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■ 小来川温泉 「福寿荘」 〔 Pick Up温泉 〕



小来川温泉 「福寿荘」
住 所 :栃木県日光市宮小来川961
電 話 :0288-63-3008
時 間 :11:30~19:00(要事前確認) / 不定休
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (るるぶ.com)
紹介ページ (栃木の温泉宿(求人ジャーナル社))

日光市の南側に広がる山あいは”前日光”と呼ばれ、さして有名な山も目ぼしい観光地もない地味なエリアです。
小来川(おころがわ)温泉はこのエリアにあり、どうにも行きにくいのと、あまり特徴のあるお湯でもなさそうなイメージがあったので未湯でしたが、今回、鹿沼まで来たので寄ってみました。

車通りもまばらな県道14鹿沼日光線から少し入ったところにある宿で、ロケーションは秘湯そのもの。
和風の落ち着いた佇まい。パンフには「素朴な郷土の味(ひえめし、とろろ汁・・・)」とある一方、中国料理チャイニーズフード「レイア」というのもあるらしくコンセプト不明(笑)


【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 浴場入口

渡り廊下のおくにログハウス風別棟で男女別の浴室”森の湯”。
帳場と浴室にしっかりと分析書が掲示されているのは好感がもてます。
ここは、ガイドによって泉質がまちまちだったりしますが、分析書によるとふっ素含有の規定泉です。
(パンフには”ラジウム含有硫黄泉”とある)


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 女湯

窓の広い落ち着いた浴室に岩枠タイル貼4-5人の浴槽がひとつ。
窓の外は野趣あふれすぎ (^^; の庭園で、鄙びた感じがただよっていてこれはこれでいいです。
浴室に入ったとたんにやわらかな湯の香がただよい、鉄分で赤く色づいた岩と青いタイルのコントラストがいい味をだしています。


【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 女湯の湯口

カラン2、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
連休14時で男女湯とも独占。


【写真 上(左)】 男湯の湯口
【写真 下(右)】 析出

白い析出と赤茶に色づいた岩の湯口から熱湯を投入で少量のオーバーフロー。
側底面の排湯口は引いていないようだったので自然流下併用かも・・・。

ごくよわく白濁したお湯はやや熱めで、白と茶の浮遊物多数。
こまかな気泡も浮遊し、ごくわずかながらアワつき?(気のせいかも・・・)。
よわい渋味にやわらかな温泉臭。

湯ざわりはどちらかというとキシキシ系で、温泉らしいやわらかな浴感があります。
湯温のせいもあるかと思いますが、とてもあたたまり、浴後はお肌さらさらになって爽快。
お湯の鮮度感は高く湯口からの投入量もさほど多くないので、ひょっとして加温源泉のかけ流しかも・・・。


【写真 上(左)】 湯口&湯色
【写真 下(右)】 そば畑

泉質的にさほど期待せずにいきましたが思いのほか満足できました。
広そうな敷地とすぐそばにきれいな川も流れているので、ファミリーでものんびりと過ごせるお宿ではないでしょうか。

〔 源泉名:黒川源泉 〕
規定泉(フッ素)(Na-Cl・SO4型) 20.2℃、pH=8.9、湧出量不明、成分総計=279.1mg/kg
Na^+=70.8mg/kg、F^-=2.3、Cl^-=61.3、SO_4^2-=61.20、HCO_3^-=32.2、CO_3^2-=11.7、陽イオン計=83.5、陰イオン計=168.7 <S61.12.27分析>

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 小来川のそば 〕
今市、鹿沼、日光あたりはそばの名産地で、なかでも前日光、小来川地区は味のよいそば粉の穫れるところとして知られています。
11月の収穫期には小来川収穫祭「新そばまつり」も開催されます。

〔 2011/08/07内容補強のうえUP (2004/11/20レポ (2004/10入湯)) 〕


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■ 七味温泉 「ホテル渓山亭」 〔 Pick Up温泉 〕



