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■ 栃窪温泉 「湯元 旅館 銀峰閣月乃湯」 〔 Pick Up温泉 〕

このところ、たくさんのアクセスをいただいているので、すこしピッチをあげて(^^)UPしていきます。



栃窪温泉 「湯元 旅館 銀峰閣月乃湯」
住 所 :新潟県南魚沼市栃窪1220番地 (旧 南魚沼郡塩沢町)
電 話 :025-782-2579
時 間 :要時間確認
料 金 :500円
オフィシャルHP (←音がでます)
紹介ページ (湯めぐりヴァカンス/南魚沼市役所)
紹介ページ (にいがた観光ナビ)

南魚沼の山あいに湧く地味~なお湯。
上越市柿崎区にも「鷺乃湯」や「あばれ井戸の湯」で温泉マニアに人気が高い”栃窪温泉”がありますが、それとは別のお湯です。

情報がすくなく、事前に調べがついたのは、すくなくとも「銀峰閣」と「早稲田館」のふたつの湯宿があること。
うち、「銀峰閣」は日帰り入浴を受け入れているらしいので突入してみました。


【写真 上(左)】 栃窪峠から南魚沼
【写真 下(右)】 栃窪温泉

塩沢から栃窪峠を越えて十日町へ抜ける県道82号沿いにあります。
栃窪峠の向こうには、塩の又温泉越後俵山温泉や二ツ屋温泉「鷹の湯」(入湯済未レポ)があって、隠れた湯巡り街道です。


【写真 上(左)】 袖看板
【写真 下(右)】 玄関

「銀峰閣月乃湯」という格調高いネーミングから大ぶりな宿を想像していましたが、外観は意外にこぢんまり。
越後の農家風のがっしりした建物ですが、とても日帰り入浴できる感じはありません。


【写真 上(左)】 ”月乃湯”の銘板
【写真 下(右)】 浴場入口

おそるおそる玄関の扉をあけ、声を掛けるとなかから元気な子供が駆けでてきました。
「温泉に入れる?」ときくと、うなづいて館内に駆け戻り、女将さんを連れてきてくれました。
親切そうな女将さんは、日帰り客はすくなそうなのに、怪訝そうな感じもなくあっさり入浴を受け付けてくれました。

廊下の左にふたつの浴室。
おくの男湯は加温中とのことで、手前の女湯に貸し切りで入れました。


【写真 上(左)】 手拭い
【写真 下(右)】 浴槽

脱衣所はこぢんまり。
窓の広いあかるい浴室に総檜造4-5人の浴槽ひとつとシンプル。
カラン7、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
カランも温泉かもしれません。
土曜16時で独占貸切。


【写真 上(左)】 立派な檜浴槽
【写真 下(右)】 洗い場カランも温泉?

熱湯の側面注入で槽内排湯はみあたりませんでしたが、オーバーフローはないので循環かと。
別に冷たい水のでるカランがあり、これは感じからして非加温源泉かと思います。


【写真 上(左)】 カラン
【写真 下(右)】 カラン&湯色

ほぼ適温~ややぬるのお湯はうすく懸濁し、白い浮遊物が浮かびます。
かなりつよめの指先の青白発光、よわいとろみとヌルすべがあり、やわらかでやさしい湯ざわりのお湯です。
よわいながら芒硝泉系の味わいとかすかにおだやかな湯の香でカルキは感じませんでした。
お湯は入れ立てだったらしく、そこそこの鮮度感もありました。
インパクトはさほどないものの、ほのぼのとしたイメージのあるお湯で、納得の一湯となりました。

栃窪集落は「シャトー塩沢スキー場」にちかく、この宿も冬場はスキー客でにぎわうと思われます。
食事は自家製魚沼産コシヒカリだそうでこれも楽しみ。

〔 源泉名:栃窪 〕
泉質:中性 低張性 冷鉱泉 (筆者註:メタけい酸による規定泉(Ca・Na・Mg-HCO3型)と思われます) 13℃、pH・湧出量不明、蒸発残留物=153mg/kg
Na^+=11.0mg/kg (32.88mval%)、Mg^2+=4.1 (6.85)、Ca^2+=10.3 (35.62)、Fe^2+=0.3、、Cl^-=9.9 (18.92)、SO_4^2-=12.4 (17.57)、HCO_3^-=57.3 (63.51)、陽イオン計=29.9 (1.46mval)、陰イオン計=123.9 (1.48mval)、メタけい酸=55.7、遊離炭酸=23.4 <S50.12.20分析>

※この源泉はHP掲載(下記)からして、「銀峰閣」の自家源泉と思われます。
「早稲田館」が別源泉かどうかは不明です。

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり

〔 HPより 〕
栃窪温泉の歴史は比較的新しく、当館が旅館を営み始めてまもなくの昭和58年に敷地内から源泉が見つかったのが始まりでした。
同年11月30日から栃窪温泉湯元として営業を開始し、平成7年10月に待望の桧風呂が完成。木の香漂うきれいなお風呂で旅の疲れをゆっくり癒してください。

