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■ (矢吹町文京町196-1湧出源泉) 「いやさかの湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<(矢吹町文京町196-1湧出源泉) 「いやさかの湯」>
(福島県矢吹町文京197-1、11:00~20:00、水休、300円(食堂利用者は無料)、0248-44-3233)
紹介ページ (msnトラベル)
紹介ページ (食べログ)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)

温泉マニアのあいだでは有名な福島県・矢吹町の食堂のお湯。
「あぶくま高原道路 矢吹中央IC」すぐ南側の交差点にあって、看板も出ている大きめの食堂なのですぐにわかります。

看板には「お食事処 温泉処 いやさか」とありますが、食堂が主役のよう。
とくにうどんが美味しいらしくグルメ系情報サイトでもけっこうでてきます。

週末の昼頃行ったのでPはほぼ満車、食堂も8割方埋まっていました。
個人経営のちいさな食堂を想像していましたが、意外に大きく流行っていました。
このぶんでは浴場もイモ洗いか・・・?、と思いきや、男女湯とも独占でした。


【写真 上(左)】 送迎バスもあります
【写真 下(右)】 浴場へのアプローチ

青いアーチ屋根のかかった渡り廊下をわたってのアプローチ。
窓の広いあかるい浴室。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 男湯の浴室

手前に熱湯槽(みかげ石枠白タイル貼2人)と窓側に適温槽(みかげ石枠青タイル貼3人)、とびらの外に露天(みかげ石枠タイル貼10人弱)の3槽。


【写真 上(左)】 熱湯槽
【写真 下(右)】 適温槽

露天は手前4-5人部分はふかく、おくの3-4人部分は浅めになっていてお湯はぬるめ。
壺庭的なロケで眺望はないものの風はとおります。


【写真 上(左)】 男湯露天
【写真 下(右)】 女湯露天

カラン4、シャワーあり、せっけんのみ、ドライヤーなし。

熱湯槽と適温槽は塩ビ管からそれぞれ50L/min弱と30L/minほどを投入で槽内注吸湯はなく、全量を豪快にオーバーフローするかけ流し。
露天はイオウ系の白い湯の花のでた木樋の湯口から40L/minほどを投入で、こちらも槽内注吸湯はなく全量をざんざこにオーバーフローのかけ流し。
とくに内湯2槽のオーバーフローは感動的で、当然鮮度感は抜群。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 豪快なかけ流し

アワつきがありそうなお湯ですが、アワつきはないか、あってもごく少量でしょう。

きれいなうす麦茶色透明のお湯で浮遊物はほとんどなし。
独特のアブラっぽい味+微たまご味に明瞭な甘イオウ臭+ミシン油臭。
オイリーな強ヌルすべとしっかりとしたとろみがきわ立ちます。


【写真 上(左)】 男湯内湯の湯口
【写真 下(右)】 男湯露天の湯口

浴中はよくあたたまり、浴後爽快感がでますが、そのあとからどっとあたたまる力を感じるお湯で、イメージは山梨の「初花」にちかいものがあるかな・・・。
このあたりは、このようなヌルすべ湯が多いですが、ここは頭ひとつ抜けている質感の高い名湯だと思います。

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・(CO3)型) 45.0℃、pH=9.22、435L/min、成分総計=0.3552g/kg、Na^+=105.3mg/kg (97.65mval%)、Fe^2+=0.1、F^-=2.3、Cl^-=18.4 (11.43)、HS^-=記載なし、HCO_3^-=131.8 (47.46)、CO_3^2-=46.8 (34.29)、陽イオン計=106.6 (4.68mval)、陰イオン計=207.4 (4.55mval)、メタけい酸=41.2、硫化水素=記載なし <S63.12.8分析> (源泉名:記載なし)

一郷一会100名湯 (by えんぴつさん)

■ブランドグルメ
〔 いいなづけ 〕
地元矢吹町産の白ウリとキュウリを、酒蔵「大木代吉本店」の大吟醸粕で漬けた無添加の漬物。
産品づくり実践協議会会員の手づくりで、8月中旬に塩漬けしたあと、酒粕に40日~50日ほど漬けるとのこと。
販売所が限られている貴重品です。
それにしても「いいなづけ」、ネーミングがナイスですね。
(「福島県県南地方定住・二地域居住相談所『ラクラスしらかわ』ブログ」などを参考。)

〔 2010/04/27UP (2006/12入湯) 〕


E140.20.26.650N37.11.9.480
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■ 底倉温泉 「そこくらの湯 つたや」 〔 Pick Up温泉 〕



<底倉温泉 「そこくらの湯 つたや」>
(神奈川県箱根町底倉240-1、10:00~19:00、火休、1,050円(タオル付)、0460-82-2241)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE旅行)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (るるぶ.com)

箱根七湯に数えられた由緒ある温泉場の老舗。
近年、日帰り主体の施設に業態転換していましたが、料金2,000円と高かったので未湯。昨年(2005)春に経営がかわり、1,050円の一浴コースができたのでいってみました。
(補足:いまは客室5室の湯宿も兼ねています。)


【写真 上(左)】 蛇骨川側からの外観
【写真 下(右)】 泉源?

