関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 藤岡(あずさの湯)温泉 「藤岡温泉ホテル」
オフィシャルHP
ひと頃(白寿も金井もできる前)、吉井の「牛伏の湯」とともによく通ったお湯ですが、このところ足が遠のいているうちに施設改装、改装後はじめての入湯です。
鮎川沿いは紅葉の盛り、まずは「土と火の里公園」内の「そば処日野谷」で蕎麦を食べました。
このあたりは「日野小蕎麦」と呼ばれる香り高い蕎麦が名物ですが、収穫量が少なく、今は十勝産の石臼挽き粉を使っています(12月の蕎麦打ち体験では地粉を使うようです)
ここからさらに奥に入った上日野地区にある温泉ホテルが日帰り開放するもので、立派な外観、館内も比較的こじんまりとしていますがよく手入れされていて綺麗です。
入浴のみ日帰りコースで利用できるのは、大浴場と貸切露天(別料金2,100円/1h)。
やや暗めの大浴場には、黒みかげ石?造10人くらいの内湯(適温)と同じ大きさのジェット槽(やや熱め)がとなりあっています。
白い析出の出た石の湯口から内湯60L/min、ジェット槽80L/minほどの大量投入で、ともに底面吸湯+浴槽端からの上面排湯&オーバーフローなしの循環仕様ながらカルキ臭や薬品臭は感じられませんでした。
カラン13、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。休日13時で独占~6人。
お湯は無色透明でかすかに白い浮遊物。ほぼ無味無臭でアルカリ性泉の明瞭なヌルすべ感のある当たりの柔らかな美人の湯系。そこそこの温まり感がありますが、浴後は爽快感が広がり肌がすべすべになります。
ここも規定泉(フッ素・メタほう酸)ですが、しっかりとした浴感があります。
以前は隣地に「藤岡温泉センター」という日帰り施設がありましたが、ホテルのリニューアルにともない?廃止されています。500円でセンター内の内湯岩風呂と木造りの半露天、昼間は宿泊棟の檜風呂にも入れました。この檜風呂がスグレもので、お湯もセンターのものよりヌルすべが強かったように記憶しています。
窓の広い明るい浴室、広い檜風呂に湛えられたヌルすべ湯で、”しあわせ~”状態が味わえましたが、日帰りで入れなくなってしまったのはなんとも残念。
でも日帰りパックが充実していて、美人の湯系なので女性グループなどにいい施設ではないでしょうか。
規定泉(フッ素・メタほう酸)(Na-(CO3)・HCO3型) 泉温・湧出量*不明、pH=9.80*、成分総計=0.20659g/kg、Na^+=54.0mg/kg (96.31mval%)、Fe^2+=0.80、F^-=2.7、Cl^-=6.0 (6.56)、HCO_3^-=61.0 (38.61)、CO_3^2-=36.0 (46.33)、陽イオン計=58.39 (2.44mval)、陰イオン計=109.7 (2.59mval)、メタほう酸=14.3 <H元.10.30分析>
*HPではpH10.04。25mの温泉プールもあったので湧出量はかなり潤沢なようです。
その後、ルーデンスCC~道祖神峠と林道を通り、桜山公園下へと抜けました。ここの冬桜は何度も見にきていますが、今年はマスコミで大々的にとりあげられたため大混雑が続いているよう。夕方でもまだ混雑していましたがPが無料になっていたので寄りました。ちょうど満開で紅葉もピーク、桜&紅葉のいい写真が撮れました。
〔 2004年11月24日レポ 〕
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■ 「ゆめみ処ここち湯 海老名店」
