あきじの気まぐれ日記Ⅱ

「あきじ」が日頃、撮影した鉄道・バス・船など
様々な写真などを紹介して行きたいと思います。

津軽海峡フェリー ブルーマーメイド進水式

2013年12月09日 | 船ネタ
12月5日、内海造船瀬戸田工場で建造中のせとうち海運株式会社発注、
津軽海峡フェリー用船の旅客船兼自動車航走船「ブルーマーメイド」進水式が
行なわれました。
当日は仕事がお休みだったので行って来ました。

三原市須波から尾道市瀬戸田町の沢港に向かうフェリーから撮影した船尾側。

イルカのロゴマークとファンネル
イルカのロゴマークは東日本フェリーの頃からのものを引き継いでいる

瀬戸田・沢港桟橋から歩いて数分程度で工場入口に到着。
既に多くの方が並ばれてました。

入門開始
造船所側から進水する船についての資料と粗品を頂いた。
粗品は先着順となります。


粗品は地元のパン製造業が作った紅白の蒸しパンでした!
帰宅後美味しくいただきました。


案内された方向に向かうと真っ白な船体が現れました。

入口で貰った資料には、ご丁寧に本船の特徴まで記載されていました。

1.1機1軸船型の旅客船兼自動車航送船で、車両甲板への自動車の搭載は主に船首、
  船尾に装備されたランプドア、艙内ランプで行う仕様。
2.船型は球状船首及び単胴型普通船尾を採用し、推進性能と耐航性の向上を
  図っています。
3.航海中の横揺れを軽減するため、船体中央部にフィンスタビライザを備えている。
4.船首にバウスラスタ、船尾にスタンスラスタ2台および、低速時の最大舵角45度が
  可能なマリナー舵を1台装備するとともに、可変ピッチプロペラを装備して
  操船性を向上させています
5.昇降設備としてエスカレーターを装備し、高齢者・身障者のバリアフリー設備として
  車両甲板から客室エントランスに直接移動可能なエレベーターを右舷側に装備。
6.車両甲板を3層備え、豊富な車両積み付け台数を実現しています。


命名・進水式に先立って進水準備を行います。

見学者には風船が配られます。
配られた訳はというと、このあとわかります。

13:05から命名・進水式が始まりました。



船名が命名される。船名は「ブルーマーメイド」
内海造船では紅白幕を手で引っ張っていました。
命名式後、号鐘の合図で順次、船底の安全装置が外されます。
私が撮影している場所からは撮影出来ず。

支綱切断!シャンパンが割れ船体が滑り出します。
支鋼が切断されて船が滑り降りていく姿は、何度見ても感動しますね!



風船も舞い上がります。
この風船は見学者に配ったものなんですよ!
進水式で飛ばす風船を見学者に持たせて手放してもらう所は
今まで見た三菱重工下関と神田造船とは違っていました。

平日にも関わらず多くの方が船の誕生ともいえる進水式に立ち会ってました。

多くの作業員も進水式に立ち会いました。
誕生した船をじっと見つめていました。
無事に進水して感慨もひとしおでしょう。


タグボートに曳かれて艤装岸壁に移動します。
内海造船では岸壁で艤装が行われているようです。

この後、内装などの艤装が行われ、来年4月引き渡され
津軽海峡フェリーの青森~函館航路に就航します。

「ブルーマーメイド」要目
全長 約144.0m
全幅 23.0m
総トン数 約8860t
最大旅客定員 583名
車両積載台数 12mトラック約70台 乗用車約30台
速力 約20ノット
就航は2014年4月予定