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■ みずほ温泉 「埼玉スポーツセンター 天然温泉」 (旧 「むさし野温泉 彩ゆ記」)



みずほ温泉 「埼玉スポーツセンター 天然温泉」 (旧 「むさし野温泉 彩ゆ記」)
住 所 :埼玉県所沢市南永井1116
電 話 :04-2946-4126
時 間 :10:00~25:00 / 原則無休
料 金 :750円(土日祝 850円)会員各100円引
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (ぽかなび.jp)
※ 営業状況、時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

驚異の超広域看板で一部で有名な(笑)埼玉スポーツセンターが温泉を掘削、2007/5/30に日帰り施設をオープンしたもの。
R246川越街道東京方面からだと「みずほ台入口」交差点(角に珍来飯店あり)を左折、あとは道なり。
パチンコ、ボーリング、ゴルフ練習場、フットサルなどが揃う一大スポーツ&レジャーランドのはじに妙に上質感をただよわせミスマッチ的にあります。

オープン時には「むさし野温泉 彩ゆ記」と称していましたが、いまは「埼玉スポーツセンター 天然温泉」となっているようです。

 
【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 サインにも「源泉掛け流し」

埼玉らしからぬ(^^;)スパ銭系のワンランク上をいくアップスケール仕様。
ところどころに調度があしらわれ、照明も落として小じゃれた雰囲気。
飲食処「百花料爛」はクローズ型で落ちついていますが、ちょいとメニューを絞りすぎかな?
(註:その後、「百花料爛」はスタッフ、メニューとも大幅に入れ替えられ、日帰り温泉としては非常に味のよいメニューを展開しています。とくに刺身系メニューの質の高さにはびっくり!)

 
【写真 上(左)】 複合施設のなかにあります
【写真 下(右)】 外観

2Fには別料金の岩盤浴、1Fにカットサロンと洒落た茶処もあります。
ただ、無料のパブリックスペースがちとすくないかな・・・。

ふたつの浴場はほぼシンメトリで男女固定制。脱衣所はまあまあの広さでポーチには休憩(喫煙)コーナーもあります。
入って正面にかけ湯。左手に洗い場と内湯「静」(石貼8人位、適温)&寝湯ジャグジー「舞」。
内湯は露天に面し、広い窓が開放されていて気持ちがいいです。
洗い場ゾーンから室内通路が奥のサウナゾーンにつづいています。

ここには高温サウナ、ミストサウナと水風呂「涼」。
井水の水風呂は明瞭なとろみが、適温(20℃)で鮮度あり、カルキ臭もなくて入りごこちよし。
水中の指先が青白く発光し、硫酸塩泉系成分を含む井水かと思われます。

露天ゾーンには手前に数段ひくくあつ湯槽「熱」(岩+コンクリ造、広め、熱め)、その奥に井水の還元水浴「蘇」(円形石貼7.8人、屋根付、ぬるめ)、その脇に「独」(木枠石敷1人、適温)、露天中央にメイン露天「和」(木造8人、屋根付、ぬる湯)、「和」のよこの階段をのぼって左手に寝湯「夢」(石造×4人ジェット付)、その上段奥に「独」(木枠石敷1人、適温)、「和」の上段に「極」(岩+コンクリ造12人、適温)と多彩な構成。
掲示によると、うち、還元水浴「蘇」と水風呂「涼」以外は温泉。
露天の「極」は文句なしのかけ流し。これを流し込む「和」もタイミングによりかけ流しにちかいコンディションとなります。

都会的に洗練された浴場で、BGMは環境音楽。ヒーリングモード全開。露天も和風でシックで落ちついた雰囲気があります。
ただ難をいうと、ベンチがなくトドになるスペースがない、上空にゴルフ練習場のネットが無粋にそびえている、飲料水がぬるくて不味いことかな。
(その後、サウナよこに冷水機とベンチが設置されて快適度UP。)

