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■ 和銅鉱泉 「ゆの宿 和どう」 〔 Pick Up温泉 〕



<和銅鉱泉 「ゆの宿 和どう」>
(埼玉県秩父市黒谷822-1、11:00~15:00(混雑時日帰り入浴不可、要問合せ)、840円、0494-23-3611)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (楽天トラベル)

”秩父七湯”にも数えられる歴史ある和銅鉱泉の“薬師の湯”。
(”秩父七湯”とは、ふつう新木の湯・鳩の湯・柴原の湯・千鹿谷の湯<以上現存>鹿の湯(白久)・梁場の湯・大指の湯を云うらしいですが、和銅や不動の湯が入っていることもあり、はっきり定まっていないようです。)

これまで何度となく前をとおっているものの、なんとなくお湯がいいイメージがなく、未湯だったお湯。
外観はさしたることもないですが、館内はかなり手が入れられていて高級宿の趣。
フロントの対応もしっかりとしたもので想定外の好感度。


【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 浴場フロア

フロント階からELVで降りた階下に浴場があります。
左が秩父地方で産出される秩父蛇紋岩を敷きつめた岩風呂「岩鏡」、右が樹齢二千年の古代檜を使った木風呂「檜扇」でそれぞれ露天つき。毎日23時に入れ替えがあるので、宿泊すると両方入れます。この日は「檜扇」が男湯、「岩鏡」が女湯でした。


【写真 上(左)】 「檜扇」内湯-1
【写真 下(右)】 「檜扇」露天-1

脱衣所はまあまあゆったり。
ここは大浴場のほかに貸切風呂や貸切岩盤浴(別料金)があり、日帰りでも入れるよう。若いカップルの姿が目立ったのはそれ狙いか・・・?。

「檜扇」やや暗めながらなかなか雰囲気のある浴室で、扉の向こうに露天があります。
露天の向こうに横瀬川の流れ。
カラン7、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
日曜13時で4人~独占。


【写真 上(左)】 析出
【写真 下(右)】 「檜扇」内湯-2

浴場の内床にはクリーム色の析出がでています。
内湯、露天ともクリーム色の析出のでた湯口から投入で、露天のほうは湯量・湯温ともに変動。ともに底面注入&吸湯ありでオーバーフローなし。
また、露天湯口の手前には別にお湯を入れているところがあって、ここのお湯はより源泉にちかいような感じがしました。


【写真 上(左)】 「檜扇」露天の湯口
【写真 下(右)】 「檜扇」露天の別の湯口

お湯は内湯と露天で若干ちがい、露天のほうが濃度感がありお湯がいい感じ。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 内湯の湯口

内湯は適温でほほ無色透明で浮遊物なし。
露天はうすく懸濁し白い浮遊物あり。味不明、ほぼ無臭でカルキは内湯、露天ともにほとんど感じず。
かなりしっかりとしたヌル(ツル)すべのやわらかなお湯で、よわいとろみも感じられます。
よわい青白発光と奥行きのある浴感があり、硫酸塩が存在を主張しているのかも・・・。
浴後はすっきり涼やかに収まるなかなかにいいお湯で、いい意味で予想を裏切られました。

秩父の日帰り施設は週末混みますが、ここはゆったりしていて空いているので、穴場的につかえる一湯だと思います。

規定泉(メタほう酸)(Ca・Na・Mg-HCO3型) 10.5℃、pH=7.7、3.5L/min自然湧出、成分総計=0.53g/kg、Na^+=38.1mg/kg (26.32mval%)、Mg^2+=19.8 (25.94)、Ca^2+=59.6 (47.28)、Fe^2+=0.08、Cl^-=23.6 (10.33)、HS^-=0.4、SO_4^2-=41.1 (13.37)、HCO_3^-=294 (75.26)、陽イオン計=119 (6.29mval)、陰イオン計=361 (6.41mval)、メタけい酸=27.6、メタほう酸=9.0 <H17.1.13分析> (源泉名:和銅鉱泉)

※ 名称は「和銅鉱泉」ですが、メタほう酸=9.0mg/kgを含むれっきとした温泉法上の温泉です。

〔 HP掲載 〕
秩父七湯のうちで最も古い歴史を持つ和銅鉱泉の“薬師の湯”。
和銅鉱泉は武田信玄公が和銅金山を開始した当時より開業したと称する古き歴史を有しております。
昔この鉱泉を近郷の人々が目薬や切傷に使用し特効したと伝えられており、当和銅鉱泉が“薬師の湯”と呼ばれるようになりました。

