関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 羽生温泉 「スーパー健康ランド 華のゆ」
オフィシャルHP
2005/5/27に温泉導入を開始した、全国チェーンの「ホテルルートイングランティア羽生」に併設された温浴施設。「華のゆ」とネーミングされ、一般客にも広く開放されています。
ビジホのお湯というと、どうも甲府のイメージが強烈 (^^;; なせいか、こぢんまりとしたB級湯を想像してしまいますが、ここははんぱなスパ銭では勝負にならないほど施設が充実しています。(陳腐化した”健康ランド”というサブネーミングは使わないほうがよかったかも・・・) 大浴場のほかに予約制別料金の砂塩風呂、ヒーリングサウナ、貸し切り風呂などもあり。
大浴場は、内湯ゾーンに源泉ひのき風呂(檜枠石敷12人以上)、圧注浴槽、半身浴槽、水風呂になんとサウナが3つ(高温・中温・ミスト)。水風呂がややカルキ臭いのは残念。洗い場は別室になっていて使い勝手がいいです。カラン20以上、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜12時で10人~20人とけっこう空いてました。
パウダールームはセパレート式の立派なやつが30もあってびっくり。
露天ゾーンには、中央に大露天(岩枠石敷10人弱)とそのよこに変わり湯槽(東屋付、この日は強カルキ臭の人工温泉白濁湯)。壁に沿って、壷風呂×3(陶製1人)、座湯(3人)、かけ流し槽(岩枠石敷5.6人)、活性石(トルマリン)風呂、寝湯、ごろりん湯と多彩。露天は広めで風がとおり気持ちがいいです。うち、水風呂、変わり湯槽、活性石風呂と寝湯?を除いて温泉使用と思われ、内湯源泉ひのき風呂、大露天、露天かけ流し槽には”源泉かけ流し”の掲示があります。ほとんどこの3槽にいたのでそのレポです。
内湯源泉ひのき風呂は、ボコボコと気泡とともに噴き上がる側面注入で、ONKEN21さん情報によると、これはガスを含んだ源泉を噴き出しているとのこと。逆側にある石の湯口は止まっていました。浴槽フチからかなりの量をオーバーフロー。
大露天は、岩の湯口からの投入+底面注入(たぶん源泉)で槽内数ケ所の上面排湯口からの排湯。
露天かけ流し槽は、赤茶に色づいた石の湯口からの投入+底面注入で、浴槽フチからのオーバーフロー。
3槽いずれも底面吸湯口がありますが、吸湯していないようでした。
お湯の鮮度感は、内湯ひのき > 露天かけ流し > 大露天の順(当然、どれも湯口そばがいい)かと思いましたが、大差はなく、いずれもかけ流しでしょう。(加熱はあるかも)
やや熱めのお湯は、黄茶色ほぼ透明で、弱重曹味+微金気味+僅微焦げ味?。弱アンモニア臭+微モール?臭+微金気臭+僅微イオウ?臭の複雑な温泉臭。
重曹泉系のツルすべとアルカリ泉系のヌルすべが合わさった文句なしの美人の湯で、湯口そばではかなりのアワつきもあります。
甲府あたりのモール?泉に似ていますが、モール?臭は弱く、アンモニア臭は強い感じ。
湯温のせいもあるかと思いますが、とてもあたたまり、濃度にくらべて強い浴感のお湯に思えます。恵比寿さんが、多摩境「いこいの湯」に似ていると書かれていましたが、確かに「いこいの湯」や山梨の韮崎旭を思い浮かべました。
浴後は重曹泉系らしくお肌つるつるになりますが、どちらかというと”冷の湯”よりは”熱の湯”系のお湯のように思います。
鮮度感と力のあるとてもいいお湯だし、施設も綺麗、食事処もメニュー豊富で美味しそうなので、こんどはフリータイムコース(時間制限なし、リラクルーム利用可、1,300円(土日祝)にチャレンジしてみようと思います。(ツルすべ湯綺麗系施設好きの連れは、とくに気にいっておりました (^^ )
Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 44.0℃、pH=8.1、460L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=1.426g/kg、Na^+=411.8mg/kg (93.14mval%)、NH4^+=2.6、Fe^2+=0.7、Cl^-=298.6 (44.69)、HCO_3^-=627.9 (54.62)、CO_3^2-=3.0、陽イオン計=438.5 (19.23mval)、陰イオン計=930.7 (18.84mval)、メタほう酸=7.0 <H17.1.14分析>
それにしても、このところ開湯した埼玉のお湯、所沢、行田湯本、春日部、そしてここなど、どれもすばらしいお湯でびっくりです。
〔 2005年6月26日レポ 〕
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羽生「華のゆ」再訪 〔 2005年7月2日レポ 〕
本日、ひさしぶりに佐野ラーメンを食べに行き、帰りにまたしても羽生「華のゆ」を攻めてきました。佐野ラーメンは相当食べてますが、宝来軒、ここはかなりいけます。一口目はちょい辛目かな?と思いますが、いつのまにかスープまで完食しています。青竹打ち手切りの麺も絶品。餃子はないです。
「華のゆ」(6/26レポ)は、内湯のコンディションがよかったでした。側面からボコボコと吹き上がる源泉のそばに陣取ると、甘いイオウ臭?まじりのガス臭とアンモニア臭と金気臭とモール?臭が渾然一体となって香り立ち、肌にはアワつきとツルスベがまとわりついてきます。う~、たまらん (^^ 露天でもしっかりとアワつきがありましたが、大露天底面のヌメリがちょい気になりました。
でも、やはり再訪必至です。(これで水風呂にカルキ臭がなければ最高なんですが・・・)
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■ 春日部温泉 「春日部温泉 湯楽の里」
春日部温泉 「春日部温泉 湯楽の里」
住 所 :埼玉県春日部市小渕105-1
電 話 :048-755-4126
時 間 :9:00~25:00
料 金 :650円(土日祝 850円)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (ぽかなびjp.)