場所は宮ノ下から小涌谷へのぼる国道1号沿い右手。
交通量が多く、Pが狭いので要注意。Pは他にもありそうですが詳細不明。
国道と蛇骨川の渓谷にはさまれた細長い敷地に傾斜を利用するように建っていて、屋上がP、建物の前は八千代橋から「太閤の湯」にのびる散策路です。


【写真 上(左)】 休憩所
【写真 下(右)】 底倉全図 (館内掲示)

Pの横の階段を下りると受付。
鉄筋箱形の建物で、箱根の老舗らしい和風情緒はあまりありません。
受付右手のロッカーに荷物をあずけスリッパに履き替えます。
土曜でしたが、開店直後にいったので館内に客の姿はなし。
受付のおくに休憩客用の休憩所、壁に『七湯の枝折』の底倉編が貼ってあり、しっかり「蔦屋」が描かれていました。


【写真 上(左)】 女湯露天
【写真 下(右)】 女湯内湯

浴場は受付階からELVでおりた階下に内湯と露天がそれぞれ男女別にあって、ハダカ移動不可。


【写真 上(左)】 男湯内湯の浴場
【写真 下(右)】 石像

メインの内湯は蛇骨川の渓谷に面し、窓を開けると谷風が吹きあがってきてなかなか快適。
ゆったりとしたつくりの浴場で、あちこちにローマ風石像があったりしてレトロ調。
内床まで伊豆石貼りのなかなか豪勢な浴場です。


【写真 上(左)】 男湯の内湯 (ジャグジー稼働前)
【写真 下(右)】 男湯の内湯 (ジャグジー稼働後)

浴槽は小判型石枠伊豆石貼10人以上の変形浴槽。
入ったときはジェット&ジャグジー作動はなく、底面吸湯も止まっていて全量オーバーフロー状態でしたが、15分ほどするとジュット&ジャグジーが作動し、底面吸湯もはじまってオーバーフローはほとんどなくなってしまいました。


【写真 上(左)】 男湯内湯の湯口
【写真 下(右)】 湯口に4本のパイプ

左手奥側に石の湯口、なかをのぞくと4つのパイプ口があり、真ん中のふたつは熱め、左のはぬるめのお湯が出ています。右のやつは止まっていました。


【写真 上(左)】 男湯露天
【写真 下(右)】 露天からの眺め

露天は、蛇骨川の渓谷を見下ろすものですが、対岸左手にある太閤の岩風呂は見えませんでした。それでも緑に囲まれ風がとおるのでなかなか気持ちがいいです。
石造6-7人屋根つきの浴槽は、岩組みの湯口から熱湯を投入+側面注入で底面吸湯+側面給湯+かるいオーバーフロー。


【写真 上(左)】 男湯露天の湯口
【写真 下(右)】 女湯露天の湯口

カラン内湯に10、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜10時で露天独占、内湯独占~3人とゆったり。

お湯は内湯・露天ともにほぼ適温、無色透明でわずかに白い浮遊物とこまかな気泡がただよいます。
わずかに芒硝塩味でほぼ無臭。
内湯のほうがお湯がよく、重曹系のツルすべととろみを感じるやわらかなお湯。
硫酸塩を含むためか湯中の手先が青白く発光しています。


【写真 上(左)】 女湯内湯の湯口
【写真 下(右)】 析出

芒硝と重曹と食塩がほどよくバランスしている感じで、インパクトはさほどないものの、いかにも箱根らしいおだやかなお湯で、太閤湯あたりにくらべると優しいイメージのお湯のような・・・。

浴後、スタッフの方とすこし話をしました。
ここは江戸時代から自噴している旧底倉源泉をつかっていて、湯量が少ないのでかけ流しはむずかしい(泉源は露天に行く廊下の左手)。
箱根では湯口の湯温がないと塩素殺菌しか認められないが、ここは幸い湯温があるので塩素系薬剤は使用せず、投入銀イオン+紫外線殺菌を併用しているとの由。
湯づかいについてかなり研究されているようでした。(個人的にはジャグシー&ジェットも休止して欲しいですが・・・)

最近できた日帰り施設「てのゆ」は別源泉。
いまの「てのゆ」の場所はかつて「つたや」の別館があり、「つたや」本館からお湯を送っていた。そのなごりが蛇骨川に架かっている小さな吊り橋(?)だとのこと。

宮ノ下あたりは、太閤湯をのぞいて安価で入れる日帰り施設がすくないですが、ここは1,050円で入れるようになり、気軽に使えるようになったのはうれしいことです。

Na-塩化物泉 62.7℃、pH=7.8、湧出量不明、成分総計=1.55g/kg、Na^+=437mg/kg、Ca^2+=45.4、Fe^2+=0.19、Cl^-=681、SO_4^2-=65.2、HCO_3^-=110、メタけい酸=144、メタほう酸=22.2 <H14.11.7分析> (源泉名:温泉村第52号(台帳番号))

<温泉利用掲示> 加水:あり 加温:あり 循環ろ過:あり 塩素処理:なし

〔 HPより(抜粋) 〕
江戸期より箱根七湯のひとつとして『初代蔦屋平左衛門』より継承されている老舗湯宿。
江戸期の昔から敷地内の岩盤より自噴する蛇骨源泉を石畳内に溜めおき、供給する底倉温泉独自の珍しい自噴源泉所有の湯宿。
また、この蛇骨源泉は、現在も江戸期と同じ方式で自然な形で採取・供給している貴重な源泉です。

〔 2010/04/27UP (2006/12/06レポ (2006/06入湯)) 〕


E139.3.35.973N35.14.26.648
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