シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

男泣き

2007-07-23 18:30:42 | 日常から
おととい、私が代表になっている地域活動で、
暑気払いを行なった。

ビールやサワー、寿司にピザなど、
料理をたくさん並べ、
久しぶりに盛り上がった。

OBの先輩をお呼びし、
コンパニオンの女の子も加え、
楽しいひとときを過ごした。


しかし、


今、この会は、少し皆の足並みが揃わなくなっている。
規律が悪いのではなく、
毎回、出席者が少ないのだ。
このご時勢、皆、仕事が優先になってしまう。
宴会といって、喜んで来る者も少なくなった。

そして、皆、家庭の父親である。
この日も、子供が熱を出したため、
残念ながら欠席した者もいた。


ひとり、
奥様が病気の者がいる。
入院生活を送っているのだが、
良い経過が聞かれない。


コンパニオンの子達が帰り、
少し静まった頃、
私達は本音をぶつけあった。

全員酒が入っていた。
だから、ぶつけあった。
私達は皆、おとなしく真面目なメンバーばかりだ。
普段は、仲間の悪口など決して言わない。

私から皆に、言いたいことを言った。
皆も、私に対していろんな事を言った。
黙って聞いていたOBも、
たくさんの意見を出してくれた。


奥様が入院中の彼も来た。
子供を風呂に入れたあと、駆けつけたのだ。
『みんなに謝りに来ました』

「なんで謝るんだ?」

『休んでばかりで、迷惑かけて・・』

OBの一人が、そこで言った。
「お前ら、ひとりひとり、大事なものを考えろ!」

そのOBは、まだ若い頃、父を亡くした人だ。

私が言おうとしたことを、その人が言ってくれた。
私が言うより、ずっと説得力があった。


最後に私が言った。
「みんなが好きだから、ずっと代表をやっている。
みんなも、私の事を好きだったら、協力して下さい」

隣で、
私のすぐ下で頑張ってくれている、副代表が言う。
「家族も仕事も、この仲間も大事に考えてくれよ」

そこで皆、泣いた。
なぜか、私も泣けた。

いいメンバーだ。


みんな、つらいけど頑張ろう。