<「ゆめみ処ここち湯 海老名店」> (海老名市、10:00~25:00、平日650円(土日祝750円)*会員各50円引、0120-14-0265)
オフィシャルHP
2004/10/5にオープンした相鉄グループの温泉スパ銭。相鉄線「かしわ台」駅の改札を出て左に行き、セブンイレブンの角を右に曲がり坂を下っていくと左手にある相鉄ローゼンの奥。徒歩3分位。T岡設計による典型的な和風スパ銭。シックな色調の落ち着いたつくりで、全体にオープンエアの空間が広くとられていて気分がいいです。
浴室は、内湯ゾーンに機能浴槽群(真湯、強カルキ臭)、サウナ、水風呂(カルキ臭)となごみの湯(温泉、みかげ石枠石タイル貼7.8人)。たちこめるカルキ臭に辟易し早々に露天に避難。
露天ゾーンは塀に囲まれていますが広々として居心地がいいです。寝湯群・歩行浴槽・眺望湯は真湯で強カルキ臭。右手奥に洞窟風の薬草スチームサウナ。
温泉浴槽はすべて鉄平石造で、源泉槽のここち湯(一部岩造4.5人、縦長の一辺出入り)、ぬくもりの湯(7.8人、東屋付)、まどかの湯(10人以上)、涼みの湯(3人)と壺湯(1人×3)。
カラン31(一部セパレート式)、シャワー・シャンプーあり、ドライヤー有料(10円/3分)。平日18時で40人以上と盛況ながら、キャパがあるのでゆったりと入れました(とくに源泉槽が空いていたのはラッキー)。
ここちの湯は岩の湯口(奥に金属パイプ)からかなりの量を投入で脇の排湯槽への上面排湯。たぶん槽内注排湯はなく、”源泉かけ流し”の掲示があります。
なごみの湯は石の湯口から投入+側面注入で側溝への上面排湯+オーバーフロー。
ぬくもり、まどか、涼みはこの順で流し込み、おのおの湯口、側面注入、底面吸湯などがある循環仕様。壺湯は底面注入+檜湯口からの少量投入でオーバーフロー。
ここちの湯以外はいずれも”循環”の掲示があります。
ここちの湯は、泉温37.7℃に対し、投入45℃位、浴槽41℃位なので加熱はあるかと。浴槽まわりは赤茶に変色し、温泉臭からしても除鉄・濾過なしの源泉かけ流しかと思います。
ここちの湯と他の温泉槽ではお湯が全然ちがいます。
他の温泉槽は、うす茶色(?)ほぼ透明で味不明、くどい感じのうがい薬臭+タール臭(消毒剤臭?)。淡泊で軽めの浴感ですが、ツルすべはここちの湯より強いです。
ここちの湯は、たぶん緑がかった茶色のささにごり。湯口でしっかりとした塩味(重曹分のせいかややまろやか)+弱金気味+α(このαがくせもので、めがねさんが”ポテトチップス味”と表現したのも判る気がします (^^;)。明瞭な金気臭+微焦げ臭+弱アンモニア臭+糊臭+微泥臭+微臭素臭?+僅微イオウ臭?+αと複雑なもの。湯面ではやや金気臭が弱まり相対的にアンモニア臭が強まっています。水海道の「きぬの湯」から糊臭と泥臭を弱めてアンモニア臭を強めたような感じで同系かと。
食塩泉らしいしっかりとした浴感とほてり感がありよく発汗しますが、重曹泉系のツルすべもあります。さらに何となく肌に染み入るような奥深さも感じられるいいお湯です。(メタほう酸=198.5mg/kgが効いてるのかな?) けっこうさっぱりとする重曹泉系寄りの浴後感。浴感は、YEBISUさんご指摘のとおり柏・ゆの華のイメージが若干かぶるかと思います。
はっきりいって、循環槽はたいしたことないですが、ここちの湯はかなりのすぐれもの。このお湯に入るだけでも訪れる価値は充分あるかと思います。ただし、適温のうえに狭いので週末など入浴待ちの行列ができるかも・・・ (^^;;
神奈川方面では「いこいの湯多摩境店」とともに評価の高い温泉スパ銭で、鮮度とパワーで攻めるいこいに対してこちらは濃度感と個性的な温泉臭がポイントかな?
