッチ接点を撤廃する事で接点酸化による電力ロスを防ぎ、フューエルポンプへの電力の効率的な安定供給を実現しております。
既に発売後16年が経つ製品ですが、現在でも相変わらず毒車ユーザーさんから多くの御注文、製作依頼を戴き存続致しております。
此れも単に毒車ユーザー様からの熱き御声援を戴き今日迄供給を続けられて来た事に他なりません。心より厚く御礼を申し上げます。🙇♂️
この製品の開発物語に関しましては此処では割愛させて戴きますが常に試作とチャレンジで進んで改良を重ねた製品であります。
御興味のある方は是非御遠慮無く当社迄お問合せ下さいませ。。。
E-Mail: agpro3104@icloud.com
さて、今日も内職内職。。。🤣🤣🤣