■ブランドグルメ
〔 秩父のしゃくし菜 〕
秩父地方でふるくから栽培されているしゃくし菜は、正式名を体菜(たいさい)といい、明治初期に中国から伝来した非結球白菜系の野菜です。葉のかたちが杓子(しゃくし)に似ているので秩父ではこう呼ばれます。おもに漬物(しゃくし菜漬け)として製造・販売されていますが、最近では秩父のブランド産品化をめざし、いろいろなメニューが考案されています。
収穫期は10月末から11月で、秩父の晩秋の風物詩として広く親しまれています。
(『SAITAMAわっしょい!』HPなどを参考。)

〔 2010/04/11UP (2008/12入湯) 〕


139.6.35.050N36.2.11.969
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■ 富里シティ温泉 「 サルビアの湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<富里シティ温泉 「サルビアの湯」>
(千葉県富里市七栄298-7、※ 新施設に移行、使用源泉も変更 → 旧施設のデータ:800円、10:00~24:00)
現施設(湯郷 ななえ)オフィシャルHP

八日市場市(現匝瑳市)にある米倉温泉(あうんの湯)からローリー運搬していた日帰り温泉施設。2005年に経営が替わり自家源泉使用に移行して、現在は「ななえの湯」となっています。
(後註:現在はさらに経営が移行?して、東日本温泉(株)(湯郷グループ)傘下となって、「湯郷 ななえ」に改称されています。)

場所は、東関道「富里」ICから約2km、国道296「七栄」信号と「七栄東」信号のあいだの道路沿い。
「サルビアの湯」時代はあまり目立ちませんでしたが、いま(湯郷 ななえ)は目立つ看板が出ているのでわかりやすくなっています。

館内は意外に広く1階に浴場とヘアーカット、2階に食事処や個室があります。
男女別の浴場には、内湯(みかげ石枠側面タイル貼平石敷15人以上)、サウナ、水風呂(冷たい、カルキ臭なく白い浮遊物あるので井水かも)と露天(岩枠石敷20人以上)。
浴室は採光が悪くやや暗め、露天はほぼ半露天で開放感はありません。
なんとなく仮設浴場的な雰囲気があって、温泉マニアには受けるかも・・・(笑)
全体にモノトーンで無機質な浴場ながら、機能的でつかい勝手は悪くないです。
セパレート式洗い場20、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜12時で3~8人。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 露天-1

内湯、露天ともに赤褐色に染まった岩の湯口から大量投入。
黒湯につき槽内注排湯不明ですが、オーバーフローはほとんどありません。


【写真 上(左)】 露天の湯口
【写真 下(右)】 湯口&湯色

ほぼ適温のお湯は、濃紅茶色の黒湯で透明度60cm位。湯口そばでは白く泡だっています。
微重曹味+薬品味に化石肥料臭+カルキ臭。
弱い重曹系のツルすべと温まり感のあるかなり入りごたえのあるお湯で、浴後は重曹がきいて肌がすべすべになります。
お湯はさほどなまった感じはなく、ローリーにしてはいい状態に思えました。


【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 「あうんの湯」の分析書

温浴施設が少ないエリアのわりに、知名度がひくく、穴場の施設だったようです。
なお、「あうんの湯」のローリーについては、脱衣所掲示に源泉名「あうんの湯」(所在地記載なし)とあり、泉温が手持ちのデータと合致するのと、フロントに訊いたところ「八日市場の方から源泉を運んでつかっている」とのことだったので、間違いないと思います。

成分総計=2.91g/kg、HCO_3^-=1774mg/kg (96.77mval%)という、きわめて純度の高い重曹泉で、ローリーでも充分な浴感があったので、源泉はかなりの実力派かと思われます。(現時点で源泉地に温浴施設なし、温スタ?はあるらしい)

Na-炭酸水素塩冷鉱泉 17.6℃、pH不明(弱アルカリ性)、湧出量不明、成分総計=2.91g/kg、Na^+=658.7mg/kg (96.74mval%)、Cl^-=16.0 (1.50)、HCO_3^-=1774 (96.77)、陽イオン計=686.5 (29.61mval)、陰イオン計=1812 (29.97mval)、メタけい酸=67.6、メタほう酸=13.2 <H15.11.25分析> (源泉名:あうんの湯)

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 富里のスイカ 〕
富里は関東というか、全国でも有数のスイカの産地です。(全国2位の出荷量らしい)
昭和8年から栽培が始まり、昭和11年には皇室にスイカを献上したという筋金入りの名産地です。
スイカによる街おこしに熱心で、すいかまつりスイカロードレーススイカ模様のガスタンクまであって、その盛り上がりかたはハンパではありません。
収穫期は5月から8月。通販などではこちら一つのツルから一玉だけしか収穫しない贅沢な一果穫り(いっかどり)のものが人気を集めているようです。
(富里市HPなどを参考。)

〔 2010/04/11画像補強再UP (2006/03/21レポ (2004/秋入湯)) 〕


E140.19.37.610N35.43.59.910
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