料金も手頃だし施設のバランスもいいので、今後ますます人気が上がっていくお湯かと思います。
Na-塩化物温泉 37.7℃、pH=7.7、130L/min(約1,301m掘削揚湯)、成分総計=10.99g/kg、Na^+=3932mg/kg (94.16mval%)、NH4^+=41.5、Fe^2+=2.8、Cl^-=6094 (95.87)、Br^-=20.5、I^-=8.2、HCO_3^-=424.7、陽イオン計=4166 (181.6mval)、陰イオン計=6552 (179.3mval)、メタけい酸=72.9、メタほう酸=198.5 <H16.6.30分析>
〔 2004年11月19日レポ 〕
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■ 甲府 「源泉湯 燈屋」
2004/9オープンの新しい日帰り施設。甲府相生町から東に向かう青沼通り、玉諸小のそば、通りに面した「養老乃瀧」の駐車場の裏手にあります。そばのR20バイパス「上阿原」交差点は変則信号で混むので、甲府方面からだと早めにバイパスから左折して青沼通りに入った方がベター。
シックな和風の建物で、つくりはT岡設計系ですが、全体にこげ茶系の渋めのトーンで統一され落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
食事処兼ロビーは2階までの吹き抜けを配して大きな空間を確保。こういうつくりは空いているときはスケール感が活きていいですが、混雑するとごった返し感が強まるのでむつかしいところ。この日は空いていたのでいい感じでした。食事処の奥に足湯もあります。
浴室へのアプローチも花壺などが配されてデザイナーズ旅館のよう。おそらく県内でも1、2を争う綺麗系施設かと思います。
男女別の浴場は広く、”温快の湯”と名付けられた内湯にぬる湯主浴槽(黒みかげ石枠伊豆石貼20人以上、ジャグジー付)、高温槽(同6.7人)、水風呂、サウナに座湯。
露天ゾーンに古代桧の湯(檜枠伊豆石貼12人以上、軒下タイプ)、富士大沢石の湯(岩枠鉄平石敷12人以上)、信楽大壺の湯(陶製1人×3)、釜蒸し風呂。休み処もあって至れり尽くせり。
カラン23、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。カランは弱い重曹味が感じられたので温泉かも。週末昼で20人以上と盛況。
壺湯と富士大沢石の湯をのぞいて湯口の奥で熱湯(源泉?)と水(金気含む井水?)を混合しての投入で、おそらく希釈があるかと思います。全槽で槽内注排湯は確認できずかなりの量のオーバーフロー。
お湯は微黄緑色がかって(浴槽材色の加減かも?)透明、場所によりこまかな気泡あり。弱重曹味で微モール?臭+僅微アンモニア?臭。重曹泉系の弱いツルすべのあるやわらかなお湯はモール?泉系かと思われ、浴後はけっこうあたたまります。
水風呂は金気味金サビ臭のする井水(たぶん)で、キシキシとした肌ざわりはなかなか。
お湯は希釈が少ないと思われる内湯高温槽と富士大沢石の湯が比較的よく、後者では湯口付近でアワつきがありました。
温泉らしい浴感とそれなりの鮮度感はあるのですが、なんとなく去勢されたようなのたっとしたイメージのお湯は個人的にはいまいち釈然としないものでした。これが希釈によるものか広すぎる浴槽によるものかは不明。おそらく両方でしょう。
泉温は40℃台後半らしいので、すこし工夫すればそのまま提供できるハズなのに、かなりの希釈をかけているようで湯づかいはうまいとはいえません。
山口、碇、玉川、フカサワなど甲府の1線級のお湯と引き比べると、どうしても物足りなさを感じてしまいます。
泉質はパンフによると含食塩-重曹泉(Na-炭酸水素塩・塩化物泉)。アルカリ性でうすめの塩類泉(たぶん総計1.5g/kgいってない)かと思います。
温泉分析書はフロント奥の見にくいところに置いてあり、メモは不許可、見せても貰えなかったので詳細不明。
これだけ意匠や環境形成に気を使っている施設なのに、見やすい場所への分析書の掲示もなく、浴室にT教授の解説が掲示されているのみ(これって温泉法第十四条の掲示?)。近年オープンした関東エリアの日帰り温泉のなかで、これほど情報公開に対する意識の低い施設も珍しいです。
それでも綺麗系施設の少ないエリアですから、今後、女性客を中心に人気があがっていく施設かとは思います。(連れはけっこう気にいっておりました ^^)
〔 2004年11月14日レポ 〕
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■ 野田花井温泉 「野田 潮の湯」
オフィシャルHP
七光台温泉のオープンを意識してか2004/9にリニューアル、3時間のリーズナブル料金が設定されたので行ってみました。以前から泉質的には気になっていたものの、1,900円/1日(17時~1,500円)という高料金設定におそれをなして未湯でした (^^;。
東武野田線「野田市」駅と「梅郷」駅の間、野田東武ホテルの隣にある大規模な日帰り施設。高料金施設だけあって、さすがに館内はゆったりとつくられています。
1Fに男女別の浴場と円形の建物中心の吹き抜けゾーンに足湯、タイ古式セラピー、アジアンラウンジなどエスニックヒーリング系の施設が集結。2Fにはダイニングレストラン、フードコート、売店、個室に卓球室まであります。
別棟にはカットサロン、接骨院、ビューティシェービングなど付帯施設も充実。
以前あった水着着用のバーデーゾーンは廃止され、足湯を除く全浴槽が男女別のハダカ入浴ゾーンとなっています。
浴室は窓が小さく奥行きが深いのでやや暗め、半洋風のひと昔前のつくり。
上段歩行浴槽+下段ジェット浴槽+打たせ湯×2、源泉槽(みかげ石造3.4人、ややぬる)、温泉主浴槽(同20人以上、適温)、つぼ湯×2、洞窟状の機能浴槽ゾーン、サウナ、水風呂に露天(鉄平石枠石敷15人位、一部屋根付)という多彩な構成。
露天は塀に囲まれていますが風が通り、和風の坪庭とデッキチェアーなどもおかれていて居心地はいいです。
セパレート型洗い場19、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。祝日17時で25人くらいでしたが、キャパがあるのでゆったり。
明らかに温泉使用と思われるのは、源泉槽、温泉主浴槽、つぼ湯。
あとは、無色透明無味カルキ臭で浴感も薄いので、真湯かゲキ希釈湯使用かと思います。(ただし、連れによると女湯の露天は温泉だったそうで、男湯露天も湯口に析出が出ているので温泉を使うこともあるのかも?)
