久しぶりに「私立中学のはなし」が戻ってきました(笑)。
正直言って、今年の3月の休校から、4月以降の緊急事態宣言&休校延長、GWのステイホーム、GW明けの再延長、6月の分散登校、7月の時間制限ありの登校、8月の夏休み…といやでも子どもと学習と向き合わなくてはならなかったので辛かったです。
でも、そのことも、振り返れば悪いことばかりではなかったのかもしれない…とも最近ようやく思えるようになってきました。
このブログでものん太郎の中学受験の結果(総括)をしました。
残念な結果?(のん太郎が、心から切望していた学校でもなければ、あたしがのん太郎に中学受験をさせようと思うきっかけになった学校でもなかった、という意味で)だったのかもしれません。
そして、よく、中学受験に関する本には「合格した学校は縁がある学校(あなたを選んでくれた学校)」「入試問題はその学校が欲しがっている生徒へのメッセ―ジ」なーんていうのをよく見かけます。
さらに第一志望に合格するのは受験生の1/3とも言われています。
それは残り2/3の子どもは第一志望ではない学校に行き、そこで、あきらめと少しの希望で学校生活をスタートさせる…ということです。
まぁ、我が家ののん太郎が実際そうでしたので、「いやちがう」とも完全に言い切れないと感じます。
あ。でも、私はなんとなく、こうなるんじゃないか?って思っていたので、(私に関しては)あきらめっていう言葉は当てはまらないし、のん太郎に合っていると思う学校を選んで受験させたつもりなので、なんか楽しそうな気もしてきていました。(切り替えが早いなぁ、とのん太郎にも言われました)
のん太郎は、正直うじうじうじうじ、何かことあろうごとに後悔の念が出ていました。(だからと言って、もう一度受験の時に立ち戻ったとして、全力を出すか?と考えたら、彼はずっとこんな感じなんだろうな、と思います)
今通っている学校はどんな感じか?と言えば、「上手」です。
子どもたちの気持ちをうまく切り替えさせるのが本当に上手いなぁ〜と感じます。
のん太郎のクラスは、正直に言えば、たぶん90%くらい第二志望以下で来ていると思います。(学校の受験スケジュールを見ても、そういう子どもたちが集まりやすい学校です)
でも、そこは学校も分かっていての戦略。だから「縁あって入学したなら、ここで輝こう」そういうことがとても上手な学校だと思います。
一番わかりやすい方法としては生徒にいろんな「役割」を与えます。
入学してすぐに行う1、2年生合同の宿泊キャンプもそうですが、そのあとの体育祭や文化祭、それ以外の実行委員をどんどん決めていきます。
入学後のちょっと暗い感じを払拭するために学校側もいろいろと考えてくれるのです。
まぁ、のん太郎も最初はそれに乗せられていました。
ただ、思春期だし、反抗期だし、半ば強制的に乗せられているところもあるので、途中、乗せられていることに気がついて歪んだりもします。
気がつかなくて「アオハル!」って思えた子どもはそのまま乗っかるし、気がついても「面白い学校かも」と思えば、マインドを変えていきます。
のん太郎のようにちょっと斜に構えているような子は少し抗う。
でもここをうまく乗り越えると、ようやくいい感じに馴染んできます。
のん太郎の中2の夏休みがそれでした…。
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