七味温泉 「ホテル渓山亭」
住 所 :長野県上高井郡高山村大字牧2974-48
電 話 :026-242-2921
時 間 :11:00~15:00 / 不定休
料 金 :800円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)

信州高山村の松川沿いに点在するいで湯は”信州高山温泉郷”とよばれ、そのロケーションとすばらしい泉質から温泉好きに人気の高いところです。
いちばんおくにある七味温泉には現在3軒(以前は「牧泉館」を含め4軒)のお宿があって、いずれも自家源泉をもっています。
七味温泉の名は、かつて湯元の宿(牧泉館?)が泉質の異なる七つの源泉を混ぜて使用していたことによるものとされています。
なお、複数の源泉をもち人気の高かった「牧泉館」は日帰り施設となり、現在は休業中のようです。


【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 浴場入口

「ホテル渓山亭」は3軒の宿のなかではもっとも規模が大きく、高級感のある宿で「日本秘湯を守る会」会員宿です。
渓流沿いのゆたかな緑のなかに赤い屋根がいいアクセントの純和風旅館。
高級感のあるエントランス&ロビー、スタッフの対応もよく、泊まりもよさそう。


【写真 上(左)】 女湯の内湯
【写真 下(右)】 女湯の露天

廊下のおくに主浴場。べつに貸切露天「せせらぎの湯」と日帰り入浴可の「惠の湯」があります。
露天「惠の湯」は2009年に新設されたもので、これは未湯です。
なお、「惠の湯」新設にともない、本館浴場は日帰り不可となっている可能性もあるので要確認です。
紅い和傘が設えられた休憩スペースのよこに浴場、手前右手が男湯、おくの正面が女湯です。


【写真 上(左)】 脱衣所から浴場
【写真 下(右)】 内湯

脱衣所は畳敷きのゆったりとしたもの。ガラスの向こうに白濁した内湯がみえます。
内湯はやや暗めながら落ちつきのあるもので、岩組み石敷き10人以上のふかめでゆったりとした浴槽がひとつ。

扉の向こうの露天は渓流に面した趣あるもの。
手前に掛け湯「福乃湯」と右手に露天(石枠鉄平石敷き6-7人)。

カラン5、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
連休12時で3人~独占!


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 露天の湯口

露天は竹樋の湯口からの適温湯投入と右手の黒い塩ビホースからのゲキ熱湯注入。
パスカル方式の排湯とオーバーフローがあってかけ流しかと。
適温のお湯は、きもち灰色がかった透明度50cmほどの白色のにごり湯で、白い湯の花がただよいます。
弱塩味たまご味にしぶ焦げイオウ臭+よわい苦味で、イオウ泉系のするするとした湯ざわり。
悪くはありませんが、よくある硫化水素泉でさほどのインパクトは感じられず。

 
【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 湯口の落とし口  

内湯はすばらしいお湯です。
鉄分の赤茶に灰白色の湯の花がついた複雑な色味の岩組みの湯口から湯滝状に源泉投入。
槽内注排湯はたぶんなく、ざんざこオーバーフローはかけ流しでしょう。
鉄平石敷きの内床の流路は、鉄分で赤茶に変色しています。


【写真 上(左)】 内湯のざんざこオーバーフロー
【写真 下(右)】 赤茶に色づいた内床

やや熱めのお湯は青味がかってにごりは露天よりよわく、黒と灰白色の湯の花が大量に舞っています。
とくに湯口まわりは赤茶の岩に青い湯色が絶妙に映えて、阿蘇の垂玉温泉のよう。
内湯の鮮度感は抜群です。

たまご味に苦味(露天よりつよい)に+α味(おそらく金気味とよわい収斂味が混ざったものだと思う)。
しぶ焦げイオウ臭ベースですが、なんともいえない鉱物臭と焦げ臭が入りまじった絶妙の湯の香。