源泉槽は、石の湯口から大量投入で温泉主浴槽への流し出し+上面排湯口+強烈底面吸湯。
温泉主浴槽は、石の湯口から大量投入+側面注入+源泉槽からの流し込みで上面排湯口+たぶん槽内排湯でかるくオーバフローもあり。つぼ湯は底面注入?でオーバーフロー。
お湯は、黄緑色がかった透明、源泉槽はうす茶褐色に見えるが赤茶に色づいた底面材のせいかも。強塩味でタールがかった薬品臭+かすかな磯の香。かなりの濃度感があり、よく温まって発汗する強食塩泉らしい浴感。浴後はすこしぺトついて温まりが持続します。温泉主浴槽やつぼ湯より、源泉槽のほうが塩味も浴感も強いような感じ。
源泉槽のお湯も濾過・除鉄・消毒剤投入しているかと思いますが、相当の濃度感があるのでけっこう満足できます。(七光台温泉の源泉槽よりぜんぜん濃い感じ)
源泉スペックは強烈なものがあるので、源泉槽では手を加えない源泉をそのまま使って欲しいと思いました。
施設はゆったりとしていて、何より混雑していないのがいいです。客層も落ち着いていて、大人のリゾートという感じ。ダイニングレストランも落ち着いた雰囲気で味もまあまあなので、夕方、食事がてら再訪したいと思います。
Na-塩化物強塩温泉 46.6℃、pH=7.06、500L/min(約1,300m掘削揚湯)、蒸発残留物=27.53g/kg、Na^+=8292.0mg/kg (87.59mval%)、Mg^2+=226.0、Ca^2+=597.9、Fe^2+=5.1、Cl^-=14270.0 (99.07)、Br^-=42.3、I^-=6.3、HCO_3^-=192.8、陽イオン計=9219.2 (411.91mval)、陰イオン計=14512 (406.28mval)、非解離成分・溶存ガス成分不明 <H9.9.26分析>
〔 2004年9月26日レポ 〕
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●「野田 潮の湯」 かけ流し導入
本日、野田花井温泉「野田 潮の湯」に行ってきました。ここはけっこう空いていてわりに食事が美味しいので、このところよく行きます。(700円/3h)
内湯の源泉槽のコンディションがいつになくよくてびっくり。濃度感のあるうす濁りのお湯は強烈な塩味で強食塩泉らしい強い浴感のある温もりの湯。
脱衣所に湯づかいについての掲示が出ていて、源泉槽は加熱、塩素系消毒剤投入ながら非希釈のかけ流しのよう。帰りにフロントで確認すると5月から源泉槽をかけ流しに切り替えたとのことです。
温泉臭はほとんど感じられず軽い薬剤臭がするのは残念ですが、24g/kgの強食塩泉をかけ流しで楽しめるなかなか貴重な施設になりました。
〔 2005年5月28日レポ 〕
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●「野田 潮の湯」 料金体系変更
野田潮の湯の料金体系が再度変更になっています。
1日料金平日800円、土日祝900円でタオルと館内着がついています。以前の700円/3hは廃止となっているので、土日の夕方に一風呂浴びるには実質200円の値上げとなりました。
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■ 仙水の湯 「いこいの湯多摩境店」
オフィシャルHP
電車+バスだと、京王相模原線「多摩境」駅ないしはJR・京王線「橋本」駅北口から神奈中バス橋76系統(神奈中多摩車庫行き、平日昼間は3~5本/時)に乗り、「小山上沼公園」バス停下車(橋本から約12分、多摩境からだと約3分)徒歩約5分で到着です。
開発途上の雑草生い茂る分譲地のなかに突如として純和風のスパ銭が現れます。平日なのにPはほぼ満車でおののき。
