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■ (仮)西山農園温泉 「湯島の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



(仮)西山農園温泉 「湯島の湯」
住 所 :山梨県南巨摩郡早川町湯島1780-7
電 話 :0556-48-2468
時 間 :10:00~18:00(7、8月 ~19:00) / 木休
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)

南アルプスの東麓にある早川村は名湯の宝庫。
ここは、1977年閉校した旧西山村立西山中学校の跡地で2001年から温泉掘削をはじめ、湧出をみて2005年8月にオープンした早川町でいちばん新しい温泉施設です。

ふつう西山温泉に含まれますが、西山の集落より2kmほど手前に位置します。
それでも県道37、南アルプス街道を延々と走破してのアプローチですから、奥ぶかいお湯であることに変わりはありません。

学校跡地らしいちょっと開けたところにあって、自炊できるコテージも併設されています。
経費を削減してつくられたらしく、建物は仮設風で露天のみですが、それがかえっていい雰囲気をだしています。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 エントランス

券売機でチケットを購入し受付で渡します。
週替り男女交替制で、この日の男湯は左手で、当日女湯だった右手の浴場は石造りの円形浴槽がメインだそう。
べつに飲泉所もありました。


【写真 上(左)】 飲泉所
【写真 下(右)】 男湯入口

脱衣所もシンプルなもの。
扉の向こうに洗い場。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 洗い場

この洗い場は、木の樋に流れている温泉を汲み出してつかうもの。
カランなし(洗い場としては5位)、シャワーなし、シャンプー・ドライヤーあり。
日曜11時で3~6人ですがゆったり入れました。


【写真 上(左)】 洗い場の流し込み
【写真 下(右)】 早川の流れもみえます

広々とした露天は周囲の山並みも眺められ超開放的です。
手前にメイン露天(木造7-8人、一部屋根付)とその先に岩風呂(天然石のくり抜き1-2人)。
HPによると、これは「地元の石工が匠の技を駆使して彫り上げた天然白鳳石の岩風呂」とのこと。


【写真 上(左)】 メイン露天
【写真 下(右)】 岩風呂

メイン露天は洗い場の木樋から引き回しての投入で、べつに木の湯口もあり。
槽内排湯なくオーバーフローはおそらくかけ流し。
岩風呂は石樋からの投入湯をオーバーフローで、こちらもかけ流しかと思います。
鮮度感はどちらもありますが、とくに岩風呂はかなりのものがありました。


【写真 上(左)】 メイン露天の湯口
【写真 下(右)】 岩風呂の湯口

ほぼ無色透明のお湯には、白いイオウ系湯の花とこまかな気泡。
微塩味たまご味にわずかな苦味で甘いイオウ臭が香ります。
分析書では硫黄関連成分はすべて0.0mg/kg、それでこのイオウ気はそれだけ鮮度がいい証拠か?
硫酸塩泉というよりアルカリ重曹泉のイメージがつよく、老神のお湯に似ているかな?

ツルすべにアワツキぬるとイオウ系のスルスルが加わるすこぶる入りごこちのいいお湯。
よくあたたまりますが、浴後はキレのいい爽快感がでてお肌つるつるになります。

正直、圧倒的存在感をもつ奈良田や西山のお湯にくらべると、いささか深みに欠ける気もしないではないですが、とくに露天好きはバッチリはまるいい施設だと思います。

〔 源泉名:(仮)西山農園温泉 〕
Na-硫酸塩・塩化物泉 47.0℃、pH=9.60、256L/min掘削揚湯、成分総計=1.005g/kg
Na^+=272.2mg/kg (82.05mval%)、NH4^+=3.3、Ca^2+=46.5 (16.08)、F^-=3.1、Cl^-=200.9 (39.87)、SO_4^2-=291.2 (42.62)、HCO_3^-=82.6 (9.49)、CO_3^2-=1.0、陽イオン計=324.6 (14.43mval)、陰イオン計=619.0 (14.22mval)、メタけい酸=61.1、硫化水素=0.0 <H14.10.17分析>

〔 HP掲載 〕
塩素無添加、非加熱、無加水にこだわった、飾らぬ源泉100%かけ流しの湯。
日替わりで楽しめる3種の露天風呂は、全て源泉かけ流し。

■ブランドグルメ
〔 早川町の生芋こんにゃく 〕
南アルプスの険しい地形と寒冷な気候は、良質なこんにゃく芋を育みます。
早川町特産の生芋こんにゃくは、高齢者生産活動センターでつくられます。
こんにゃくづくりの名人たちが技を駆使してつくるこんにゃくは、風味豊かでおいしいと評判だそうです。

