関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 大平台温泉 「大平台温泉組合 姫の湯」 〔 Pick Up温泉 〕
大平台温泉 「大平台温泉組合 姫の湯」
住 所 :神奈川県足柄下郡箱根町大平台583
電 話 :0460-82-2057
時 間 :9:00~21:00 / 木休
料 金 :400円/1浴
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (るるぶ.com)
■ 紹介ページ (温泉みしゅらん)
箱根では比較的新しい大平台温泉の人気共同浴場。
R1東海道から少しく入った大平台の集落内にあり、車でのアプローチはちとわかりにくいので、↓の地図を参照ください。
箱根登山鉄道「大平台」駅からは近いです。
【写真 上(左)】 大平台駅
【写真 下(右)】 大平台温泉街
箱根温泉郷、塔ノ沢と宮ノ下のあいだにある大平台温泉。
箱根細工の名産地として知られたこの集落はながらく温泉をもっていませんでした。
昭和24年、地元の有志たちによって宮ノ下地区で温泉を掘り当て引湯を開始、昭和37年には大平台地区内の早川河床でついに地区内泉源を得て、現在では地区内のいくつかの源泉と宮ノ下からの引湯の混合泉が「箱根大平台温泉組合供給温泉」として共同配湯されています。
「姫の湯」は大平台温泉の本家筋に当たる共同浴場で、HPには「姫の湯の歴史は大平台の歴史です。」と誇らしげに記されています。
なお、「姫の湯」の名は、大平台にある名水「姫の水」にちなむものとも思えますが、ウラはとっていません。
【写真 上(左)】 大平台温泉の案内板
【写真 下(右)】 湯滝よこの掲示
狭い路地にこぢんまりとしたPは5台程度でしょうか。混んでいることが多くまわりにPはないので繁忙時は避けた方がいいかも。
Pのよこには石膏系の析出のでた温泉の湯滝があって、期待が高まります。
共同浴場のわりには設備がととのっていて1階ロビーと2階(有料)休憩所で休めます。
【写真 上(左)】 湯滝
【写真 下(右)】 湯滝下のつくばい
そのわりに脱衣所はこぢんまり。
窓が広くてあかるい感じのいい浴場に、大理石枠タイル貼6-7人の円形浴槽ひとつとシンプル。
カラン4、シャワーあり、シャンプーなし、ドライヤー?
年末10時で4~8人とけっこうな盛況。さすがに箱根屈指の人気共同湯です。
【写真 上(左)】 休憩所
【写真 下(右)】 浴槽
石づくりの湯口から30L/minほども熱湯大量投入でオーバーフロー。
他に底面注入があり槽内排湯は不明。
ここは「かけ流し」としているガイド類が多いですが、お湯の感じや各種掲示類からみて、循環はあるかと思います。
お湯は熱くて43~44℃ほどもありました。
熱くて入れず浴槽まわりを右往左往する観光客風お客が数人。
無色透明のお湯に浮遊物はなく、ごくわずかな石膏味と湯の香。
きもち硫酸塩系のきしきしを感じますが、硬いイメージの湯ざわりで、これは循環のせいかも・・・。
カランのお湯もおそらく源泉ですが、こちらははっきりとした芒硝薬味+微塩味ととろみを感じ、あきらかに浴槽のお湯より濃度感があるので、浴槽のお湯は加水があるかも・・・。
混雑していることもあり、残念ながら個人的にはあまり楽しめませんでした。
後日、同じ源泉をつかう「山楽荘」に入りましたが、お湯の質感はあきらかに「山楽荘」のほうが上でした。
大平台のみならず、箱根でも有数の共同浴場なので、もうすこし湯づかいに気をつかってほしい気もしますが、この混雑や客層を考えると、加水&循環はやむなしなのかも・・・。
それでも、敷居高めの共同浴場が多い箱根のなかでは入りやすい施設なので、箱根共同湯デビューには最適なお湯かもしれません。
〔 源泉名:箱根大平台温泉組合供給温泉 〕
Na-塩化物泉 67.7℃、pH=8.4、湧出量不明、成分総計=1332mg/kg
Na^+=379mg/kg、Ca^2+=27.9、Fe^2+=0.03、Cl^-=593、SO_4^2-=53.7、HCO_3^-=72.9、CO_3^2-=1.43、陽イオン計=437、陰イオン計=722、メタけい酸=141、メタほう酸=30.77 <H15.8.4分析>
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環装置等の使用:あり 消毒処理:なし
〔 館内掲示より 〕
◆掛け流し温泉ですが、高温のため、適温(43℃~44℃)に保つために浴槽に注ぐ湯には加水しています。
◆なお、入浴者の身体付着の汚れを除去するための循環ろ過装置を備えています。
〔 2011/07/23UP (2006/01入湯) 〕
E139.4.38.390N35.14.1.220
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■ 老神温泉 「ホテル山口屋」 〔 Pick Up温泉 〕
老神温泉 「ホテル山口屋」
住 所 :群馬県沼田市利根町老神585 (旧 利根郡利根村)
電 話 :0278-56-3333
時 間 :14:30~18:00(伝説の湯めぐり、要時間確認)
料 金 :800円?
