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■ 両神温泉(すすきの湯) 「道の駅 両神温泉薬師の湯」

<両神温泉(すすきの湯)「道の駅 両神温泉薬師の湯」> (両神村、10:00~21:00、600円、0494-79-1533)
オフィシャルHP

往年の秩父温泉フリーク?としては、ONKEN21さん情報、「秩父で新源泉、自噴でかけ流しか?」を見過ごすことができず(^^;)、本日、ひさしぶりに秩父に繰り出してきました。
両神温泉は「国民宿舎 両神荘」は入ったことがありますがここは初めて。道の駅に併設された典型的なセンター系施設です。

男女別の浴室は2階にあり、赤みかげ石造15人以上の内湯(ジャグジー、ジェット×3付)のみとシンプル。カラン15、シャワー、シャンプー、ドライヤーあり。土曜午後で10人程度とまあまあゆったり。

石の湯口から熱湯を投入で、湯口には「この源泉は飲めません。(源泉100%)」の掲示があります。オーバーフローはありますが、投入量より少ない感じ。
湯口のお湯はかなり熱くほぼ無臭(微塩味)で、個人的には”源泉”を感じるものではありませんでした。
それでも、やや懸濁したお湯にはそこそこのヌルすべはあるし、相当の温まり感があるので、温泉らしさは充分に感じられます。(カルキ臭なし、仄かに饐えたようなイオウの残留臭?あり) ただ、過加熱で湯温が高すぎるのは残念でした。
規定泉ですが、成分濃度は塩類泉に近いレベルで、成分的にはCl^-の比率が高く、秩父に多い重曹泉系ではありません。
ヌルすべの温まり湯は、このエリアでは貴重かもしれません。

村の広報紙によると、従前の”薬師の湯”の湯量が減少したため、新規温泉開発を行ったとのことで、5/1より新源泉に切り替えています。(帰りぎわに受付で湯づかいを訊くと、いまはかけ流しではないとのことでした。)

規定泉(ふっ素、メタほう酸含有)(Na-Cl型) 24.3℃、pH=9.2、280L/min掘削自噴、成分総計=0.940g/kg、Na^+=333.5mg/kg (97.45mval%)、Fe^2+=0.5、F^-=4.5、Cl^-=431.7 (81.58)、HS^-<0.1、チオ硫酸イオン=1.3、HCO_3^-=85.8 (9.44)、CO_3^2-=10.3、BO_2^-=29.4、陽イオン計=341.6 (14.89mval)、陰イオン計=564.8 (14.93mval)、硫化水素<0.1 <H16.12.25分析> すぐそばにある「花しょうぶ園」(約10,000株、100種)は例年いま頃からが見頃のようですが、今年は遅れていて3株 (^^;)しか咲いていませんでした。もう少し時間がかかりそうです。

じつは、ひそかに”甘~いイオウ臭のぬる湯”を期待していったので、その意味ではスカを喰らった形。でも、どうにも”甘~いイオウ臭”が恋しいので、夕方、気に入りの「新木鉱泉」に突入。思いがけず空いていて、日暮れていく田舎の景色を楽しみながらまったりできました。
源泉水風呂は、甘~いイオウ臭香るヌルすべのたまご水で飲泉も可。これはやっぱり絶品です。
(待合所に「最近、お客同士のトラブルが多くて困っている。お互いマナーを守りましょう」との旨の掲示がありました。あまりトラブルがつづくと日帰り不可になりそうで心配です。)

〔 2005年6月4日レポ 〕
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■ 行田天然温泉 「古代蓮物語」 〔 Pick Up温泉 〕

<行田天然温泉「古代蓮物語」> (埼玉県行田市、9:00~23:00 (土日祝~24:00)、700円(土日祝900円)、048-553-7311)
※ 現在、休業中との情報があります。  
オフィシャルHP

2002/12/22、行田市のまちなかに誕生した民間の日帰り温泉施設。和風のシックな外観で、木の質感をいかした館内は環境演出が効いており、接客もよくて好感度は高いです。その他付帯施設もたくさん。詳細はHPを。(エントランス横にはブームの足湯も)
道路脇の施設看板の下に温泉が湧いて?おり、岩組が鉄分で赤く変色しています。

浴室は、室内に大浴槽(石造10人以上、ジャグジー付)、あそび湯(ジェット、電気バスなど)、かわり湯(この日は薬湯)、遠赤サウナ、塩サウナ、水風呂、温泉湯滝。
露天ゾーンに、小岩風呂(4.5人)、大岩風呂(8.9人、ジャグジー付)、ひのき風呂(4.5人)、石釜風呂×3(1人)など多彩。カラン20以上、アメニティ類完備(タオル除く)。
日曜16時で50人以上と浴槽の空き待ちもでる大盛況。
源泉かけ流しが売りで、かけ流しの大浴槽、小岩風呂、大岩風呂、ひのき風呂は潤沢なオーバーフロー。源泉温度が低いので加熱かけ流しのようです。石釜風呂はカルキ臭が目立ちませんでしたが、ささ濁りでなまった感じ。