〔 2011/07/29UP (2006/10入湯) 〕


E138.18.42.460N35.32.0.840
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■ 矢指ヶ浦温泉 「矢指ヶ浦温泉館」 〔 Pick Up温泉 〕



矢指ヶ浦温泉 「矢指ヶ浦温泉館」
住 所 :千葉県旭市足川3918
電 話 :0479-64-2218
時 間 :10:00~15:00/17:00~21:00 / 不定休
料 金 :630円
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらん観光ガイド)

昭和27年、千葉県で第1号の温泉認定を受けたという老舗の温泉施設で宿泊(4室)もできます。
日帰りガイドにもよく載っているので、わりに知名度は高いのでは?


【写真 上(左)】 旭市あたりの九十九里浜
【写真 下(右)】 風紋

このあたりは東京方面からほんとうに行きにくく、最短ルートは東関道「大栄」IC・東総有料道路経由と思われますが、ドライブコースとしては、千葉東金道路経由で九十九里浜に出て、ビーチラインを一気に北上するほうが面白いかもしれません。

場所はわかりにくく、後者の場合、県道30(ビーチライン)で矢指ヶ浦海水浴場を過ぎた足川の信号を右折してすぐの左手の路地のおく(看板あり)。
街なかで見落としがちなので要注意。
Pは県道をはさんで右手の路地に入ったところにあります。


【写真 上(左)】 わかりにくいアプローチ
【写真 下(右)】 休憩所(食堂?)

路地の奥に歯科医院(同一経営?)ととなりあって民家風の浴場棟があります。
訪れたときは先客がなかったらしく、受付のおばさんが浴場に案内、浴槽のフタを外してくれました。


【写真 上(左)】 浴室
【写真 下(右)】 源泉カランとコップ

こぢんまりとした浴室にタイル貼り5人の浴槽ひとつとシンプル。
二面採光ですが、窓に目隠し用の青フィルムが貼ってあるのがやや無粋。
湯口はなく側面からの間欠注入で、注入口の下に側面吸湯があってわずかにオーバーフロー。
黄緑色の析出のでた冷たい源泉の出るカランがあり随時投入可。コップもおいてありました。

カラン5、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
平日12時で独占~2人。


【写真 上(左)】 析出のでた源泉カラン
【写真 下(右)】 湯色

適温のお湯は、緑灰色ささにごりでこまかな黒い浮遊物がただよいます。
湯面は無臭ですが、源泉カランでは弱たまご味+弱金気味+微塩味+弱重曹味、よわい甘イオウ臭+微モール臭+弱金気臭の、鮮度を感じさせる複雑な味臭が楽しめます。

掲示分析書は昭和28年の古いもので、成分総計=12719mg/kgの高張泉ですが、味からみてそこまでの濃度はないように思いました。
それでも、ヌルすべとキシキシが入り混じるかなり存在感のあるお湯で、浴後はよくあたたまり汗が止まりません。

イオウ気を交えたモール泉系のイメージで、客が少なく鮮度感が保たれているので、なかなかにおすすめです。
ただし、狭いので団体利用はちょっときびしいと思います。

〔 源泉名:矢指ヶ浦鉱泉 〕
含ヨウ素食塩泉(Na-塩化物冷鉱泉) 21.7℃、pH=7.7、42L/min、成分総計=12719mg/kg
Na^+=3955mg/kg (82.9mval%)、Ca^2+=234.8 (5.65)、Fe^2+=5.573、Cl^-=6857 (95.23)、I^-=11.12、HCO_3^-=631.7 (4.99)、CO_3^2-=76.60、陽イオン計=5021 (207.425mval)、陰イオン計=7625 (207.425mval)、メタけい酸=71.86 <S28.5.27分析>

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 旭市の味彩トマト 〕
潮風はトマトの味を濃くするともいわれますが、九十九里浜に面した旭市にも美味しいトマトがあります。
旭市はトマトの国の指定産地で、生産額でも国内トップクラスを誇ります。
なかでも大玉のものは「味彩トマト」(あじさいとまと)といわれてブランド化されています。ほどよい甘味と爽やかな酸味が評判だそうで、収穫期は7月頃から9月下旬。

〔 2011/07/29内容補強のうえUP (2006/03/12レポ (2004/12入湯)) 〕


E140.40.2.724N35.41.28.882
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