関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ まえばし駅前天然温泉 「ゆ~ゆ」 〔 Pick Up温泉 〕
このところ何回か前橋の「ゆ~ゆ」にいきました。お湯のイメージがかなりかわっているので、オープン時からのレポをまとめてアップしてみます。
【 最新バージョン 】
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<まえばし駅前天然温泉「ゆ~ゆ」> (前橋市、10:00~23:00、600円/3.5h(無制限?)、027-224-0111)
オフィシャルHP
一時は新規オープン競合施設に客をとられていた「ゆ~ゆ」ですが、料金改定と湯づかい改良、食堂メニューの改変など対抗策を打ち出し、最近は客足が戻っています。
施設については以前レポ(下記)しているので、泉質と湯づかいメインにレポします。
夕方いくと浴槽が満杯のこともある最近の「ゆ~ゆ」。客層はファミリー客がすくなく、いかにも「群馬の温泉好き」といった年輩の客層がメインで落ちついています。
内湯、露天とも湯口で焦げ臭が強まり、焦げ臭+金気貝汁臭+弱ガス臭に重曹味+弱塩味+金気だし味+僅微苦味+微うま味の複雑な味臭。以前のアブラ臭食塩泉のイメージは陰をひそめ、むしろ重炭酸土類泉的なお湯に変化しています。
お湯は緑茶色のうすにごりで茶と黒の浮遊物が舞っています。
オーバーフロー量はとくに内湯で以前より多く、湯面でも一時感じられた鉄のなまった感じはなく、鮮度感が高まっている反面、濃度感は減じて温まりも弱くなっています。
で、お湯が面白くなくなったかというとそんなことはなく、前橋駅前で山の名湯、重炭酸土類泉を味わえるとは驚異的。湯ざわりもツルすべよりは肌に染み込むイメージです。最近の「湯都里」もそんなイメージがありますが、「ゆ~ゆ」のほうが明瞭。
露天は一時鮮度が悪化していましたが、最近は回復していて、以前のとおり内湯よりコンディションがよくなっています。水風呂も絶好調(ただしなかなか空かない)。
温泉利用掲示は下記のとおりですが、たしかに加水はあると思います。
アブラ臭食塩泉→重炭酸土類泉へのイメージの変化については、井水による希釈(井水はたぶん重曹鉄泉系だと思う)か源泉じたいの泉質の変化が考えられますが、たぶん両方でしょう。
前橋~渋川あたりのアブラ臭食塩泉はおおむねモール重曹泉系に変化していると思われ、ホテホテしおしおアブラ食塩泉の面影をのこしているのは、「スカイテルメ渋川」、「ばんどうの湯」くらいでしょうか・・・。
それにしてもこのエリアのお湯のレベルの高さ、おそるべし!
Na-塩化物温泉 57.5℃、pH=7.3、455L/min(1500m動力揚湯、成分総計=4.30g/kg、Na^+=1397mg/kg (90.68mval%)、Ca^2+=86.5、Fe^2+=1.4、Cl^-=1971 (86.84)、HCO_3^-=643 (15.89)、陽イオン計=1523 (67.0mval)、陰イオン計=2622 (66.3mval) メタけい酸=57.4、メタほう酸=68.1 <H12.7.18分析> (源泉名:くりまの湯)
※ 温泉分析書はオープン時から同一。
<温泉利用掲示> 加水:あり 加温:なし 循環:なし 塩素投入:なし
【 お湯悪化バージョン / 2005年9月11日レポ 】
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まえばし駅前天然温泉「ゆ~ゆ」にひさしぶりに行ってみました。
ここは経営者が替わったという情報があって、実際、オペレーションも若干変わっていました。
・1階にあった雑貨ショップがなくなった。
・食事処のメニューがファミレスっぽくなっている。
