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■ 塩原(新湯)温泉 「むじなの湯」



<塩原(新湯)温泉「むじなの湯」> (那須塩原市(旧 塩原町)湯本塩原新湯 、7:00~18:00(冬期8:00~17:00)、無休、300円、0287-32-4000(塩原温泉観光協会))
紹介サイト(@nifty温泉)

※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。


塩原11湯のうち、奥の2湯、新湯(あらゆ)と元湯は硫黄泉にごり湯で人気があります。
塩原と鬼怒川・川治をむすぶ「日塩もみじライン」沿いにある新湯には3つの共同浴場があって、それぞれ源泉がちがいます。
なかでも温泉好きの評価が高いのがここ「むじなの湯」です。


【写真 上(左)】 階段の下り口
【写真 下(右)】 階段から

貴重な塩原産湯の花が買える「赤井商店」のよこの急な階段をおりていきます。
Pはすこし山側の道路沿いにスペースがありますが、ひょっとして駐禁かもしれないので、爆裂火口跡よこ(温泉神社下)のPに停めて歩いていくのがベターかも。
(ただし、ここは風向きによってはすごい硫化水素臭地帯となるので車が硫化するかも・・・ ^^; )

階段の途中から、湯抜きをそなえたがっしりとした湯屋が見えてきます。
下り切ると建物前。右が男湯、左が女湯で、扉のよこにある料金箱に料金300円を入れます。

塩原屈指の人気浴場なので、週末の午後に浴客がいないことはほとんどありません。
さらに夕方は浴衣すがたの宿泊客が大挙して押しよせ、大混雑修羅場状態となるので夕方は避けたほうが無難。


【写真 上(左)】 正面
【写真 下(右)】 脱衣所

さして広くない脱衣所から一段ひくく浴室。ここは以前は混浴でしたが、いまはふたつに仕切られ男女別になっています。
埋め水用ホースのみでアメニティ類いっさいなし。

たとえば土曜15時で2人~8人!。たいていは湯船に浸かっている客よりまわりでトドっている客のほうが多いので、浴室内はよけいにごったがえしています。

暗めの浴場に木造り4-5人の湯船がひとつ。手前が木板底、奥の一角だけが岩盤底になっていて、岩盤の割れ目から熱めの源泉が湧出しています。
女湯のほうが湧出量が多いという説がありますが、男湯でもそれなりの湧出量があります。


【写真 上(左)】 浴槽-1
【写真 下(右)】 浴槽-2

お湯は全体にかなり熱めで、とくに奥の岩盤部分は熱く、優に45℃はあるかと思います。
ここは頭の上に木板がせりだしていて、そこにからだをはめこむようにして入るのですが、一番人気で混雑時はなかなか入れません。

たまにホース加水でぬるくなっているときもあります。
ここは熱湯や濃厚な源泉を楽しみにくる人も多いので、なるべくホース加水しないで入るのがマナーかと・・・。

青灰色にささにごったお湯に黒い浮遊物。
味不明、しぶ焦げイオウ臭にかなり強めのアブラ臭がまじります。
このアブラ臭はかなり重たいもので、なんとなく新潟の「新津温泉」を思い浮かべました。
酸性泉系のヌルヌルにメタけい酸系の強いとろみをまじえた独特な湯ざわり。
やたらと強い浴感のうえに熱湯で温まりも強いので長湯はきびしく、その上あとを曳くお湯なのでついついトドと化してしまいます(^^;)

湯質といい、雰囲気といい、やはり塩原屈指の名湯で、運よく空いていれば最高の湯浴みを楽しめるすばらしい共同浴場だと思います。

酸性・含硫黄-Al-硫酸塩温泉(硫化水素型) 59.2℃、pH=2.4、自然湧出(湧出量不明)、成分総計=1792mg/kg、H^+=4.0mg/kg、Na^+=40.8、Ca^2+=79.1、Mg^2+=31.4、Al^3+=90.0、Fe^2+=8.2、Cl^-=6.5、HSO_4^-=136.3、SO_4^2-=1016.6、陽イオン計=265.7、陰イオン計=1159.6、メタけい酸=327.6、硫化水素=36.3 <H5.7.20分析> (源泉名:むじなの湯)

一郷一会100名湯 (記事 by takayamaさん)

〔 2009年5月29日レポ (2006年12月 他 何度か入湯) 〕
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