床が歩くとペコペコする木目調塩ビシート敷なのは笑えますが、全体になかなかよくできた造り。とくに湯屋へ向かう渡り廊下はいい見せ場になっています。
浴室は天井高く丸太?が渡されていい感じ。温泉主浴槽(黒みかげ石枠伊豆石敷10人以上、ジャグジー付、半身浴ゾーンあり、42℃)、各種機能浴槽群(真湯、カルキ臭)、サウナ×2、水風呂(井水、強カルキ臭)。水風呂では湯口まわり中心にサウナの排気臭あり、強カルキ臭に排気の焦げ&饐え系の臭いが混じってなんともいえない臭気を発しています。ちょいとばかり設計ミスったか? (^^;
露天ゾーンはすべて温泉槽で、岩風呂(岩組伊豆石敷6.7人、東屋付、44℃)、くつろぎの湯(岩組伊豆石敷10人以上、ジャグジー付、41℃)、檜の湯(檜+鉄平石枠伊豆石敷4人、東屋付、40℃)と寝湯(4人)。
目の前の山が借景になっていて、何となく深大寺の「ゆかり」の露天に佇まいが似ています。
カラン31、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日19時で50人以上と盛況。
岩風呂は、赤茶に色づいた岩の湯口から熱湯(たぶん源泉)を大量投入。槽内注排湯は不明ですがくつろぎの湯へほぼ投入量全量を流し出し。
くつろぎの湯は、岩風呂からの流し込みがメイン+底面注入、槽内排湯は不明ですが上面排湯口からのザンザコの流し出しがあります。
檜の湯は檜?の湯口から熱湯投入で槽内注排湯は不明、寝湯方向への流し出し?。熱湯を投入しているわりにはぬるいので低温湯の注入があるかも?
露天全槽に「源泉かけ流し」の掲示があります。
内湯の温泉主浴槽は石の湯口から投入でオーバーフローなく、循環の掲示あり。
お湯は黄色がかった透明~薄茶褐色僅微にごり湯で、岩風呂>檜の湯>くつろぎの湯>温泉主浴槽の順で色味が濃くなり鮮度感も落ちます。
岩風呂・檜の湯の湯口で弱塩味+微重曹味+僅微金気味。金気臭+微モール?臭。湯面では金気臭やモール?臭は感じられずなぜかガス臭(昔の都市ガスの臭い)がしました。ふつう、金気臭が湯口でこれだけ香ると、湯面でも相当残ってますが、ここは別の臭いに変化しているのはナゾ。
くつろぎの湯では微ガス臭とこれもなぜか?石鹸臭。
温泉主浴槽ではくどい感じの薬品臭が強く感心しません。
とくに岩風呂と檜の湯の鮮度感が高く、岩風呂ではかなりの量、檜の湯でもそこそこのアワつきがありました。重曹泉系のツルすべが思いのほか強くてびっくり。イメージ的には甲府のモール泉?群に似ています。
めがねさんも指摘されていましたが、とにかくパワーあふれるお湯で、温度以上の熱湯感があるので岩風呂など客があまり寄りつかず空いていました ^^)
こんなことは滅多にないのですが、浸かっているうちに動悸がしてきてびっくら。場所柄ファミリー客主体かと思われますが、とくにお子さま連れは要注意かと。
ぬる湯槽でも強食塩泉とは異質の、熱感で表面から炙り立ててくるような凶暴さがあって、個人的にはお湯に没頭することはできませんでした。
それでも、湯色、温泉臭、ツルすべ、温まり感など温泉の醍醐味にあふれたお湯で、設備充実、料金もリーズナブルなので近場で楽しむには贅沢至極な施設かと思います。
Na-塩化物温泉 48.6℃、pH=7.9、438L/min(1,700m掘削揚湯)、成分総計=2957mg/kg、Na^+=1007mg/kg (95.57mval%)、Fe^2+=1.4、Cl^-=1466 (89.42)、Br^-=4.3、HS^-=0.05、HCO_3^-=287.4 (10.18)、陽イオン計=1051 (45.84mval)、陰イオン計=1762 (46.25mval)、メタほう酸=97.6、硫化水素=痕跡 <H16.1.27分析>
〔 2004年9月22レポ 〕
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