かすかに黄味がかったお湯は、強いカルキ臭で湯口のお湯はカルキ?様の薬剤味。一部浴槽に黒い浮遊物。
硬い感じの浴感でツルすべは弱いですが、鮮度感の高かった小岩風呂、ひのき風呂ではなんとあわ付きがありました。これが源泉起源のものだとすると、埼玉ではたいへんに貴重なあわ付き湯です。

館内には「重曹泉(系)」の解説(=美人の湯)がたくさん貼り出されてますが、pH=7.4、CO_3^2-=----では強ツル(ヌル)すべはちょっと難しいかも? 正直、ツルすべでは競合施設?の新田温泉(重曹泉 pH=8.3、HCO_3^-=1000mg/kg、CO_3^2-=27.0mg/kg)には勝てないと思います。むしろFe^2+=4.3mg/kgを活かしていった方が差別化ができるかも?
(当館は現在、お湯がさびないように鉄分を除去し、かけ流しに使用しております。ご要望のある「鉄分そのままのお湯の日」も4月以降に予定しております。-HPより)

それにしても、かけ流し浴槽といえども、この混雑ぶりではこれほどの塩素消毒が必要になるのでしょうか? 源泉を大事にしすぎるとレジ菌、大事をとると強カルキ臭。人気日帰り施設の抱えるジレンマを実感しました。(塩素を使わない消毒システムを導入予定のようです)

単純温泉(Na-HCO3・Cl型) 33.0℃、pH=7.4、293L/min掘削揚湯、成分総計=798.9mg/kg、Na^+=162.8mg/kg (72.33mval%)、Ca^2+=33.9 (17.26)、Fe^2+=4.3、Cl^-=128.0 (37.09)、HCO_3^-=371.6 (62.57)、陽イオン計=216.5 (9.79mval)、陰イオン計=501.5 (9.73mval)、遊離炭酸=30.9 <H14.6.6分析>

〔 2003年2月23日レポ 〕

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■ 行田天然温泉 「古代蓮物語」(源泉タイム)

源泉非加熱かけ流し中(期間限定)の行田「古代蓮物語」に行ってきました。
行田市のまちなかに2002年末にオープンした民間日帰り施設。和風のシックな外観で、木の質感をいかした館内はなかなかの出来。
浴室は、室内に大浴槽(石造10人以上、ジャグジー付)、あそび湯(ジェット、電気バスなど)、かわり湯、遠赤サウナ、塩サウナ、水風呂など。
露天ゾーンに、小岩風呂(4.5人)、大岩風呂(8.9人、ジャグジー付)、ひのき風呂(4.5人)、石釜風呂×3(1人用)など多彩。カラン20以上、アメニティ類完備。日曜15時で40人以上とあいかわらずの大盛況。

オープン時から源泉かけ流しが売りで、大浴槽、小岩風呂、大岩風呂、ひのき風呂には”かけ流し”との掲示があります。
33℃の源泉をかけ流す期間限定の「源泉タイム」は、当初は夏場だけの予定だったようですが、秋期も継続しています。(いつまでかは不明、HPに当日の案内が出ます)
時間は、原則朝から日没までですが、日によって変動するらしく、本日は15~16時くらいまでとのことでしたが、16時過ぎまでは継続しているようでした。
非加熱源泉をかけ流しているのは、露天の小岩風呂と、これを流し込む大岩風呂で、大浴槽とひのき風呂はたぶん加熱のかけ流し。

前回は、かけ流し浴槽でも強カルキ臭があって残念でしたが、今回は感じられず。
すべてのかけ流し浴槽で前回よりお湯はよく、今回は、かなりの量のアワつきがありました。(量は、小岩風呂 > ひのき風呂 > 大浴槽 の順)
とくに小岩風呂は、湯口付近で白濁するほどの気泡と豪快なアワつきがあってびっくり。やはり埼玉有数のアワつき湯かと。

微黄色透明のお湯は、ほぼ無味で小岩風呂湯口のみかすかに青臭い草臭? ツルすべはほとんど感じられませんが、アワつきのぬるぬるが明瞭。今回は黒い浮遊物は確認できず、ひのき風呂に少量の茶色の浮遊物あり。

鮮度感あふれるぬる湯の小岩風呂は、浴感自体はうすいので、いくらでも長湯できます。(混んでなければ ^^; )
なお、源泉には相当な鉄分がありますが、本日も鉄の気配はほとんど感じられなかったので、除鉄は継続しているかと思います。
除鉄しなければ、どんなお湯になるのか興味シンシン。今度は本当に「そのままの湯」を投入して欲しいです。

〔 2003年9月28日レポ 〕
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