気楽に♪

ゆったりと自然体で、気楽に過す私流・・・  (無断転用禁・著作は放棄せず)

強風

2010年01月02日 10時34分24秒 | あれこれ
暮れから正月、ほぼ毎日強風が…
何かが「ゴロン」と音を立てるたび
何事??と外をのぞく事がしばしばです。

何時間もかけて丁寧にかけた野菜の支柱は
ビニールごと無残に抜けてへし折れたり…

プラスチックのバケツは
いとも簡単にヒビが入ったりと
被害はそれなりあって、ちょっとショボンともするのですが…。

自然には到底太刀打ちできませんから
首をうなだれて、見ないようにしています。

予報の等圧線の混み具合を見て
あ~~あ、また強風かぁ~~と大きなため息をついています。

何事も、気持ちを込め過ぎた行為には
一団と愛着が有る訳で・・・。
あんなに頑張って土と格闘した菜園の野菜たちが
ヘナヘナとなっているのを見るのは
こちらの心もヘナヘナで
情けない気持ちになるのは至極当然ではあるのですが…。

あ~~、猛威には勝てません。
ひたすら、桜の季節が来るのを
心を痛めながら待つしかないようです。


雪の朝

2010年01月02日 09時59分21秒 | あれこれ
正月に雪と言うのも、何だかしっとりして
静かな気分になれるものですね。

誰も歩いていない道に自分の足跡が付き
振り返るとその歩き方まで見えてきて
自分の生き方の歩みの様に見えてきたりして・・・。

まっすぐ歩いているつもりでも少し曲がっていたり
歩幅が狭かったり
引きずるように歩いていたり
ハの字になっていたり…

面白いものですね。

雪の朝だけに出来る遊びです。

そうそう、フーッと雪を吹いて
パァーッと舞い上がり、自分の顔にかかり
自分でした事に苦笑したり…

そういえば、今朝NHKで南禅寺界隈の番組が有り
なるほど南禅寺は超大金持ちが競うように邸宅を建てた
地域だったのか…と、自分の知識の無さに驚きながら見ていて
以前読んだ「佐竹本・六歌仙絵巻」の流転物語を思い出した。

明治期の大転換期に
それはそれは大金持ちが沢山生まれ
一方で没落していく貴族や殿様達の「宝物」が
市場に流れ、金持ちはこぞって買いあさった訳です…

その「宝物」も、所有者の栄枯盛衰の中で流転し
諸行無常の響きのなかで、運の良い物は美術館蔵となり
今、我々が見る事が出来る展示物になっている訳です。

それはさておき、南禅寺界隈の大邸宅群
それぞれ個人が建てたにしては
実に景観が整っていて、明治の人の美意識に驚いています。

振り返って今はどうでしょう??

和を基調とした町並みで有ろうが
自然景観を基調とした町並みで有ろうが
自分がお金を出して建てる家(工場・ビル)だ!文句あるか!とばかりに
町並みや景観を無視した建物が建ち
驚くように街の景観を乱すことが往々にしてありますね。

国の「景観施策」が立ち遅れているせいも有りましょうが…
国民性も有るのではないでしょうか??
ちょっと我儘かな~~~と、思うようなものが
目に刺さるように飛び込んでくる光景を
あちこちで見かけるのは残念な事です。

それを思うと、(そういった所ばかり映像化したのかもしれませんが)
南禅寺界隈の邸宅群は、ひとつの町並み景観を醸し出していると思うのです。

明治男達は、それなりの気骨と美意識、文化的思想を
しっかり身に着けていたのでしょうね~。

もうお亡くなりになりましたが、
当地域でも大きな茅葺民家を守り通した
Oさんは、明治男の気骨を十分伝える素敵な方でした。

目下の人に対しても言葉遣いが大変丁寧で
しかも背筋すきっと姿勢良く、凛とした感じが大好きでした。

玉に遊びに行くのが楽しみで、その家の古い歴史や習慣・・・
それを守る姿を間近に見ていたので
一層、「守ること」の姿勢の美しさを感じたのかもしれません。

天気:

※ 2005-1-2の雪の朝です。
白樺も倒れて無くなってしまいました…。
時は知らず知らずのうちに、模様替えしていくのですね~。