■ブランドグルメ
〔 しおざわコシヒカリ 〕
泣く子も黙る(^^)、日本一のブランド米、魚沼コシヒカリ。
なかでも南魚沼の旧塩沢町で産するコシは、「しおざわコシヒカリ」と呼ばれ、魚沼産の中でももっとも評価が高いそう。
近年、「天地米」と銘々され販売されています。
(「JAしおざわ」HPなどを参考。)

〔 2011/08/10UP (2011/06入湯) 〕


E138.49.1.440N37.2.57.180

【 BGM 】

うまい! ハンパじゃなく巧い!
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■ 奥多摩鶴の湯温泉 「馬頭館」 〔 Pick Up温泉 〕



奥多摩鶴の湯温泉 「馬頭館」
住 所 :東京都西多摩郡奥多摩町川野73
電 話 :0428-86-2151
時 間 :11:30~16:00(要事前確認) / 不定休
料 金 :1,000円(タオル・茶菓付)
オフィシャルHP
紹介ページ (ぽかなび.jp)

奥多摩の鶴の湯温泉は、南北朝時代の延文年間(1356~61)以来650年の歴史をもち、江戸時代には武州多摩原村温泉と呼ばれ、小河内ダムの完成により奥多摩湖の湖底に沈むまで、湯治場として栄えてきたといいます。
「その昔、弓矢で射られて傷ついた一羽の鶴が、崖から湧出する温泉に身を浸して傷を癒し、元気に飛び去ったのを見て初めてその効験を知り、人々が浴する様になり「鶴の湯」と呼ばれるようになった」と伝えられています。

長らく湖底に沈んだ”幻の温泉”と云われてきましたが、平成3年、水没した「シカの湯、ムシの湯、ツルの湯」の3源泉を合流し、湖底からポンプで汲み上げて「鶴の湯温泉」として復活。奥多摩湖畔の旅館や販売所にタンクローリーで配湯されています。


【写真 上(左)】 鶴の湯温泉源泉
【写真 下(右)】 源泉の注ぎ口

源泉はR411青梅街道「鶴の湯トンネル」の西側にあり、タンクローリー用の給湯施設の他に、観光客用に源泉が流されています。
ぬるめでヌルすべ感があり、しっかりとした甘いイオウ臭とたまご味のする存在感のある源泉です。
   
鶴の湯温泉を使用している宿はいくつかありますが、ネット情報でよさそうだったここにしました。
R411青梅街道、奥多摩湖に架かる峰谷橋を渡ってすぐを右折し急な坂道を登ってすぐ。
コンクリ造箱形の建物ながら、玄関まわりは重厚な造りで雰囲気があります。


【写真 上(左)】 湖畔からの遠望
【写真 下(右)】 帳場前

浴場は玄関を上がらずに裏手にまわったところ。
檜風呂(檜造1-2人)と大風呂(タイル貼3-4人)が別棟でありハダカ移動不可。
どちらかの入浴で、両方チェックしましたが湯面からイオウの気配が感じられた大風呂にしました。
空いているときはグループ単位で貸し切りができるようです。


【写真 上(左)】 別棟の湯小屋
【写真 下(右)】 檜風呂

奥多摩湖と湖を渡るドラム缶橋(浮橋)を見下ろす小さいながらもあかるい浴室に、味のあるタイル浴槽がひとつ。
赤茶に色づいた石の湯口から熱湯を投入で他に側面注入、側面吸湯ありでオーバーフローなしの循環仕様。
これはローリーなのでいたしかたないところ。


【写真 上(左)】 奥多摩湖の眺め
【写真 下(右)】 ドラム缶橋

カラン4、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
土曜14時で独占貸切。
カランはぬる湯に調整するとほこほことした味になるので、一部温泉使用かも・・・。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 浴槽

かすかに白濁したお湯には少量ながら白い湯の花がただよい、よわいヌルすべのあるやわらかなお湯。
湯口でかすかなタマゴ味?。甘いイオウ臭がうっすらと湯面でも香ってびっくり。
湯口ではイオウ臭は感じられなかったので、注入湯が源泉かもしれません。
熱湯のせいもありますが、えらくあたたまるお湯です。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯色&湯口

成分の薄い源泉のローリー&循環湯とは思えない満足度の高いお湯で、よほどお宿の湯づかいがうまいのでしょうか。
奥多摩というと、どうも薄い源泉のバリ循ゲキ混み湯を連想してしまい、なかなか足が向かないのですが、予想を上まわるいいお湯でした。

単純硫黄温泉(Na-(CO3)・HCO3型) 30.2℃、pH=9.68、370L/min掘削揚湯、成分総計=0.341mg/kg
Na^+=87.5mg/kg (98.76mval%)、F^-=2.4、Cl^-=11.0 (8.07)、HS^-=4.6、HCO_3^-=64.7 (27.60)、CO_3^2-=52.2 (45.31)、陽イオン計=88.8 (3.85mval)、陰イオン計=156.5 (3.84mval)、メタけい酸=96.0、硫化水素=---- <H3.7.1分析>

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 奥多摩手造り味噌 〕
「手造り工房 四季の家」(奥多摩総合開発)でつくられる本格手造り味噌。
国産の大粒大豆を100%使用し、昔ながらの方法でていねいに仕込み、一年間じっくりと熟成させた天然醸造の手造り味噌で、通販でお取り寄せもできます。
(「手造り工房 四季の家」HPなどを参考。)