イオウのするすると硫酸塩のキシキシと重曹のツルすべが絶妙にバランスした湯ざわりで、中性ながら弱酸性泉的に肌になじんでくるようなイメージの、奥行きある浴感が楽しめます。
よくあたたまりますが、浴後はほてりがすっきり抜けて充実した湯上がり感が残るすばらしいお湯です。


【写真 上(左)】 「福乃湯」
【写真 下(右)】 「福乃湯」の湯色

内湯の出来がすばらしいので、ほとんど内湯にいました。
あと、掛け湯「福乃湯」は絶妙に青味がかって弱苦味+弱塩味+たまご味のするお湯で、内湯とも露天ともちがうニュアンスを感じました。
湯温もぬるめで、これは別源泉かもしれません。

脱衣所に内湯と露天で別の分析書が掲示されていて、お湯の感じもこれだけちがうので、てっきり別源泉だと思っていましたが、いま写真で確認すると同じ源泉でした。
湯づかいだけでこれだけお湯のイメージがかわってしまうとは、硫黄泉の湯づかいはやはりデリケートなものがあります。

とにかく内湯のできが出色なので、料金800円はちと高いですが、トライしてみる価値のあるお湯だと思います。

【 内湯 】
〔 源泉名:牧新七味温泉 所有者 牧区(試験湯口:内風呂) 〕
単純硫黄泉(硫化水素型)(Ca-So4型) 50.4℃、pH=6.3、233L/min、成分総計=1023.1mg/kg (TSM=923.5mg/kg)
Na^+=54.9mg/kg (19.92mval%)、Mg^2+=15.0、Ca^2+=164.0 (68.17)、Fe^2+=-、Cl^-=58.9 (13.62)、HS^-=4.2、SO_4^2-=440.0 (75.14)、HCO_3^-=73.2 (9.84)、陽イオン計=241.5 (12.00mval)、陰イオン計=577.0 (12.19mval)、メタけい酸=65.8、メタほう酸=38.5、遊離炭酸=75.7、硫化水素=23.7 <H17.8.26分析>

【 露天 】
〔 源泉名:牧新七味温泉 所有者 牧区(試験湯口:露天風呂) 〕
単純硫黄泉(硫化水素型)(Ca・Na-So4型) 50.4℃、pH=6.3、233L/min、成分総計=1037.1mg/kg (TSM=937.6mg/kg)
Na^+=57.9mg/kg (20.52mval%)、Mg^2+=14.6、Ca^2+=167.4 (68.00)、Fe^2+=-、Cl^-=56.6 (13.09)、HS^-=4.1、SO_4^2-=447.0 (76.19)、HCO_3^-=70.2 (9.41)、陽イオン計=248.1 (12.28mval)、陰イオン計=578.6 (12.22mval)、メタけい酸=65.0、メタほう酸=45.2、遊離炭酸=75.8、硫化水素=23.5 <H17.8.26分析>

〔 館内掲示 / 源泉湯認定証(源泉湯宿を守る会) 〕
(前略)源泉掛け流しの湯宿であることを認定します。

〔 HP掲載 〕
七味温泉ホテル渓山亭の温泉の湧出量は昨年秋に新しく加わった2本目の源泉と合わせて毎分370リットル、泉温49~64度。成分は単純硫黄泉、含硫黄ナトリウム・カルシウム泉で、湯は白濁色をしています。

■ブランドグルメ
〔 高山村のワイン 〕
高山村は果実フルーツの里で、以前から巨峰ぶどうも栽培されてきましたが、このところ盛んに推進されているのが、醸造用ブドウの栽培です。
すでに村内ではChardonnay、Merlot、Barberaなどの品種が収穫され、他所のワイナリー(ワイン醸造所)でワインがつくられています。
ワイナリー開業には一定量以上の醸造が必要ですが、ここは2011年7月、同県東御市につづいて小規模なワイナリーを開業できる「ワイン特区」に認定され、ブドウの栽培から醸造まで一貫してワインを生産できる体制がととのいました。
今後、産地高山産ワインのブランド化が期待され、村内にはすでに、「信州高山アンチエイジングの里 スパ・ワインセンター【通称 スパイン】」という施設もオープンしています。