・露天のベンチがなくなっている。(で、浴槽フチに腰掛ける客多数で混雑)
お湯もかなり変わっています。
内湯・露天ともに湯口の湯温が低くなっていて、たぶん以前はなかった場所に注入と吸湯があります。湯面が盛り上がるほどの熱湯の大量注入については、これが加熱源泉かどうかは正直わかりませんでした。湯口からの投入量とオーバーフローの量はさほど変わりはありません。(”かけ流し”掲示はそのまま)
とくに露天のにごりが強くなり、アブラ臭はほとんど感じられず、金気のなまったような独特の臭い(内湯では以前からあった)が鼻について、鮮度感はあきらかに落ちています。
湯口のお湯は以前より湯温が落ち、アブラ臭と塩気が弱まって金気が強まっているようなイメージ。だし味が強まり味的にはむしろ美味しく ^^; なっているような・・・。
気に入りだった水風呂は依然として井水使用かと思いますが、金気はほとんど感じられなくなっています。
客層はファミリー層と若いグループ客がほとんどでスパ銭モード全開。年輩客はあまりいませんでした。
この日は市内で大きなイベントがあったので、入り込みが多くお湯がなまり気味だったのかもしれませんが、こんなにお湯の劣化した「ゆ~ゆ」ははじめてです。
とても気に入りでよく通った「ゆ~ゆ」ですから、この状況が一時的なものであることをただ祈るのみです。
【 安定期バージョン / 2003年10月13日レポ 】
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前橋駅そばに誕生したまちなかの民営日帰り施設。めがねさん、ONKEN21さんのレポあり。気に入りのお湯で、群馬に出撃するとついつい帰りに寄ってしまいます。
前橋駅北口メイン通りに面し(駅前ロータリから1つ目の歩道橋手前の信号右手)、駅から徒歩2分の立地ですが裏手にPもあります。明るい館内は、高い天井、総フローリング、暖色系の照明となかなか快適な環境演出。10分1000円ヘアカットや手もみ院も併設されてます。
2階にある浴室は、内湯大浴槽(石枠タイル造20人以上)、かけ湯槽、露天(石貼10人)にサウナと水風呂が増設されました。カラン28、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。サウナ(3.4人)と水風呂(1人)は狭すぎるのが難ですが、益子焼きの名工、大塚昌三氏作の陶製水風呂は入り心地がいいです。
露天は、塀に囲まれた軒下タイプで開放感がないのは残念。でも風は適度に通ります。土曜18時で男湯30人以上と以前に比べると全然混んでいますが、それでもゆったり。全体にとても機能的に造られた居心地のいい浴室で、ゆったりとお湯を楽しめます。
内湯大浴槽は、石の湯口からの投入&かけ湯槽からの少量流れ込みで底面吸湯×1。潤沢なオーバーフローがあって、浴槽まわりは鉄分で赤茶に変色しています。
露天は、石の湯口から30L/minほどの投入&底面注入でこちらもオーバーフロー。「かけ流しで塩素消毒もなし」との掲示があります。露天の方がお湯の回転が速く、アブラ臭強く濁りも薄くて新鮮な感じです。
水風呂は、地下200Mから汲み上げの金気臭・味の井水を40L/minほど投入のかけ流し。洗い場のカランもこの井水を使用しているかと思います。
適温のお湯は、緑茶色ささ濁りで茶色と黒の浮遊物あり。湯口は弱塩味に新鮮な鉄分らしいだし味が効いたあさり汁風味でなかなか美味しいですが、「鉄とマンガンを多く含むのであまり飲まないように」との掲示。
東鷲宮百観音の油粘土臭に弱金気臭と弱墨臭を加えた感じはアブラ臭の王道かと・・・。
重曹泉系のツルすべに食塩泉の重量感ある浴感を兼ね備えた入り応えのあるお湯ですが、浴後はお肌すべすべとなる上品な浴感。(連れがえらく気に入っております ^^;)ただし、浴槽が広いので、湯口付近と端の方で鮮度に差があるのは致し方なしかな?
