先日の2月13日、海上保安友の会広島支部主催の第6管区海上保安本部管内の
施設見学会に参加してきました。
今回の見学先は高松海上保安部所管の鍋島灯台と備讃瀬戸海上交通センターの
2ヵ所。
まずは貸切バスで広島市内と尾道駅前から会員を乗せて
瀬戸中央自動車道の与島PAへ
見学会で乗車したのは広島市内のタクシー会社つばめ交通が
所有するガーラ
瀬戸大橋
与島PAから高松海上保安部の方々の案内で約15分歩いて鍋島灯台へ
鍋島灯台に到着
鍋島灯台は1872年12月15日(陰暦 明治5年11月15日)に設置され点灯しました。
日本では洋式灯台が最初に点灯したのは、明治2年1月1日観音崎灯台だったそうで、
鍋島灯台はこれに遅れる事4年で点灯しました。
明治初期、日本には近代的な灯台を造る技術がなかったので、イギリス人技師の
リチャード・ヘンリー・ブラント氏の設計により灯台が設置されました。
鍋島灯台もその一つで灯台に使用されている石材は与島産の花崗岩が使われてます。
建設当時は鍋島灯台周辺の複雑、狭い海域であり夜間航行は困難であることから
鍋島灯台の灯火をみた船舶は最寄りの停泊地に留まり、夜明けを待って通航することに
なっていたそうです。
平成3年3月までは海保職員滞在による管理が行われましたが、現在は無人化されてます。
平成20年度には近代化産業遺産にも登録
鍋島灯台では灯台内に入って施設を見学
灯台内に入るのは何年前か覚えてないけど、宇品灯台に入って以来かな?
鍋島灯台に使われているフレネルレンズで不動式です。
不動式レンズということで鍋島灯台では円柱式のパネルが回ります。
鍋島灯台の見学を終えて再び与島PAに戻っていると、
海上自衛隊の掃海艇が現れました!
掃海艇「やくしま」掃海隊群第2掃海隊(佐世保)
見学会に参加されてた方々が撮影ていたから?
船橋の双眼鏡でこちらを見てました(笑)
掃海艇「やくしま」と瀬戸大橋
もう1隻やってきました!鍋島灯台と掃海艇
掃海艇「ひらしま」掃海隊群第2掃海隊(佐世保)
会員の方が「ひらしま」に向けて手を振られていたので帽振れでお返しされてましたよ!
いずれも呉に在籍していない現在建造が進められている最新鋭の掃海艇!
平成27年度 機雷戦訓練(伊勢湾)からの帰りだったようで、
その後も掃海艇が備讃瀬戸を通航したのを次の見学地で知りました!
しかし、鍋島灯台は立ち入り禁止区域もあり、立入禁止と明示しているのに
見学中、堂々と入ってきて撮影に行く艦船マニアって・・・
どこにでもこんな問題行動をする輩はいますが、海保職員が居る中、
堂々とやるとは・・・
岩場に向かったり、危険極まりない行為に唖然としました。
与島の道沿いに咲いてた梅の花
再びバスで瀬戸大橋を渡り、香川県綾歌郡宇多津町へ
この頃から本格的に雨が降り出しました。
バス車内から撮影した鍋島灯台
昼食は宇多津町内の讃岐うどん屋で讃岐うどんを頂いた。
昼食後は
備讃瀬戸海上交通センターへ
備讃瀬戸海上交通センターは船舶がふくそうする海域の安全対策として、
昭和62年7月に運用を開始しました。
備讃瀬戸における船舶の安全航行の為、24時間体制で
安全な航海に必要な情報提供、巡視船艇と連携し航行する船舶の指導などの
業務を行ってます。
全国7か所ある海上交通センターのひとつです。
残念ながら撮影禁止の為、画像はありません。
運用管制を行う部屋で実際の業務風景を見学。
レーダーやAISを使用した運用状況の説明もありました。
天気が良ければ、屋上に上がり備讃瀬戸を望む予定でしたが、
雨で中止orz
この頃、備讃瀬戸を通航する海上自衛隊の掃海艇がいたのに~
備讃瀬戸海上交通センターの見学を終えた後は見送りを受けて帰路へ
途中、与島PAで休憩を取り、お土産を購入。
帰りの車内では車内で挑戦したペーパー式の海保クイズの回答を
発表。10問中8問正解!
8問正解者多数でじゃケンケン大会!最後まで何とか勝ち残り賞品を
頂きました。
さらに今回の見学会では、おみやげとして
高松海上保安部、備讃瀬戸海上交通センター、海上保安友の会広島支部から
グッズも頂きました。ありがとうございます!
帰りの車内ではDVDも視聴。何かと思えば映画「BRAVE HEARTS 海猿」でした。
ついつい最後まで観てしまった(笑)
最後になりましたが、当日は業務多忙のなか、
海上保安友の会広島支部会員のために貴重なお時間を割いて、施設見学会を
開催して頂きました、海上保安友の会広島支部事務局ならびに
第6管区海上保安本部の皆様、高松海上保安部、備讃瀬戸海上交通センターの
皆様、ありがとうございました。
また、参加された皆様お疲れ様でした。