〔 2011/08/10内容補強のうえUP (2004/09/19レポ (2004/04入湯)) 〕


E139.1.5.360N35.46.29.370
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■ 馬頭温泉 「いさみ館」 〔 Pick Up温泉 〕




馬頭温泉 「いさみ館」
住 所 :栃木県那須郡那珂川町小口1616 (旧 那須郡馬頭町)
電 話 :0287-92-4126
時 間 :10:00~15:00(要事前確認、震災の影響で現在、入浴時間は14時~となっているようです。)
料 金 :300円?
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (栃木の温泉宿(求人ジャーナル社))

いまは那珂川町となった旧馬頭町エリアにはいくつかの温泉があって、”馬頭温泉郷”と呼ばれています。
馬頭には小口温泉、広瀬温泉(広瀬温泉管理組合源泉)、那珂川温泉(那珂川温泉開発源泉・広瀬温泉組合)の3系統の共同配湯泉があると目されますが、ここは広瀬温泉をつかう湯宿です。


【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 民芸調の館内

那珂川の河畔にある古民家風の宿で、使用している木材はすべて古い農家から譲り受けたものだそう。
和シックな館内は手入れもいき届いています。
料理は川魚、馬刺、山菜などのスローフード系らしくリピーターが多そう。
日帰り料理プラン(平日限定)も充実しています。
なお、入浴時は一浴料金300円とゲキ安でしたが、いまは変更になっているかもしれません。


【写真 上(左)】 シックなテラス
【写真 下(右)】 凝った調度類

浴場は男女別に内湯と露天。
男湯は内湯に白壁&瓦屋根が設えられた雰囲気あるもの。
内湯、露天とも那珂川の流れが見渡せるナイスロケです。


【写真 上(左)】 男湯入口
【写真 下(右)】 脱衣所

内湯は木&黒みかげ石枠石敷き10人位、露天は木枠の舟形浴槽で、側面は石、底は小石敷きになっています。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 露天-1

カラン5、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
カランは硬水のイメージがあり、井水か、もしかして源泉かと思います。
土曜14時で独占~2人。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 露天-2

内湯は竹樋から樹脂製ケースに囲まれた水車に注ぎ込んでの投入で30L/minほどか・・・。
槽内排湯は不明ですが、投入量とほぼ同量をざんざこに流し出し。
露天は木の湯口から熱湯を注入でここも槽内排湯は不明ですが、入ると大量にオーバーフローします。
掲示はろ過循環でしたが、露天はお湯の感じからしてかけ流しかそれに近い湯づかいとみました。

内湯はうすく白濁してうす茶の浮遊物。
味不明、よわくシャープな草臭が香り、馬頭のお湯らしいヌルすべと明瞭なとろみがあります。


【写真 上(左)】 露天の湯口
【写真 下(右)】 露天の湯色

露天は緑褐色透明度60~70cmのうすにごり湯で、黒とうす茶の湯の花が舞っています。
微塩味+芒硝味?でシャープな草臭にかすかにイオウ臭が混じるかも・・・。
ヌルすべととろみは内湯よりつよめです。

湯切れよく、浴後に爽快感のでる上質なお湯は、さすがに馬頭温泉。
雄大な那珂川の流れを眺めながら質のよいお湯を楽しめる、いいお宿だと思います。

馬頭周辺には、那珂川温泉八溝温泉宝来の湯「湯の宿 城の台荘」など、しみじみといいお湯が多いのでハシゴしてみるのもいいかも?
このあたりは鮎の名所で、夏から秋にかけてヤナがたくさんかかるので、それとからめて訪れるのも面白いかもしれません。(さりげに蕎麦も美味いところ)

〔 源泉名:広瀬温泉利用組合源泉 〕
アルカリ性単純温泉 48.5℃、pH=9.3、湧出量不明、成分総計=618mg/kg
Na^+=171.7mg/kg、Ca^2+=11.5、Fe^2+=2.0、F^-=3.5、Cl^-=63.4、HS^-=0.9、SO_4^2-=166.4、HCO_3^-=80.3、CO_3^2-=42.7、陽イオン計=189.2、陰イオン計=360.6、メタけい酸=68.1 <H5.5.14分析>

<温泉利用掲示>
加水:源泉を常時加水、夏季は一定期間源泉と井戸水を加水 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり

■ブランドグルメ
〔 馬頭の馬刺し 〕
”馬頭町”の名は本尊に馬頭観世音菩薩を祀る「馬頭院」に由来するものと思われますが、ふるくから馬肉の美味しいところとしても知られています。
(ちなみに近世以降、馬頭観世音菩薩は荷役馬の供養の意味で祀られることも多く、馬とかかわりのふかい土地に多くみられます。)
とくに名物とされているのが”馬刺し”。
商店街などでふつうに売られているほか、「道の駅ばとう」には馬刺し定食もあります。

〔 2011/08/10UP (2006/09入湯) 〕


E140.8.30.380N36.46.7.329
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