「極」は赤茶に変色した岩の湯壺にかなりの量のあつ湯(たぶん加温源泉)をパイプ注入し、浴槽に流し込み。
槽内注入なく、底面排湯口不作動でおそらくほぼ全量を下段の「和」に流し出し。
「和」は「極」からの大量滝状流し込み&底面熱湯注入でオーバーフロー。他の浴槽は槽内注排湯ありの循環仕様。
カラン30(内セパ式12)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
ドライヤー10円/3分はセコい(と当初思いましたが、独占やムダづかいも減って意外に合理的かも・・・)。
平日21時で10~20人程度と空いていました。(その後はもっと入るようになっています。固定客多数。)

お湯は、かけ流しの「極」「和」とその他の温泉槽でちがいます。
「極」「和」は、「極」の湯口で弱金気味+弱重曹味、甘いモール臭+金気臭にかすかな甘イオウ臭が混じっているかと。
湯面では甘いモール臭がおだやかに香ります。
(註:その後、「極」では明瞭な甘イオウ臭が香るようになり、湯口ではよわいたまご味も感じられます。)

やや茶色がかって透明のお湯には細かな気泡がただよい、アワつきがあります。
アワつきは「極」湯口そばで多く、おそらく清河寺を凌ぐと思われます。
「極」全槽と下段の「和」でもアワつきがあったのにはびっくり。湯面には気泡も浮いています。
加温で重曹分が分解されよけいにアワが増えているのでは?

重曹系アル単のヌル(ツル)すべにアワつきのぬるが加わり、ぬるぬるすべすべ炸裂の文句なしの美人の湯。
鮮度感&ヌルすべ度は埼玉でも屈指でしょう。
鮮度が高いのでよく温まりますが、本質は重曹泉系の「冷の湯」で、浴後は上質な爽快感が出ます。
ただ、「極」はちょいと加温が強すぎかも。夏場は「極」をぬる湯にして、「和」を熱湯にしたほうがいいかもしれません。
循環系の温泉槽でもヌルすべはありますが、かけ流し槽には及ぶべくもありません。

桃猫。さんやONKEN21さんが山梨のお湯に例えられていましたが、たしかに近いものがあるかと思います。
ただ、山口やフカサワよりはモール気が弱く成分的にもうすいので、個人的には湯王「カアナパリ」に近いものを感じました。
周辺競合施設のなかでは濃度的にはいちばんうすいですが、お湯的にはトップクラスです。やはり温泉は鮮度が命かと・・・。

それにしても、この施設内容でスパ銭なみの料金設定は快挙。
平日の夜に鮮度感抜群のモール泉を楽しめるとは嬉。
ただ、コストパフォーマンスが高いので、週末はゲキ混み必至でしょう。
このあたりはスパ銭の激戦地で、競合は「真名井の湯」「湯楽の里 所沢店」「小江戸はつかり温泉」「おふろの王様 志木店」「さいたま清河寺温泉」「湯の森 所沢」「にいざ 彩泉楼」あたりになりますが、これらの施設がどのような対応策を打ち出してくるか、興味がもたれるところです。

〔 源泉名:みずほ温泉 〕
アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・Cl型) 31.6℃、pH=8.7、300L/min(1,200m掘削揚湯)、成分総計=0.5913g/kg
Na^+=154.1g/kg (96.88mval%)、Fe^2+=0.2、Cl^-=55.6 (22.29)、HCO_3^-=309.1 (71.99)、CO_3^2-=11.4
陽イオン計=159.4 (6.92mval)、陰イオン計=376.8 (7.04mval)、メタほう酸=6.6 <H17.6.7分析>

<温泉利用掲示>
露天(極・和)
 水源:温泉 加温:あり ろ過運転:なし 滅菌:なし
内湯(静・舞)/露天(熱・独・夢)
 水源:温泉 加温:あり ろ過運転:あり 滅菌:あり
内湯(涼)/露天(蘇)
 水源:井泉 涼=減温・蘇=加温:あり ろ過運転:あり 滅菌:あり

〔 2007年6月7日レポ 〕→ 適宜追記あり


E139.32.4.899N35.49.13.711
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