土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

第三回アカメフォーラム(1)

2011-09-20 10:14:00 | アカメ釣り大会
 第三回アカメフォーラムが高知市自由民権記念館で予定どおりにおこなわれました。
 今回は第五回アカメ釣り大会が悪天候でやむなく中止ということもあり、フォーラムへの参加が例年にくらべると少なくて残念でした。しかし、講演内容は今回も素晴らしいものでした。これから数回にわけてご紹介していきます。

 最初に今回、講演していただいた講師
「トンボと自然を考える会 」野村彩恵(のむら さえ)さん

「海洋政策研究財団 政策研究グループ」
 研究員 田上英明(たのうえ ひであき)さん

「独立行政法人 水産大学校」生物生産学科 資源増殖学講座 准教授 竹下直彦(たけした なおひこ)さん

 アカメと自然を豊かにする会を代表して心から御礼を申し上げます。
 
 フォーラムを支えてくれたスタッフと参加していただいた皆様に感謝します。

 以下、フォーラムでのアカメと自然を豊かにする会からの開会の挨拶です。
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 アカメフォーラムにご参加いただき、まことにありがとうございます。私たちアカメと自然を豊かにする会は昨年、一昨年とフォーラムを開いてきました。今回で3回目となります。
 みなさんもご存じのとおり、アカメは大変有名になりましたが、自然での姿はあまり知られていません。実際のところ、魚類の専門家でも、またアカメを研究している専門家でも全体像をわかっている方はおりません。
 そのため、これほど高知県全域に沢山生息しているアカメが絶滅危惧種に指定されたり、高知県条例の保護種候補になり、捕獲や、文化である釣りが禁じられようとされたりしてきました。こうした中、私たちは調査を進め、高知県においてアカメは絶滅危惧種に該当しない、普通種であるという結論に至りました。私たちはこうしたデータを町田吉彦高知大名誉教授と共に整理し、文書にして、高知県レッドデータブックの見直しの際に役立てるための資料を作成中です。
 このアカメフォーラムは各分野でアカメを調査研究されている方々、アカメと深く関わっている方々に話題提供をお願いし、アカメに関する最新の情報から、アカメの本当の姿を広く知って頂くことが最大の目的です。
 受付でみなさんにお渡しした、ホッチキスで綴じた文書をみてください。第三回アカメフォーラム わしがアカメぜよ という表題のもので本日のプログラムです。表紙の写真ですが、成長段階によって変化するアカメを並べてみました。2枚目は本日のスケジュール。三枚目から本日の講師のご紹介と講演要旨です。
  参加されている皆さんの中にはアカメのことをよく知っておられる方もおられると思いますが、質疑応答および総合討論で積極的に発言していただけたらたいへんありがたいと思います。
 このフォーラムがみなさんの知的要求を満たして、さらにアカメを好きになっていただきたいと思います。またアカメと私たちの今後にとって良い機会になることを祈念して開会のご挨拶とします。

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