あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

百合の花が咲いた

2012-06-07 21:50:41 | Weblog
昨日、Tちゃんが外に出るというので、抱っこして庭に出た。
今年は鈴なり(いつもより断然多い)になっているキュウイをまず見せて・・・そしたら、百合の花が咲いているのに気づく。
ふるさと指宿の家から持ってきた白い百合だ。
三つのつぼみがあると思っていたが、その中のひとつが見事に咲いている。
思わず、鼻を近づけて匂いをかぐ。
かすかなほんのりとした香り。

私は庭の花や木々で季節を覚えている。

6月になれば、たくさんの百合の花が咲いた。
5月頃からかしら、アマリリスも咲いた。
くちなしの花も咲いた。
ぐみもなっていた。
ちょっと遡れば梅の実もたくさんなっていた。
びわも。
木に登って、びわを口に入れ、皮をとり、種をビューンと飛ばしていた。
だから、店頭に並ぶびわを買う気にならない。
値段を見て1個いくらと計算してしまう。
ふるさとの家のびわの木にはたくさんのびわの実があったのだ。

たくさんの花は、母が植えていたのだろうか。
たくさんの果物の木。
桃、梨、トケイソウ(パッションだ)柿、だいだいもあった。桜も咲いたし、こてまり、今、考えると、小さなグァバもあったと思う。

自然の花、果物の木の中で生活していたのだ。

雨の中の白い百合。
私は雨は嫌いじゃない。
むしろ、6月の雨は好き。

いろんな思い出とともにあるから。

コメント
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