しかし、県庁所在地の駅前にかけ流し温泉が出現とは、やはり群馬恐るべし ^^;) 社長は女性でスタッフも若い女性が多く、細かいところまで心遣いが行き届いています。施設、雰囲気、泉質、お湯づかいが揃ったおすすめ湯かと思います。
【 サウナ&水風呂デビューバージョン / 2002年12月26日レポ 】
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まえばし駅前天然温泉「ゆ~ゆ」に行きました。
群馬に出撃するとついつい帰りに寄ってしまいます。もう10回近いかも?
サウナ&水風呂ができてから2回目ですが、なぜか脱衣所ゾーンにあるサウナは小さすぎて残念。(4人位しか座れず待ち状態)
益子焼の大瓶の水風呂は、地下200Mから汲み上げの金気臭・味のする井水を40L/minほど投入のかけ流し。
洗い場のカランは前から水道ではないような感じがしてましたが、この井水使用では?
前より内湯の湯口の鉄分が増えた感じで、あさり汁の味がして美味しいです。
露天の湯口は内湯より塩味が強く、しょっぱいあさり汁風味。
あいかわらず露天の方が鮮度がよさげでアブラ臭も強く、投入量もオーバーフローもいままででいちばん多い感じです。
連休最終日の18時で30人以上と盛況でした。(噂が広がったか?)
でも、浴室も浴槽もゆったりしてるのでぜんぜん問題なし(サウナ以外 (^^; )。
充実の施設で良質のかけ流し温泉が楽しめるとは本当に贅沢です。
あったまるお湯なのでとくに冬場がおすすめです。
【 オープン直後バージョン / 2002年7月17日レポ 】
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<前橋駅前天然温泉「ゆ~ゆ」(群馬県前橋市、10~23時、700円/2.5H、027-224-0111)
6/3オープンの前橋駅前の日帰り施設。6/3に早くもめがねさんレポ済みですね。
前橋駅北口メイン通り「けやき通り=前橋停車場線」に面し(駅前ロータリから1つ目の歩道橋手前の信号右手)、駅から徒歩2分の掛け値なしの駅前温泉。裏手にPもあります。
真新しい館内は、高い天井、総フローリング、暖色系の照明となかなか快適な環境演出。
10分1000円ヘアカット、てもみ院も併設されてます。
2階の浴室は、入ったとたんに好ましいアブラ臭。
内湯大浴槽(石+タイル造、20人以上)、かけ湯槽、露天(石造、10人)、カラン28、備品類完備(日帰り施設には珍しく「ひのき泥炭石石鹸」がありました、全然効かなかったけど ^^;) )。
この立地でサウナなしは厳しいのでは? とくに水風呂がないのはキツイです。
露天は、塀に囲まれた軒下タイプで開放感がないのが残念。でも横に快適な7畳位の檜敷きがあり、トドのたまり場に...。 土曜18時で男湯15~20人と空いてました。
大浴槽は、石の湯口&かけ湯槽からの流れ込みで底面吸湯1ケ所を確認しましたが、潤沢なオーバーフローで、まわりは早くも鉄分で薄赤く変色。
露天は、石の湯口から40L/min位の投入&底面注入でこちらも豪快にオーバーフロー。
このオーバーフロー量は、首都圏の日帰り施設ではトップクラスかと...。
「循環なしのかけ流し」との掲示もありました。
熱めのお湯は、緑茶色ささ濁りで一部に茶色の浮遊物あり。
湯口では弱塩味+新鮮な鉄分らしいだし味でなかなか美味しいです(白寿の湯に似てます)
ただし、「鉄とマンガンを多く含むのであまり飲まないように」との掲示あり。
臭いはけっこう強く、群馬温泉の甘い感じのアブラ臭に墨の臭いを加えてシャープにした感じはアブラ臭の王道か...?
微ツルすべの重量感ある熱の温系ですが、ペトペト感の少ない上品な純食塩泉の浴感。
露天の方がお湯の回転が速く、アブラ臭強く濁りも少なくて新鮮な感じです。
かけ湯槽は赤味と金気臭が強く、ここだけ除鉄なしかも?
しかし、県庁所在地の駅前にかけ流し温泉が出現とは、やはり群馬恐るべし ^^;)
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