あきここの豆だいふく

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私たちが今できるボランティア

2011年03月19日 | 日記
東北関東大震災の時に福岡に出張に行っていた人がいたの。

その人に「ボク全然わからなくって、正直どうですか?震災は体験した方がよかったんでしょうか?」って言われたの。(東北の方たちにしたら不謹慎と思われるかもしれないけれど、人間というものは自分が体験しないとやはりその気持ちになかなかなれないと思うのです。それが日常でないことは特に)

もちろんすごい恐怖だったけれど、あたしは地震が嫌いだけれども、今でも不便な生活がそれなりに続いているけれども、でも、こんなふうに災害のことをきちんと考えられたのは、もしかしたら初めてかもしれない?って思ったの。

そういう意味では、本当の被災地の方たちの気持ちも少しだけわかる。
そうすると少しでも被災地の方たちが困らないようにしたいと思う気持ちで生活する。(もちろん、災害にあっていなくても、被災地の人たちの気持ちがわかる、いつもいつも気にしていられる方もいらっしゃいます)

 *

先日、東日本がとても寒い日があって、大規模停電の恐れがあると警告が出されました。
その日は本当に寒かった。お日様がが顔を出していても夜かと思うくらい寒い。

こんな日に大規模停電?(何年か前にクリスマスの夜に東京が大停電になる映画があったなぁ…映画みたいにロマンチックだったらいいんだけれど、現実は?)

定時1時間前に「仕事を終えた人は順次帰宅してよい」命令が会社から発令され、とにかく急いで家に帰りました。

 ***

大地震が起きて、そのうち電気の安定供給が難しくなる…「節電を」って聞いたけれど、地震後2、3日はそんなことちっともなかったから、ピンと来なかった。(まぁ。それよりも、気分の落ち込みが激しくてそれどころじゃなかったって言うのもあるけれど)

それが「計画停電」「輪番停電」のニュース。

そうかそうか。そうなのか!

電気の蓄電は投資の割にロスが多い。
それならみんなが毎日使う十分な量を作って供給した方がコスト面や人件面にも効率的らしい。(多少は蓄電はしてるらしいけど)
もし蓄電して災害に備えたとしても、定期的なメンテナンスや、実際十分な量を送電できるかどうかというのはまだまだ課題があるのだとか。

それと、「計画停電」できるというのは日本が高い技術&モラル(?)を持っているからだというのだ。スバラシイ。(こんなことに感心している場合?(笑))

 ***

帰ってきて、とりあえず、お風呂の準備。(現実!)

リビングの電気って消費電力を抑えた電球タイプを8つ使ってるんだけれど、1個おきにして4つにしてみました。当分の間。でも、そこそこ明るい。あたしたちはどれだけ夜を昼に近づけようとしてきたんだ?って思う瞬間。

待機電力もなるべく少なく。暖房はガス床暖房だけにして、エアコンはコンセントを抜いておきました。その夜はのんたんにもテレビは「なし」と伝え、ラジオでニュースを聞きました。

 *

私たちに今できる最大のボランティアは「節電」。

計画停電にならなかったから、とか、計画停電から外れたからっていつもの暮らしをするんじゃなくて、この電気って必要かな?って見直してみるチャンスにすることで被災地の方たちのボランティアになるんじゃないかな?
私たちが普段使っている電気を少しでも被災地に回してほしいと思う。

でもね…
節電で会社のトイレのウォームレット(便座があったかシステム)が切れてて、びっくり飛び上っちゃった!
一言書いといてよ。(笑)
心臓に悪いわっ!

 *

あっ!

私もさ、「なんだよ、計画停電をするならしちゃってよ!」って思ったけれど、計画停電が実施されないということはみんなで上手に節電できている結果なんだって。

そりゃ、信号機も止まるんだから、国としては停電時間を少なくしたいんだよ。
だからさ、上手に節電して、なるべく停電する時間を少なくすることが私たちのためにもなるんだよね~。
(どうせやらないんでしょっていう気のゆるみが、生活を乱すから気をつけなきゃ)

結構、停電除外区が多くて、私の会社でも20人中3人くらいの家なんだよね、停電するの。(あたし、そのうちのひとり。ある意味当たり?(笑))

電気を使うものはなるべく深夜か、日中明るい暖かいうちに♪

 ***

世の中には知らないことがたくさんあったんだな~って思った。
電気のこととか。

自転車で会社から帰る途中、桜が咲いていたんだ。

春が来てるよ。
日本人は春が好きなんだ。
いっせいににいろんなものが芽吹くから。


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