関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 老神温泉 「東明館」 (旧) 〔 Pick Up温泉 〕
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※ 2009年春に閉館。現在は経営が移行して2010年春に全面リニューアルしてオープン。
データは旧施設営業時のもの
新施設のレポは → こちら
住 所 :群馬県沼田市利根町大楊1519-2 (旧 利根郡利根村)
電 話 :0278-56-2641
時 間 :時間要問合せ
料 金 :500円
老神4号泉という自家源泉をつかう旅館。
片品川の東岸は以前は穴原温泉と呼ばれていたらしく、旅館「東秀館」、日帰り施設「湯元華亭」、ここと3軒の施設はすべて独自源泉を使用し、いずれもしっかりとイオウ気が出ています。
ここは老神ではもっともイオウが強いという情報があり気になっていましたが日帰り不可という情報もあり、ダメもとで突入したところ玄関先に日帰り入浴可の看板が出ていました。
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【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 内湯の脱衣所
そぐそばの「湯元華亭」にはけっこう車が停まっていましたが、ここは空いていました。
やや年季の入った建物。
浴室は階段をおりて男女別の内湯とすこし離れて混浴の露天があります。
男湯内湯から露天へは通路があってハダカ移動可ですが、当日は積雪で通れなかったので、一度服を着て入りなおしました。
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【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 内湯から片品川の渓谷
イオウ臭ただよう内湯は、赤みかげ石枠タイル貼10人位のしぶい浴槽がひとつとシンプル。
窓の向こう、片品川の渓谷越しに対岸の「朝日ホテル」や「金龍園」がみえます。
うっすらと白いイオウの湯の花のでた石の湯口から50℃近い熱湯を10L/min強投入。
湯口のうえにはコップがおいてありました。
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【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 硫化したカラン
槽内注排湯はなく、全量をオーバーフローのかけ流し。
流路はイオウの湯の花で白くなっています。
カラン6、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
土曜14時で内湯は男女湯とも独占、露天は4人。
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【写真 上(左)】 露天全景
【写真 下(右)】 露天の浴槽
露天は岩枠石敷で手前に東屋付の休憩場。
奥側3-4人の適温槽と手前6-7人のぬる湯槽でお湯の行き来があります。
脱衣所はとくになく、入口脇のベンチそばにある脱衣カゴをつかいます。
そばに洗濯機があり、湯治宿としてもつかわれているのかも。
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【写真 上(左)】 適温槽の湯口
【写真 下(右)】 ぬる湯槽の湯口
適温槽は白いイオウの湯の花でおおわれた岩の湯口、ぬる湯槽は塩ビパイプからの投入+適温槽からの流れ込みで、槽内排湯は不明ですが相当量のオーバーフローがあり、湯口そばにはコップもおいてあったのでかけ流しでしょう。
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【写真 上(左)】 露天の排湯
【写真 下(右)】 露天の湯色
内湯も露天もお湯のイメージはほぼ同じです。
かすかに灰白濁(光線の加減でうすい翠色)し白い湯の花の舞うお湯は、たまご味にしぶ焦げ&甘いイオウ臭+弱ラムネ臭で完璧にイオウ泉のイメージ。
これまで入った老神のお湯ではいちばんイオウ気が強いです。
どちらかというとキシキシ系で、これにイオウ系のスルスルとした湯ざわりが加わります。
成分うすめなので、じっくりと長湯でイオウ泉を楽しめるなかなかにいいお湯です。
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【写真 上(左)】 内湯の湯色
【写真 下(右)】 旧「東明館」
浴後に女将さんと話しをしました。
分析時にはパイプがつまり気味で50.8℃となっているが、毎日計測しているところでは、52~53℃は出ているとのこと。
温泉をまわっているというと、分析書のコピーと昔の分析書のコピーまでくださいました。
女将さんも親切だし、このエリアではもっともイオウがつよいお湯で湯づかいもいいので、ここはおすすめです。
〔 源泉名:老神温泉4号泉 〕
単純硫黄温泉(Na-Cl・SO4型) 50.8℃、pH=7.8、湧出量=測定せず(動力揚湯)、成分総計=0.64g/kg
Na^+=166mg/kg (82.85mval%)、Ca^2+=24.6 (14.11)、Fe^2+=0.17、F^-=8.9、Cl^-=145 (46.73)、SO_4^2-=164 (39.03)、HS^-=5.1、陽イオン計=196 (8.72mval)、陰イオン計=361 (8.74mval)、メタけい酸=68.3、メタほう酸=7.9、硫化水素=1.0 <H16.10.27分析>
※旧分析データ
〔 源泉名:老神温泉4号泉 〕
単純硫黄温泉(Na-Cl・SO4型) 55.2℃、pH=8.6、湧出量=測定不能(動力揚湯)、成分総計=0.63g/kg
Na^+=175mg/kg (83.12mval%)、Ca^2+=27.3 (14.86)、Fe^2+=0.04、F^-=9.47、Cl^-=156 (47.09)、SO_4^2-=178 (39.60)、HS^-=2.49、陽イオン計=209 (9.17mval)、陰イオン計=375 (9.34mval)、メタけい酸=36.1、メタほう酸=8.49、硫化水素=0.1 <H6.12.21分析>
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 濾過循環:なし 消毒剤使用:なし
〔 2011/01/10加筆・画像補強のうえ再UP (2006/01/21レポ (2006/06入湯)) 〕
E139.12.46.810N36.39.54.560&ZM=10
【BGM】
→ 〔直リンク〕 (埋め込み無効)
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