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (楽天トラベル)
■ 紹介ページ (ぐるなびトラベル)
■ 紹介ページ (るるぶトラベル)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
■ 紹介ページ (群馬の温泉宿(求人ジャーナル社))
利根の名湯、老神温泉にある創業明治二十年の老舗湯宿が日帰り対応するもの。
湯巡り手形「おいがみ伝説の湯めぐり」(手形一枚1,500円で3箇所入浴可(@500円))で入ったので正規日帰り料金は不明ですが800円という情報があります。
また、時間は手形で14:30~18:00なので、正規入浴の場合、すくなくともこの時間は対応しているかと・・・。
ただ、老神は閑散期など日帰り休止するお宿もあるので要時間確認です。
【写真 上(左)】 フロント
【写真 下(右)】 「月の瀬」入口
場所は伊東園グループの傘下に入った「山楽荘」(入湯済未レポ)の並びで、片品川に面した老神の中心部。
パンフによると当主は、江戸時代、沼田藩主・伊賀守信利の圧制に苦しむ村人たちを救おうと直訴に立ち上がった老神村の名主・山口六郎右衛の末裔との由。
箱形コンクリ造の建物はやや年季が入っていますが、館内はしっかりメンテされています。
また、山口六郎右衛にちなむ「義民鍋」が名物料理です。
【写真 上(左)】 「月の瀬」内湯
【写真 下(右)】 「月の瀬」内湯の湯口
なお、浴場は1階が男湯「月の瀬」でB1階が女湯「星の瀬」でともに内湯と露天、ただ、いまは時間による男女交替制で、入湯時は男湯がB1階「星の瀬」、女湯が1階「月の瀬」でした。
【写真 上(左)】 「月の瀬」露天
【写真 下(右)】 「月の瀬」露天の湯口
「星の瀬」は内湯(みかげ石枠タイル貼7-8人)と小橋を渡った向こうに、片品川にせり出すように開放感抜群の露天(木枠鉄平石造4-5人、屋根付)を配した立派なもの。
正面に老神の象徴?、イオウのガレ谷が望めてロケ抜群。
【写真 上(左)】 いい露天です
【写真 下(右)】 対岸のガレ谷
【写真 上(左)】 見下ろす片品川の河床
【写真 下(右)】 露天からの景色
カラン7、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜13時で男女湯とも独占。
【写真 上(左)】 「星の瀬」内湯
【写真 下(右)】 「星の瀬」内湯の湯口
内湯は赤茶に変色した円筒状石の湯口からの投入で上面排湯口からの排湯。
露天は竹樋の湯口から投入で上面排湯口からの排湯。
ともにかなりの投入量で槽内排湯口は引いておらず。
露天は「循環あり」との掲示がありましたが、かけ流しの露天のお湯とほとんど鮮度感はかわらず、かけ流しかそれに近い湯づかいかと思います。
【写真 上(左)】 「星の瀬」露天
【写真 下(右)】 「星の瀬」露天の湯口
お湯は内湯・露天とも適温。きもち茶色がかった透明で茶色の湯の花がたくさん舞っています。(湯の花は露天のほうが多い。)
湯中の指先がよわく青白に発光しています。
【写真 上(左)】 大量の湯の花
【写真 下(右)】 「星の瀬」内湯の湯色
よわい芒硝塩味に石膏臭+ツバキ油系アブラ臭。
硫酸塩泉系のきしきしが明瞭で、イオウのスルスルやアルカリのヌルすべが卓越している老神のお湯のなかでは、もっともきしきしが強く石膏泉のイメージ濃厚。
浴後は爽快感とあたたまり感が同居するなかなかに質感の高いお湯です。
ここは老神5.10号の混合泉。
対岸の旧穴原系の源泉(1.2.3.4号)にくらべてイオウ気はよわいものの、老神でも上位に位置するすぐれた源泉だと思います。
〔 源泉名:老神温泉5・10号混合泉 〕
単純温泉 47.1℃、pH=6.7、成分総計=0.47g/kg
Na^+=102mg/kg、Ca^2+=23.1、Fe^2+=1.21、F^-=5.5、Cl^-=85.9、SO_4^2-=116、HCO_3^-=48.3、陽イオン計=131、陰イオン計=256、メタけい酸=60.0、メタほう酸=4.9、遊離炭酸=19.4、硫化水素=0.0 <H17.5.18分析>
〔 源泉名:老神温泉5号泉 〕
単純温泉(Na・Ca-SO4・Cl型) 38.6℃、pH=6.8、64L/min動力揚湯、成分総計=0.44g/kg
Na^+=93.8mg/kg (73.80mval%)、Ca^2+=24.1 (21.77)、Fe^2+=0.75、F^-=4.58、Cl^-=80.0 (41.23)、SO_4^2-=117 (44.40)、HCO_3^-=33.3 (9.97)、陽イオン計=124 (5.53mval)、陰イオン計=235 (5.48mval)、メタけい酸=65.3、遊離炭酸=12.4、硫化水素=0.1 <H6.11.8分析>
〔 源泉名:老神温泉10号泉 〕
単純温泉(Na-Cl・SO4型) 53.8℃、pH=7.8、127L/min動力揚湯、成分総計=0.56g/kg
Na^+=134mg/kg (81.08mval%)、Ca^2+=23.7 (16.41)、Fe^2+=0.44、F^-=6.85、Cl^-=134 (49.84)、HS^-=0.08、SO_4^2-=140 (38.32)、HCO_3^-=32.7 (7.06)、陽イオン計=163 (7.20mval)、陰イオン計=313 (7.59mval)、メタけい酸=64.2、メタほう酸=7.4、遊離炭酸=11.2、硫化水素=0.0 <H6.1.19分析>
<温泉利用掲示>(女子大浴場・露天)
加水:なし 加温:あり(気温の低い期間のみ) 循環ろ過装置使用:あり 消毒剤使用:なし
〔 2011/07/23UP (2006/09入湯) 〕
E139.12.49.730N36.40.1.299
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