〔 2011/08/03UP (2007/07入湯) 〕


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■ 越後湯沢温泉 「山の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



越後湯沢温泉 「山の湯」
住 所 :新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢930
電 話 :025-784-2246
時 間 :6:00-22:00(当面の間6:00-20:00の営業) / 火休
料 金 :400円
紹介ページ ((財)湯沢町総合管理公社)
紹介ページ (南魚沼地域振興局企画振興部)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (温泉みしゅらん)

※ いつも混雑につき、浴場の写真はありません。

越後湯沢の石打寄りの山手にある名物共同浴場で、正式名は「湯元共同浴場」。
越後湯沢温泉の「湯元」とされ、鈴木牧之の名著「北越雪譜」や、司馬遼太郎の「峠」でも描かれた歴史ある共同浴場で、かの川端康成が湯浴みしたという説もあります。
地元では「やまんぼちゃ」(”ぼちゃ”とは地元の方言で”お湯”を指すらしい。)といわれて親しまれるお湯です。


【写真 上(左)】 湯坂の上り口
【写真 下(右)】 湯坂の下から

温泉街の外れから細く急なヘアピンの坂道を登っていきます。
「雪国」に描かれている”湯坂”は、パンフ「越後湯沢温泉「雪国」文学散歩道」や、南魚沼地域振興局企画振興部のWebによるとこの坂のようで、さらに登っていくと「湯元温泉分湯場」があり、その先は湯沢です。

ここは初レポ(2003/02/09(2003/01入湯))以来、数回入っていますが、今回は湯沢町観光協会で発行している「外湯めぐり券」をつかって攻めてみました。
「外湯めぐり券」は1,500円。これで5つの町営浴場、「山の湯」、「駒子の湯」、「岩の湯」、「街道の湯」、「宿場の湯」に入れるので、全湯制覇すると@300円/湯 であがるすぐれものです。)


【写真 上(左)】 排湯溝の湯の花
【写真 下(右)】 外観

Pは建物前にありますが8台ほどで、スペースが狭いので停めにくいです。
冬場の混雑時や雪降りの日など坂下のPをつかったほうがベターかも。
坂下の排湯溝からは湯気があがり、翠白色の湯の花もでて、お湯のよさを物語っています。


【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 雪の山並み

正面からみるとちんまりとかわいい建物が、よこの玄関側にくると立派な構えになるのは意匠のたまもの?
入ると正面に受付。券売機でチケットを買ってわたします。
左手窓際にこぢんまりとした休憩所。高台にあるので上越国境の山々の眺めが見事。
その先が浴場で、右が女湯、左が男湯。
脱衣所はさほど広くなく、混雑時はごった返し気味。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

あかるく楚々とした浴室に赤みかげ石枠水色タイル貼6-7人の内湯のみとシンプル。
みかげ石の湯口から40L/minほども豪快に投入し、槽内排湯なしのざんざんオーバーフローは文句なしのかけ流し。
石の湯口のなかにはパイプが2本あって、左は熱めでチョロチョロ、右のはやや熱めで大量にでていました。(2011年)
ここは2本の源泉をつかっていて、湯温からすると左のが諏訪源泉、右のが「湯元」源泉では?
(源泉は2本ありますが、受付の人によると当日(2003年)は「湯元」のみを使用とのことでした。)

日曜16時でスキー客を中心に6~10人以上と大混雑。
その後の入湯も常に混雑していましたが、それでもお湯の鮮度が保たれているのはさすがです。
カラン4 or 5、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。

びしっと熱めのお湯は無色透明で白いイオウの湯の花がただよいます。
湯口でたまご味+微芒硝味とイオウ臭。
越後湯沢には源泉がいくつもありますが、やはりここと「高半」のお湯がいちばんイオウ気がつよいのでは。

