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スタ沈や山沈が発生した場合に備え、人や機材を樹上から救助・回収するために必要な各種機材を私は持っているわけですが、Oさんもクライミング用のハーネスなどが欲しいとおっしゃるので注文。取引先からその用具が入荷したのでOさんに連絡し、店の天井から吊るしたロープでさっそく試しているところです。
スクールをやってるとやはり練習生のかたがミスすることはありますが、それほど頻繁に発生するわけではなく、とくにスタ沈の場合はテイクオフ周辺にそれほど高い樹がないため、一応は用意しているものの大掛かりに道具を使うことはあまりありません。ほとんどの場合は道具を使わずフリークライミング(?)で済むし、私たちのエリアにのテイクオフにはハシゴも用意してあるので、それを使えば昇り降りするときも大体はロープも使わずにOKです。私の持っている道具でパイロットも含めた皆さんが一番よく使うのは、樹の枝に引っかかったラインを外すための先端が二股になった自作の棒である通称『とりとり棒』でしょうか。うん、コレは必需品かもしれない。「ちょっと貸してね~」と言って私の車から出していて、けっこう役に立ってますね。この道具はホームセンターで材料を買ってきたので制作費は1本800円ほどですが、作るときにMさんやK師匠も手伝ってくれたので、日本が誇るトヨタ自動車とJR東海道新幹線整備の技術が惜しみなく投入されている(?)スグレモノです。
スタ沈・山沈・ツリーランディングという事態はなければそれに越したことはないので、Oさんの道具もずっと使わないで済めば良いと思いますが、とりあえず遊びと練習をかねてヒマなときに木登りしてみるそうです。
私はなぜか小学校の2年生~4年生までの3年間ほど頻繁に木登りして遊んでいたのですが(他に娯楽がなかったのか私?)、いま思うとそれはけっこう良い経験になっている気がします。まさか将来の仕事に役立つとは考えていませんでしたが、子どもの頃はアホみたいなこともやっておくべきなんでしょうか?
でも、さすがに歳をとってきたので、若い頃みたいにチャッチャとは登れないな~、なんだかもたつくな~。