2005/04/26にオープンしたウワサの温泉スパ銭。
典型的和風スパ銭のつくりで2階に浴場。完璧にシンメトリな構成なので男女の入れ替えはないのでは?
内湯は全て真湯の機能浴槽群+サウナ+水風呂。
水風呂はカルキ臭がほとんどないものの、15℃はさすがに冷たすぎか・・・。
カラン28位、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
日曜18時で60人以上と盛況ながら、客が適度に分散しているのでイモ洗い状態ではありませんでした。
子連れ客メインの遊園地状態覚悟でいきましたが、年齢層は意外なほど高くて落ちついていました。
温泉使用は、露天の「源泉の湯」(鉄平石造6-7人、東屋付)、「岩風呂」(同12人以上、東屋付)と「壷湯」×3(陶製1人)。
「源泉の湯」は、鉄分で見事に赤茶に色づいた岩から湯滝状に投入、一部をとなりの「岩風呂」に流し出していますが、量はすくないので槽内排湯があるかと。
「岩風呂」は、石の湯口から投入+「源泉の湯」からの流れ込みで浴槽端から側溝へ上面排湯。
槽内注排湯は不明ですが循環です。
「壷湯」は、それぞれ木樋の湯口から投入でほぼ全量をオーバーフロー。
スタッフに訊いたところ、「源泉の湯」と「壷湯」は非加熱源泉を投入でかけ流し。「岩風呂」は循環とのことでした。(「岩風呂」の湯口は加熱源泉では?)
「源泉の湯」のよこにある「寝湯」はうすく懸濁し、真湯でないような感じもしますが強カルキ臭ただようもの。
「岩風呂」のお湯は熱めで赤茶色のにごり湯。湯面では金サビ臭。カルキ臭はないもののなんとなく単調なお湯です。
「源泉の湯」と「壷湯」のお湯は39~40℃程度のややぬるめ。緑がかった茶褐色のささにごり湯で「岩風呂」よりにごりはよわめ。
手のひらにラベンダー臭が残っていたので (^^; あまり自信はないですが、鉄臭+鉱物臭(くらぶち相間川のような、甘いような重たい香り)が明瞭ながら、アブラ臭は感じられませんでした。
強塩味+微鉄系だし味+僅微苦味+α。
湯ざわりは鉄泉系のキシキシがメインですが、場所やタイミングによりかなりのアワつきがあるので、アワつきによるヌルヌル感もあります。
HCO_3^-=271.5mg/kgながら、重曹分のツルすべは土類や鉄分のぎしぎしに封じ込まれている感じで、土類系らしいペトつき感も感じられます。
強食塩泉で相応の塩味がありますが、なぜかやさしい浴感でほてりはあまりありません。
浴後はのどがかわき、湯ぎれさっぱりの食塩泉らしいもの。
ラッキーにも壷湯の回転が速かったので3つすべてに入りました。
手前のやつは湯中に赤茶色の酸化鉄が多く、奥のはアワつきが潤沢だったような感じでしたが、湯づかいのタイミングによるものかもしれません。
また、はじめに入ったときは「源泉の湯」の湯口そばでもかなりのアワつきがありましたが、最後に入ったときはほとんどありませんでした。
総じて「壷湯」のほうがお湯の鮮度はいいと思います。
温泉臭はかなりエグイもので、湯色も好き嫌いのわかれるものなので、一般受けするかは微妙なお湯のような気がします。
強食塩泉なのにやさしい浴感を評価する人も多いかと思いますが、強食塩泉では、やはり真っ向から凶暴さ全開で攻めてきてほしい(笑)気がします。
個人的にはこの前に入った羽生「華のゆ」や所沢「湯楽の里」に軍配をあげてしまうかな・・・?。
〔 源泉名:湯楽の里 春日部温泉 〕
Na-塩化物強塩温泉 42.5℃、pH=7.3、320L/min掘削揚湯、成分総計=16.96g/kg
Na^+=5649mg/kg (83.22mval%)、NH4^+=16.8、Mg^2+=270.2、Ca^2+=472.9、Fe^2+=5.4、Cl^-=10010 (97.26)、Br^-=28.7、I^-=15.2、HCO_3^-=271.5、陽イオン計=6501 (294.9mval)、陰イオン計=10330 (287.3mval)、メタけい酸=56.5、メタほう酸=68.9 <H17.1.7分析>
〔 2005/06/20日レポ 〕
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その後、9月の午前中早くに再突入しました。
予想外に空いていて、壷湯も入り放題。
壷湯のコンディションはすばらしいものでした。
湯色は前回より赤みの薄いうす緑茶色で、やはり新鮮な鉄のイメージが強く、相当な量のアワつきがありました。
この状態だと、所沢湯楽や羽生華のゆを上まわっている、というか、埼玉一かも・・・?。
ホントにすばらしいお湯が湧きだしたものです。
それを活かした湯づかいをしている湯楽の里にも拍手。
でも、「源泉の湯」は、この前のほうがよかったような・・・。
■ブランドグルメ
〔 羽子板最中 〕
春日部の名産品「押絵羽子板」にちなんだと思われる最中。
春日部の銘菓店「菓匠ちぐさ」の人気商品です。
〔 2011/11/19内容補強のうえUP (2005/06・09入湯) 〕
E139.45.37.778N35.59.9.787
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