きしきしにイオウのするするをまじえた肌なじみよいやわらかな湯ざわりと、爽快な湯あがり感が味わえるきもちのいいお湯で、名湯の面目躍如。

これまでなぜか行くのは夕方だったので、混んだ状況でしか入ったことはありません。
とくに最近は人気があるらしく、今回行ったときはPは東京方面ナンバーの車で占拠されていました。
熱湯の湯船に入れない客が湯船に腰掛けるので、ただでさえ広くない浴槽がますます混み合います。
カランもつねに順番待ち状態。

こんな状況なので、やはり地元の方が利用される夕方は避けた方がいいかも・・・。
お湯は熱く、設備もシンプルなので、お湯にこだわりのない人は別の浴場(→ いろいろあります)に行ったほうが結果オーライかもしれません。

〔 源泉名:湯沢温泉「湯元」 〕
単純硫黄温泉 (Na-Cl・SO4型) 43.4℃、pH=9.5、成分総計=383.6mg/kg
Na^+=97.4mg/kg (92.17mval%)、Cl^-=101.7 (50.44)、HS^-=2.4、、チオ硫酸イオン=1.0、SO_4^2-=64.7 (23.73)、HCO_3^-=45.8 (13.18)、CO_3^2-=13.8、陽イオン計=104.8 (4.60mval)、陰イオン計=235.5 (5.69mval)、硫化水素=0.1未満 <H16.1.20分析>

〔 源泉名:湯沢温泉「湯元」 〕
アルカリ性単純温泉 (Na-Cl・SO4型) 43.5℃、アルカリ性、成分総計=283.7mg/kg
Na^+=83.1mg/kg (92.12mval%)、Cl^-=91.1 (61.19)、SO_4^2-=62.9 (31.19)、HCO_3^-=10.9 (4.29)、CO_3^2-=1.7、陽イオン計=89.4 (3.93mval)、陰イオン計=168.1 (4.20mval) <S58.8.23分析>

※ S58年の分析にくらべ、濃度と硫黄成分が増え、泉質も単純硫黄温泉となっています。

〔 源泉名:湯沢温泉 諏訪源泉 〕
単純温泉 (Na・Ca-Cl型) 45.7℃、弱アルカリ性、成分総計=835.6mg/kg
Na^+=220mg/kg (74.33mval%)、Ca^2+=65.0 (25.20)、Cl^-=356 (77.74)、SO_4^2-=104 (16.72)、陽イオン計=285.9 (12.89mval)、陰イオン計=501.6 (12.91mval) <S57.11.17分析>

※ 2011年時点では、諏訪源泉の分析書は掲示されていませんでした。 

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環ろ過:設備なし 塩素消毒:あり(営業終了後)
今でも当時と同じように山中より湧き出す源泉に、一切の加水・加温をすることなく使われています。

〔 湯沢町総合管理公社紹介ページ(NPO法人ゆ) / 湯沢温泉(山の湯)の歴史 より抜粋引用 〕
「山の湯」の源泉(湯元温泉)は、今からおよそ八百年ほど前に、越後新発田の高橋半六という旅人が湯沢で病になり、薬草を探して山に入り、偶然発見したといわれています。
江戸時代、徳川幕府によって三国街道が整備され、参勤交代が始まると、温泉のある宿場として、多くの旅人や湯治客で賑わいました。
(中略)「湯坂」を登りきったところに、「山の湯」の源泉(湯元温泉)の守り神として、ともに歴史を刻んできた「湯本薬師堂」が祭られ、長い湯沢温泉(湯元温泉)の歴史を感じることができます。

一郷一会100名湯

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

〔 2011/06入湯、2011/08/02内容補強のうえUP ((2003/02/09(2003/01入湯)) 〕


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■ 瑞竜温泉 「黄門の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



