シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

新聞広告に載る

2007-07-11 17:20:24 | 日常から
このたび、新聞広告に、
私が掲載されることになった。

といっても、地元地域だけに配られている、
ミニコミ紙のようなものだ。
商店街の広告や、ちょっとしたコラムなど、
数ページにわたって掲載されている。

新聞の折込広告として、
月に一度、入ってくる。
その、地元で仕事をしている人達の紹介コーナー。
連載物で、次の人を紹介しながら進んでいく、
リレー形式である。


私の前号は、近所の建設関係の人。
地域活動でも一緒の、良き先輩的な人だ。
その人が、『次、指名したから頼むよ』と言ってきた。

そして昨日、取材が来た。
若い女性だったが、質問は決まっている感じで、
私はただ、それに答えれば良いだけだった。


『店の仕事で、一番気をつけている所は?』
『子供の頃、どの辺で遊んでいましたか?』 
『この町の好きな所、嫌いな所は?』
『座右の銘は何ですか?』

素直に受け答えした私。
取材の彼女が感心する。
『すごく具体的に、ハッキリ答えて下さって助かります』

皆、適当に答えているのだろうか・・?
たしかにそういう人は、編集する方は大変だ。

しかし、その彼女が一番驚いたのは、この質問。
『年齢はおいくつでしょうか?』
「44です」
『エーッ!? 全然見えないですぅ』

『お子さんは、おいくつですか?』
「高1の長男、中2の長女・・」
『エーッ!? そんな大きい子がいらっしゃるんですかー?』

でも、このやり取りは掲載されないだろう。
これはあくまでも、雑談の範囲。
でもちょっと、反映されたら嬉しいな・・
などとも思ったが。


『最後の質問です。 今の夢を語って下さい』
今度は私がエーッ!? である。
この歳になって、もう夢も何もないのだが・・。

ただ、ここで、
「家族と幸せに暮らせること」とか、
「商売繁盛すること」とか、
「世界が平和になること」とか、

そんなのは、あまりにもつまらなすぎる。

私、という人物を紹介してもらうのだから、
私、という人物を語りたい。

そして、答えた。

「一番の夢は・・ 旧東海道を歩いて京都まで行くこと。
歩くと二週間程かかるんです。
だから二週間、仕事を休んで歩いてみたい!」

これは、私が若い頃からの夢だ。
でも、夢・・というには、
ちょっとこじんまりしているかもしれない。

だけど、「ヨットで太平洋横断」「自転車で日本一周」
それと同じくらい、私の中では「夢」なのである。


顔写真も掲載されるので、写真も撮られた。
選挙の候補者のようだ。
もうすぐ、新聞と一緒に、
私の「夢」が地域に配られる。