瑞竜温泉 「黄門の湯」
住 所 :茨城県常陸太田市瑞竜町51
電 話 :0294-70-1126
時 間 :10:00 (平日17:00~?)~21:00 (11~3月 10:00~20:00) / 水休
料 金 :500円 (土日祝1000円(17時~ 500円))
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (るるぶ.com)

R349号線沿いにある日帰り入浴施設。
”瑞竜”というおめでたい名前は、このあたりの地名にちなむもの。
平日は17時~という情報があり、HPでもページにより「全日10時~」と「平日17~」の記載が混在しているので要注意。
国道に面したドライブイン的ロケ。裏手のPよこには泉源施設らしきものがありました。
地元客メインの雰囲気、食事処と兼用の110畳の大広間もあります。
接客はとても親切でした。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 浴場入口

内湯はややこもり気味。
手前にぬる湯槽(檜枠4-5人)とおくの窓際に内湯(同 12人以上)の2槽。

扉の外に石組み石敷き10人ほどの露天。
竜をモチーフとしていて、飾り岩や竜の石像、盆栽風の松などが配された一風変わった名物露天です。
右手の小屋にはサウナと水風呂もあります。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 露天の湯口

カラン7(温泉かも?)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜17時で8~15人となかなかの盛況。ただ、あちこちに分散しているので混雑感はさほどありません。

ぬる湯槽は、木の湯口から冷たい水(非加温源泉?)を投入+ジェット状注入、槽内排湯不明でよわいオーバーフローあり。
内湯は、木の湯口から冷たい水(非加温源泉?)を投入で、注入は未確認ですが湯温からしてあるでしょう。槽内排湯不明でオーバーフローなし。
露天は、竜の壁画にはめ込まれた竜の湯口から加温湯を大量投入で、槽内注排湯不明でオーバーフローなし。

湯温はぬる湯槽でややぬる、内湯は適温、露天はややぬる。
ごくうすく懸濁したお湯にはわずかに白い浮遊物がただよい、湯中の指先が青白く発光しています。
芒硝塩味で芒硝味が卓越、カルキ臭はぬる湯槽でわずか、内湯でよわめ、露天はほとんど感じられずここではむしろ甘い石膏臭を感じました。

硫酸塩泉系のきしきしとヌルすべに明瞭なとろみをまじえた湯ざわりで独特なあと曳き感もあります。
よくあたたまるお湯で水風呂直行可。
浴後もあたたまりが持続し、肌に張りがでる硫酸塩泉系の湯あがり感。


【写真 上(左)】 竜がモチーフ
【写真 下(右)】 水風呂

水風呂は20℃ほどで明瞭なとろみと甘い石膏臭を感じます。
非常にやわらかな水で、ひょっとしてこれは非加温の源泉かも・・・。

分析書は掲示なく、フロントにもなかったので詳細不明。
ただ、Na-塩化物・硫酸塩泉 21℃という掲示はあったので、塩類泉の冷鉱泉だと思われます。

それにしても、このエリアでここまで石膏気のつよいお湯に出会えるとは正直びっくり。
竜の露天のキワもの的イメージからして、お湯にほとんど期待はしていませんでしたが、思わぬ収穫となりました。

詳細スペック不明
Na-塩化物・硫酸塩温泉 21℃

■ブランドグルメ
〔 常陸太田の醤油 〕
徳川御三家のひとつ水戸藩の穀倉・台所として発展した常陸太田には、歴史ある醸造製品があります。
内堀町にあるヨネビシ醤油は、寛政十二(1800)年創業の老舗醤油醸造元で、水戸藩の御用蔵としての歴史をもつそうです。
県産小麦や大豆のを用い昔ながらの木桶に仕込む製法で、長期熟成二段仕込み醤油が製造されています。
(「常陸太田まるごとマガジン」「ヨネビシ醤油(株)HP」等を参考。)

〔 2011/08/02UP (2008/11入湯) 〕


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